■頭脳線の流れる方向で分かるあなたの資質・志向性
皆さんの頭脳線はどの方向に延びていますか?
頭脳線は、その人の頭の使い方が現れやすく、考え方や志向性の個性を観ることができます。そのため、お子さんの才能を見極めたり、適職診断をしたり、恋愛志向を探ったりする鑑定にもよく使われます。
下図のように、親指と人差し指の根元の間から小指の下の方へ延びていく太い線を「頭脳線/知能線」といいます。
出展:花岡正人
見た目のイメージで構いません。
あなたの頭脳線は、図の「A」のように上の方に延びていますか?
または、「C・D・E」のように下の方へ垂れ下がっていますか?
二股に分かれたり二本ある人などは、より太くてはっきり見える方を重視してください。
そうでない方の資質も補助的に持っていることにもなります。
■上の方に直線的な人は理系志向、下に垂れ下がる人は文系志向
上図の「B」のように、小指下の第二火星丘と月丘の間程度(小指根元から手首までの真ん中くらいの位置)であれば、理系・文系志向の間となり、常識的標準志向となりバランスのとれたマルチタイプと言えます。
★直線的に上の方に延びる人は、現実的・論理的思考のカッチリタイプ
上図の「A」のように、まっすぐ横に頭脳線が流れて小指下の上の方(第二火星丘)に延びている人は、理系志向(現実的・論理的・合理的・物質的)タイプと言えます。
現実的ですので、物事を堅実にまじめにコツコツこなしていく人が多く、マニュアル的な仕事でもソツなくこなせます。
そのため、頑固にもなりやすく、頭が硬いなどとも思われてしまいますが、公務員や銀行員、医者、弁護士などカチっとした仕事が向いていて、事務経理なども含め、幅の広い職種に対応しやすいので、現代社会では適応しやすいです。
もし、この線の人にプレゼントをするならば、手作りのものや苦労して入手したような情を大切にしたものより、商品券や宝石など価値の分かるものをあげた方が喜ばれます。
直線的に上の方にいくほどその志向は強くでるため、ラウンドもなく真横に延びるような頭脳線の場合は、利己的になってしまい自分の損得で考えてしまったり、正義感が強すぎて人への情や柔軟な志向が弱くなってしまう可能性があります。
★垂れ下がるように下の方へ延びる人は、創造的・精神的思考の感性タイプ
上図の「C・D・E」のように、頭脳線が下の方(月丘)へ垂れ下がる人は、文系志向(創造力・芸術的センスがある、感性の豊かな)タイプと言えます。
想像力が豊かですので、こだわりや理想も高く、好き嫌いもはっきりしていて、アイデアや専門的個性を活かすのは得意ですが、マニュアル的な仕事はすぐ飽きてしまうような、自由人的志向が高くなります。
そのため、柔軟な志向や手先の器用さなどを活かし、デザイナーやアクターなど、芸術・ファッション・音楽・舞台・講演など、自分の個性を活かして楽しく自由に表現できる仕事が向いています。研究や企画、職人系のこだわった仕事も向いていますが、好きな事でないとすぐつまらなくなる傾向にあるので、こだわって突き詰めてスペシャリストになるくらいの努力や経験を積むと、成功者として大成する資質を持っています。
その傾向は、頭脳線が下に垂れ下がるほど強く表れますが、「C⇒D⇒E」となるにつれ、想像力が空想や妄想になってしまい、精神的負担が大きくなっていきます。
自信が持てず、精神疾患やクヨクヨしやすい性格になりがちですが、経験や努力を積んで自信を持つと一気に才能が現実的に開花します。
想像力が豊かなこのタイプは、現実逃避しやすく夢を高く持つ傾向にあって苦労もしやすいので、現実的な志向性を持った友人にいつでも相談できるような環境を作るのも大切です。
■相性の良さは同じ志向の人とは限らない
一般的に、相性の良い相手というのは自分と同じ志向性の人という考えがありますので、頭脳線の方向も同じタイプの人同士の方が、考え方が近くて、すぐに話が合ったり、息が合いやすいとは言えます。
しかし、同じ考えの人は、隠す短所も同じで好きな考え方ばかりで同調するので、お互いの足りない部分を補ったり高め合ったりする関係がなく、成長がありません。
そして、長い付き合いになると飽きやすく、同じ志向のこだわりの部分でぶつかるようになるのです。
時折合う友達や仕事仲間、知り合いなどなら同じタイプの人との相性は良いですが、親友やパートナーと呼べる人とは、初めは合わないな~、と思いつつ話しているうちに「自分にないものを持っていて魅かれる(惹かれる)」という人との関係は、自分を成長させますので、ぜひ頭脳線を見て良い関係を築いていただければ幸いです。
手相セラピスト:花岡正人