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松の明けは、住んでいる場所によって違う⁈鏡開きと左義長と小正月

 

帰省もままならない異例の年末年始となりましたが、皆さまはどのようにお過ごしになりましたか?
昨日の7日、春の七草を頂き『松の内』も明けて、お正月気分も切り替えたよ、とおっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

なにげなくお正月に使う『松の内』という言葉ですが、どういった意味があり、期間はいつまでか知っていますか?
また、松の明けの日も、住んでいる地方によって違うのです。

 

今回は、その松の内と明け、以前の成人の日である1月15日の小正月に行われる行事についてミラクルナビらぶちゃんがお話します。


出典:無料素材画像 イラストAC

 

 

◇松の内と呼ばれる期間は、地方により違う

 

お正月の歳神さまがいらっしゃる期間を松の内と言うのですが、この松の内の期間は、お住いの地域により違うことをご存知でしたか?
関東は、昨日、1月7日までを「松の内」と呼ぶことが多いのですが、主に関西では元旦~1月15日の小正月までを松の内と呼ぶことが多いようです。

 

江戸時代初期まで、松の内の期間は全国同じく小正月である1月15日までで、松の内が明け5日後の20日に鏡開きという流れだったのですが、1651年4月20日に徳川家光公が亡くなり、毎月20日が『月命日』となったことから、20日におめでたい行事を行うことに異論を唱える者も出て、松の内が7日まで鏡開きが11日というのが関東近辺では一般的になりました。

 

江戸から離れるにつれ、そうした通達もあいまいになり、西日本など関西方面の松の明けはこれまで通り15日、東海・中部地方は15日と7日が混在し、現在に至ります。

 

 

◇松の内が明けたらする鏡開き

 

松の内が明け、お供えしていた鏡餅を割るのが鏡開きです。
鏡餅は、我々の物質界に歳神さまが留まるための仮の姿で歳神さまの依り代だと言われています。

 

鏡餅を三種の神器の一つ「八咫鏡」を模したものであるという説もあります。
お祝いの席で樽酒をふるまう際、その蓋を鏡と呼ぶことに由来し、鏡餅と呼ばれるようになったという話もあります。

 

大きなお餅なので分けて小さくしいただくことが多いですが、なぜ開くと言う言葉を使うかご存知ですか?
この鏡餅を食べる際に、「切る」という言葉が使われないのは、武士が切腹を連想する言葉を意味嫌ったため、木槌などで割り食したためと言われています。


出典:無料素材画像 イラストAC

 

 

◇小正月にはどんなことをするの?

 

1月15日、または1月14日から1月16日までの一連の行事を小正月と言います。
先でお話した松の内を大正月と呼ぶこともあります。
小正月は、女正月とも呼ばれ大掃除やおせち作りで大忙しだった女性が一段落し、正月を感じるひと時ということに由来します。

 

この小正月に行われる代表的な行事が、左義長(どんど焼き)です。
今年飾った門松やしめ飾りを燃やす火祭りの風習です。
こちらも松の内の期間のように、地方により呼び方に違いがあります。

 

燃やすのはしめ飾りだけではなく、新年に書いた書初めも一緒に燃やし、その炎や煙が天高く昇ると書に込めた願いが叶う、書が上達するという言い伝えがあります。

 

小正月には、十五日粥と呼ばれる小豆粥を食べる風習が残っている場所もあります。
この小豆粥を用いて、1年の天候や作物の豊凶を占う、粥占(かゆうら)という行事を耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
煮え上がったお粥に竹筒などを入れかき回し、棒についた米粒や小豆の数で占う神事です。

 

今は、一般家庭で行われることは少なくなり、神社の祭礼で行われます。
その結果を掲げている神社もあるので、ぜひ探してみてください。

 


photo by ミラクルナビらぶちゃん

 

15日頃まではまだ、お正月の行事が続きます。
どんど焼きや小豆粥なども小正月に楽しんではいかがでしょうか。

 

 

日本酒ナビゲーター:ミラクルナビらぶちゃん

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WRITTEN BY ミラクルナビ らぶちゃん

ミラクルナビ らぶちゃん
日本酒ナビゲーターで、占い師、セラピスト。以前の職を生かしメイクレッスンやフェイシャルエステなど美容...