【手相】今年の成功予兆の開運線を見逃さないで!

生命線から出ている、昇る細かい線「開運線」が出ていませんか?

手相の主要線となる、生命線や感情線、頭脳線などは、変化していくことがあり、自ら運勢を変えていくということも行動や意識の変化で可能なのですが、その太い線自体を大きく変えることは、よほどの環境の変化や身体の変化がないと変わりづらいです。
変わりづらい主要線は、資質や個性として観ることができますが、その大きな線から出る、細かい支線や横切る線などは、その時々の運勢や体調により、出たり消えたりするのです。

 


photo by 花岡正人
 

その変化に気付くことが手相では大切で、常日頃手相を観ていくことで、行動を起こす時や身体を休める時など、充電する期間を見定めることが出来ます。

今回は、生命線から出る「開運線」についてお話させていただきます。
今のあなたが、開運しやすい時なのかが分かるので、ぜひご自身の手でチェックしてみてくださいね。
 

■長さや昇る方向で意味が変わる「開運線」

開運線は、生命線から細く短く(頭脳線を横切らない程度)、上に昇る支線を指します。
長い場合や太い場合、または生命線を横切っていた場合などは、鑑定師により解釈が異なりますので、ここでは省きます。
また、生命線の流年法(別記事「生命線が短いと短命ですか? 寿命と流年法」参照)により、生命線の位置のどこから延びているかで開運の時期を見る見方もありますが、それはあまり考えなくて良く、今、開運線があることで運が開けやすいことを意識して行動することが大切です。
開運線は基本的に短いので、どの指に向かっているかが分かりづらいとは思います。
その場合は、開運線があること自体で、努力して達成できると前向きに考えていただき、挑戦していくことで成功することになります。
上に昇る線が多いと「昇り龍の相」と言われ、その数だけ、大成しやすいとも言えます。

逆に、下に降る支線は、「停滞線」として、エネルギーが落ちている時ですので、無理に動かず、身体を休めて充電させる回復の時期として、頑張り過ぎないことや不摂生を注意することを教えてくれています。

開運線のある手が左右どちらの手なのか、どの指の方面に向かっているのかにより、開運の意味が変わってきますので、その意味をお話しさせていただきます。
 

①左手の開運線

左手は、右脳の神経が伝わりやすく創造性や感情、精神性などが現われやすいので、本来持っている資質や才能を観ることが多い手です。
左手の開運線は、資質が現れているというよりは、今の考え方や直観的な感性で成功しやすいことを示唆しています。
 

②右手の開運線

右手は、左脳の神経が伝わりやすく論理的志向や分析、現実的実行力などが現われやすいので、学んできた経験や知識として、現状や未来を観ることが多い手です。
右手の開運線は、今までの経験や学んできた努力が実り、今成功しやすいことを示唆しています。

 


出典:無料素材画像 写真AC
 

人差し指に向かう開運線

人差指や人差し指の下の盛り上がり(丘)は、意欲や努力、野心、向上心などを意味していて、この丘にある縦線を「向上線」(別記事「白馬の王子を夢見るのは悪いのか?」参照)と言いますが、生命線から人差し指の下に向かって延びる線もこの向上線の一種となる開運線です。
向上線の意味をさらに実現させやすい時期として、今の開運を示唆しますが、目標が出来ている時に出やすく、その達成をやり抜ける努力と意欲が備わっている時ですので、この線が見えたら、ぜひ、挑戦的に動いていくことをおススメします。
 

中指に向かう開運線

中指や中指下の丘は、思慮分別、内省的忍耐、個人のこだわりなどを意味していて、中指の下に向かう縦線(=運命線(別記事「「成功者相」は「大病しやす相」?」参照)の意志の強さを示す意味が、自力での頑張りにより開花したり報われたりする暗示として表す開運線となります。

鑑定師によっては、短めの細い線を開運線、中指の下まで延びると運命線として分ける方もいますが、仕事での成功や起業、結婚、出産、趣味や勉強での達成など、運命として持った才能での現れなのか、今までの努力が実る今の開運なのかと考えていただければ大丈夫です。
 

薬指に向かう開運線

薬指や薬指の下の丘は、人生の輝きや、名誉・名声、金運、芸術センスなどを意味していて、薬指の下の縦線(=太陽線(別記事「指の下の盛り上がりがなくて平坦だけど大丈夫?」参照)の運勢の成功が、やはり自力の頑張りで、今、開運する出来事が起こることを暗示していますので、お金や名誉として欲を達成させる行動を起こすことをおススメします。
中指に向かう運命線同様、長く延びると太陽線と区別する方もいますし、掌紋医学として障害線と観る場合もありますので、基本は短い細い線とお考えください。
 

小指に向かう開運線

小指や小指の下の丘は、社交性や商才、言語能力などを意味していて、小指の下の縦線(=財運線(別記事「財運線があればお金持ちになれるの?」参照)の財として成功しやすい運勢が、今の開運として商売の成功や言葉、文章、コミュニケーションでの成功が起きやすい時期に来ていることを暗示しています。
ですので、対人関係や商売での今の課題に思い切って一歩を踏み出す時でもあり、抱えている人間関係でのストレスをなくしていけるチャンスにもなります。

この、小指の下に向かう開運線は、かなり熟練しても鑑定が難しく、長く延びた場合を財運線とするか、健康線(別記事「健康線がないのですが、長生きできますか?」参照)とするか、生命線を横切る障害線と観るかの判断がありますので、迷った場合は、プロの鑑定をお願いした方が良いとは思います。
 

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開運線はあれば、ぜひ実行! しかし、頑張り過ぎないで!

開運線は、一般定には、髭のように細くて短い支線として、生命線から上に昇る線のことを指しますが、先にお話ししたように、各指の下まで延びると、別の線の意味となることがあります。
ですが、その違う線の意味が、今の努力や行動が開花して実る開運線として観ていただければ問題ありません。
しかし、短くて細い開運線はそのままプラスとして読み取れば良いのですが、長く延びたり、太くなったりすると、良い意味と併せて注意することがある意味になることがあります。

それは、自力での頑張りが実りやすくなっていることは間違いないのですが、身体への負担が大きくなり、身体の酷使やストレスとしての疾患や体調を崩しやすい警告として現れている可能性も示唆しています。

今年の開運を見逃さないようにチェックしていただくと共に、頑張り過ぎないようにする身体への労りも、ぜひ意識していただければ幸いです。
次回は、この開運線が障害線や別の意味になる場合の見方をお話しさせていただきたいと思います。

 

手相セラピスト:花岡正人

 

WRITTEN BY 花岡正人

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