仕事やプライベートにおいて、自分と合わない、嫌だと感じる人はいるものです。反対に、理由はわからないけれどあなたのことを嫌ってくる人もいることでしょう。
プライベートであれば、避けることや付き合いをやめることもできますが、仕事のように定期的にやり取りをしなければならない、または顔を合わせなければならない環境となればそうはいきません。

なかでも攻撃的な人と接するときは、心身共にストレスを感じ、とても疲れます。
「嫌いだ」「気に入らない」など見下すような言葉や態度による攻撃をまともに受けてしまえば、あなたはエネルギーをかなり消耗してしまうことになるでしょう。

周りからの「気にすることないよ」という声掛けがあっても心がスッキリしないときだってあります。その状況が、新環境であれば尚更です。

日常のストレスは、できるだけため込みたくないもの。攻撃的な人の言葉や態度を回避するには、どのように対処していけばよいのでしょうか。

攻撃的な人の心理や特徴、見下す態度についてや言葉の攻撃を回避する方法などを詳しくお伝えしていきます。
攻撃的な人に疲れている人や、どのように接していいか戸惑っている人に、ぜひ参考にしてもらいたいと思います。


出典: Pixabay

攻撃的な人は、なぜ攻撃してくるのか。攻撃的な人の心理状況とは?

そもそもなぜ攻撃的な人は、他者に対して見下したような態度を取ったり、強い口調で「口撃」するなど、人に対して当たりが強くなるのでしょうか?

攻撃的な人は、要件以外にも文句や余計な一言を相手の心にズケズケと放り込んできます。不当な対応に納得できず、理由や状況説明をしようとしても全てが言い訳となることや、聞く耳を持たず話を遮られるということもあります。
そのような状況では、胃の中に漬物石が入っているような気分にもなります。

攻撃的な人には「ストレスが溜まっている」「寂しさを抱えている」という心理が隠されていることが多くあります。
例えば、「人間関係を上手く築くことができず寂しさを感じている」「仕事が思うように進行せず焦りや苛立ちを抱えている」「思っていることを論理的に上手く相手に伝えることが苦手である」などです。

このような場合、こちらが穏やかに接することで態度が変わることもあります。それでも攻撃的な接し方が変わらないならば、関心を示さなくていいのかなと思います。どうやっても分かり合えないということもあるからです。

もし攻撃的な人がいたならば、下記の5つの対処法を試してみてください。

攻撃的な人がいたら試してほしい対処法5選

【攻撃してきたことにアドバイスを求める】

攻撃的な人が自分に対しなぜ攻撃してきたのかを、感情的にならず原因を探ってみます。例えば、「注意されたことをすぐ忘れる」「仕事が遅い」「やる気のない態度が気に入らない」など、相手の言葉を冷静に聞き、自分に非がないか、見直すべき点がないかを考えてみるのです。もし相手の攻撃に一理あるならば態度や行動を改善していきます。

ですが、自分に非がなく仕事の期日や時間を守るなど、日常のやるべきことをこなしている場合は、攻撃してくる内容に対し相手にアドバイスを求めてみます。「〇〇さんのように、機転が効くようになるにはどうしたらいいですか」「〇〇さんは、どのようにしていくつもの仕事を同時にこなしているのですか」など。

攻撃する相手に、自分は有能な人間だと思われているという不意打ちを仕掛けてみるのです。自分を肯定されることで、攻撃的な心が落ち着くことがあります。

【攻撃的な人を褒める】

攻撃的な人も同じ人間です。少し時間がかかることもありますが、穏やかに接し良い点を見つけて褒めることをしてみれば、心が満たされて態度が変化することもあります。攻撃的な人は、自分を認めてほしいという思いが心の奥に潜んでいることもあるからです。

「先日教えていただいたアドバイスのおかげで仕事が捗り助かりました」「いつも〇〇さんは、小物のセンスがいいですね」など。その場合、一度や二度では変わらないこともありますが、笑顔で誠実な心を示されて嬉しくない人はいません。

ただ攻撃的な人が「この人は気持ちよく過ごせる相手」という認識に執着してしまうと付き合いを強要してくることもあります。自分が気持ちよく過ごせる程度の距離感を考えることは必要になります。

