日本だけでなく世界に通じる般若心経

他のお経は知らなくても、「般若心経」は聞いたことがある。

聞いたことがあっても、意味までは分からない。

そんな方が多いのではないでしょうか。

般若心経は262文字で出来ている、とても短いお経です。

西遊記で有名な玄奘三蔵が、サンスクリット語から漢訳した経典の一つと言われています。

日本では、仏教の宗派によって唱えたり、唱えなかったり。また、解釈もいろいろなのだそうです。

また、民間信仰の中では、唱えるだけで魔よけになったり、病気が回復したりというものでもあるそうです。

最近では写経ブームもあり、写経をしてみたことのある人もいるでしょう。

なぜか湯のみ茶碗や手ぬぐいに印刷されていたりすることもある般若心経。

世界的にも人気があり、ジョン・レノンも影響を受けたとか。

せっかくなら、楽しく般若心経の意味を知りたい!

そんなあなたにご紹介するのが、こちらの本です。

「ラク〜に生きるヒントが見つかる 般ニャ心経」
加藤 朝胤(薬師寺執事長)監修 リベラル社発行 星雲社発売

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般若心経を細かい単位で解説しています。

般若心経の中心に流れるのは「空の思想」だそうです。

これを、一言ずつ解説するとともに、身近な例などを用いて説明してくれています。
そして、一言に尽き、一枚の可愛い猫の写真付きです。

般若心経の中でも有名な部分の「色即是空」の解説ページはこのようになっています。

・色即是空の意味の解説。
・「身体と心は、二つで一つです。」という表題で分かりやすく

身近な例を用いた解説。
・「何ごともバランスが大事」というタイトルの付いた猫の写真。

なんともいえない、良い味わいの猫の写真です。

ぜひ、ごらんになってください。

巻末に、般若心経と対訳がついています。

先に全体像をつかんでから細かく見て行きたい方は、巻末から読まれるといいと思います。

般若心経を知りたい方はもちろん、「悩み」「不安」などで心が動かなくなってしまった時や、一日の終わりにも手に取っていただきたいと思います。

まず、猫の写真がどれもかわいらしく、これを眺めているだけでも心が和んできます。

そして、般若心経の解説を読んで意味を理解するとともに、解説に添えられている言葉にも励まされ、考えさせられます。

人生には悩みが付き物です。

苦しい時ほど、この状況は変わらない、この苦しみから逃れられない、と思い込みがちです。

しかし、この本をゆっくりとめくり、言葉の意味に思いを巡らせるうちに、凝り固まった考え、状態、心というものがほどけていくように感じました。

それは、「空の思想」に触れたからかもしれません。

ついつい、お勉強モードで般若心経を考えなくては! と、肩に力が入りそうなものですが、かわいらしい猫たちの姿をみることで、程よく力を抜くこともできそうです。

それも、「楽に生きる」感覚をつかむコツなのかもしれませんね。

これからお正月に帰省して、お仏壇に手を合わせる方も多いと思います。

そんなときにも、この本の文末を見ながら読んだり、覚えて唱えたりしてみるのもいいかもしれません。



WRITTEN BY 逢坂 朋代

逢坂 朋代
「スピリチュアル好き」の主婦であり、占星術の鑑定もしています。 現在子育て奮闘中。 精神世界・ス...