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【手相】これは頭脳線?運命線?センスの良い線は○○○の線!
■急下降する頭脳線と斜めに昇る運命線の区別と意味の違い
頭脳線(知能線)は、下図のように人差し指と親指の根元の間から出て、小指の下の方へ延びる線で、物事の志向性や頭の使い方を示し、考え方・適職などの鑑定に使われます。
運命線は、手の平の下から昇る線で中指の下に向かう線です。
短い線の人もいれば、数本ある人もいて、始点は決まっておらず、いろいろな場所から昇る可能性のある線で、意志の現れ方やその人の主体性を示します。
photo by 花岡正人
そのため、どの時期にどのような頑張りや意志を持っていたかを鑑定するため、「流年法」により運勢を観る線にも使われます。
基本的には講座や書籍でもこの二つの線を分かりやすく区別できるように書いてありますが、頭脳線の先端が垂れ下がり、創造性を意味する「月丘」へ向かう線と、運命線が「月丘」から昇り頭脳線と繋がる線は部分的にどちらの線になるのかを判断することが難しい場合があります。
今回は、その区別と意味に違いが現れるのかを読み解いていきたいと思います。
■月丘に向かう頭脳線と月丘から昇る運命線は結局同じ意味?
上図のように垂れ下がる(月丘に向かう)頭脳線や、月丘から斜め上に昇る運命線はよく観る線ですが、どちらも創造性の豊かさを意味する「月丘」に影響を受ける線なので、結果的に同じような意味になります。
そのため、上画像のような迷いやすい線であってもどちらかに決めつける必要はないのですが、それぞれの意味を知ってどちらの意味も併せ持った才能や資質であることを考慮して観るのがベストです。
▼垂れ下がる(月丘に向かう)頭脳線
月丘の意味する「創造性、感受性の豊かさ」「美的・芸術センスが高い」文系的な感性が優位な志向性を持っています。
<運命線と区別する、頭脳線の特徴的な見え方(例外もあります)>
- 頭脳線の濃さ・太さが運命線と交差しても連続的に観える
- 頭脳線らしい湾曲(垂れ下がるように下降する)に観える
- 根元から延びてきた頭脳線と繋がり上に突き抜けては観えない
▼月丘から斜め上に昇る運命線
真下から昇る運命線は「自力での信念の強い頑固さ」が現れやすい主体性がありますが、月丘から昇る運命線は、月丘の意味する「創造性、感受性の豊かさ」「美的・芸術センスが高い」文系的な感性を培っていく強い意志の表れを示すため、感受性豊かに人と関わり、人のためにも動けるので、引き立ててもらいやすい「人気線」とも言われます。
頭脳線が月丘に向かうと、創造性豊かな才能を持った志向がありますが、運命線が月丘から昇る人は、創造性を自ら作り上げてきた運勢(もしくは周りから与えられてきた運勢)として捉えます。
<頭脳線と区別する、運命線の特徴的な見え方(例外もあります)>
- 運命線の濃さ・太さが頭脳線と交差しても連続的に観える
- 運命線らしい湾曲(中指の下へ向かって伸びている)
- 頭脳線で止まらず少しでも上に突き抜けている
ここで、迷いやすいのが上図のように、頭脳線が二股に分かれていて(分かれていない場合でも)、運命線と交差したところから折れ曲がるように急降下した場合、頭脳線ではなく運命線の連続的流れに観える場合もあるため、これはどちらなの?という質問が生まれます。
頭脳線より上に少しでも突き抜ければ運命線であると言う鑑定師の方もいますが、運命線は1本だけでなく、上図のように真下から昇る運命線とちょうど頭脳線で交わることもよくあります。
その場合は、頭脳線より上の運命線がどちらであるかの判断が難しくなるので、熟練した鑑定師に観てもらうのがベストですが、意味としては、大筋で同じような方向性になると捉えて問題ありません。
<二股に分かれる頭脳線と捉えた場合>
最近は「ライター線」などとも言われているようです。
文章能力が高いということも言えますが、現実的な面と創造的な面を併せ持って観察できる才能と捉え、マルチな志向性の表れとなります。
垂れ下がる頭脳線の方が強く濃く現れていれば、創造性の能力の方が高い人と言えます。
(別記事「頭脳線が分岐しているのは文才がある線なの?」参照)
<折れ曲がるように急降下する頭脳線>
二股に分かれていてもいなくても、途中から急降下する頭脳線を持っている人がいます。
この場合は、折れ曲がるまでは直線的に横に伸びた頭脳線のため、「現実的、論理的、合理的」な理系的カチっとした志向性を根元に持ち、さらに垂れ下がり月丘にも伸びる頭脳線を併せ持っているという捉え方となるため、「創造性(想像性)、感受性の豊かさ」も発揮できるマルチでとても頭脳明晰な実行力の高い能力が現れます。
出典: Pixabay
■線の方向の意味を忘れても「丘」の意味を押さえればOK!
このように、それぞれの線の意味はあるものの、同じ月丘の影響を受けて、創造性豊かな感性を活かした才能が現れたり人気を得やすい運勢を持った人であることでは一致しています。
手相学では、線の意味が複雑で挫折する方が多いのですが、線の意味を覚える前に「丘」の意味をしっかり学ぶことにより、線の意味を忘れても丘の意味から想像して判断することが出来ます。
そして、補助的な線や紋様(印)なども丘と関連付けて自分なりの鑑定を作り上げていくことが出来る学問として楽しめます。
手相に興味を持っていただいた方は、ぜひ、教科書通りではない「自ら創造する手相鑑定」を楽しんでいただければ幸いです。
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