【返答は必要最低限でいい】

攻撃的な態度をとる人は、正当化した自分の考えをあまり変えることがありません。自分の考えが絶対であり、自分を認めてほしいという思いがあります。その資質があまりにも強い場合、ひどく不当な扱いを受けるときもあります。

そのようなときは「承知しました」「申し訳ございません」とだけ答えておけばいいと思います。多くを語らない方が、面倒なことや自分が悪い立場になること、攻撃を増幅させることを避けることができるからです。

また、攻撃的な人は、攻撃のスイッチが不意に入ることがあります。「なぜ急に怒り出したの?」という急な攻撃のきっかけが、こちらの言葉にあるということもあります。多くを語らないほうが得策ということも。不当な扱いには反論したくもなりますが、攻撃を長引かせないよう、そこは感情を無にして必要最低限の受け答えに。

【攻撃を力に変える】

攻撃的な人は、自分のほうが優位に立てる相手に矛先を向けてくる場合があります。自分よりもダメな人間だと見下した態度を取られるときは、悔しさや怒りが込み上げ感情的に反論したくもなります。ですが、そこでこちらが論理的に説明をしても相手の心にはなかなか響きません。

そのストレスを軽減する対処法は、悔しさや怒りを力に変換するのです。仕事や趣味の知識を増やすことや自分が一生懸命できることを充実させるなど、相手を見返す原動力にしてしまえばいいのです。

【エネルギーを奪われない防御方法】

攻撃的な人は、エネルギーを奪います。防御する方法は簡単、自分が大きなシャボン玉の中にいて守られていることをイメージするだけです。この方法は、相手にエネルギーを奪われることも、自分のエネルギーを消耗することも防いでくれます。ストレスを受ける相手とのエネルギーの交流を遮断する効果があるのです。ちょっとしたイメージ法ですが意外と効果がありますのでぜひ試してみてください。

人混みで疲れてしまう人や、人と会うとき緊張してしまう人にも効果があります。心を守りたいとき、休めたいとき、癒したいとき、ぜひイメージしてみてください。


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慕われる人に

攻撃的な人と関わらなくてはならない日常は、心身が疲弊します。そのストレスにより自分の時間も思いっきり楽しめなくなることもあります。なぜ、このような状況が自分のところにやってきたのでしょう。

攻撃的な人と出会わないことは、その分ストレスを受けずに済みます。気分がいいし仕事やプライベートも充実します。ですが、攻撃されたときの気持ちは、想像ができても理解することはできません。もし一度でも経験することがあれば、辛い感情を味わうこと、辛い環境からの抜け出し方を考えること、そのときの心の状況を知ることができます。

私があるファッションブランドの店でアルバイトをしていたときのことです。一人のマネージャーが、何か問題が起こる度に、私が原因だと指摘して来ました。レジ締めの金額が合わないことや、洋服をディスプレイする位置や洋服のたたみ方が違うなど、私ではないことがわかっても謝ることはありませんでした。自分は間違ったことはしていない、そう思っても気持ちが沈むことがありました。

そのようなとき、同じアルバイトの女性が私を元気にしてくれました。

「私も入ったばかりのときは、よく疑われました。何かわからないことや不安なことがあったら、いつでも聞いてください。自信持って何でもできたほうが疑われずすむし、強気で入れますからね。気にせず頑張りましょう」

そう彼女は笑顔で言い、新しく入ってくるアイテムの特徴や私が覚えていない業務も雑談の中で教えてくれました。彼女の顔を見ると元気になることができ安心感もわき、仕事にやりがいを感じることができました。とてもありがたく嬉しく心の底から「ありがとう」という気持ちにもなりました。

仕事やプライベートでも関わりのある人が、どのような気持ちで、どのようなことをしているのか、そのような考えに少しだけ時間を使ってみること。たとえ攻撃してくる人だとしても、少しだけ関心や興味を示めしてみるのです。それをされた人は、実はとっても嬉しい。

子どもたちの「ママ見て〜」は子どもだけではなく、大人も一緒なのです。元気が出るし安心できたりもします。「あの人の話ならば聞きたい!耳を傾けたい!」そう思わせる魅力とは、そんなところで育っていくのかなと思うのです。

スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU

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