真珠は、装いに一粒プラスするだけで、その人の雰囲気をがらりと変えてしまう宝石。
なぜなら真珠は、女性と深い関わりがあり、秘められたエネルギーが宿っているからなのです。

フォーマルからカジュアルまで。女性なら上手に取り入れたい真珠。
6月の誕生石でもあり、日本人には馴染み深い、真珠に秘められたエネルギーについてお伝えしていきます。


出典:Pixabay

真珠の持つ意味や名前の由来

真珠は、宝石の一つとされていますが、ダイヤモンドやエメラルドなどの鉱物とは異なり、貝の体内から生まれます。自然が生み出し人の手を加えずにして美しい姿を現す真珠。その美しさから日本では、神話の時代「白玉」と呼ばれ、大変貴重なものとされていました。

真珠は、稚貝を母貝に育て、真珠の素となる核を移植し穏やかな海で育てます。女性と関わりが深いといわれる真珠、潮の満ち引きや女性の生理や出産に影響を与える月の力を、海の中で育つ真珠も受けているからなのです。

真珠の宝石言葉には、純粋無垢・健康・長寿・富があり、身に付けることで得られる効果には、安産・生理に伴う症状を軽減・気持ちを前向きにする・成功へと導くサポートがあるといわれています。

真珠(パール)はさまざまな色があり、色によっても宝石言葉が変わってきます。
ホワイトパールは絆・魅力・母性愛、ピンクパールなら辛抱強い愛、ブラックパールには静かな力強さという意味があります。

真珠は英語でパール(Pearl)と言いますが、語源は真珠の形が「洋梨」に似ていたため、ラテン語で洋梨を意味する「Perla(ピルラ)」からきていると言われています。他にもラテン語で貝を表す「Perna(ペルナ)」に由来するという説もあります。


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かつては非常に高価で価値の高かった真珠

クレオパトラや楊貴妃、卑弥呼も愛したと言われる真珠。真珠は非常に珍しくまた高価な物として尊ばれてきました。

また中国の書物の中には“真珠は粉にしてつかえば、心を静める、肌に潤いを与える”といった効果が書かれていました。そのため江戸時代の人たちは真珠を薬として扱っていたようです。

養殖真珠を初めて成功させたのは、かの有名な「ミキモト」。日本が初めて養殖真珠を生み出したのです。

真珠のスピリチュアルな意味

貝の中で育まれることもあり、女性にとって身近に感じる真珠ですが、真珠が突然気になり始めた、という場合はもうすぐ運命の出会いが訪れるかも、という印です。
また寂しいときには癒しの力を求めるため、急に真珠が欲しくなったり身につけたくなることもあるようです。

真珠にはヒーリング効果もあると言われているので「身につけたいな」と思った時には、真珠を特別な物と決めつけず、普段使いをしても良いでしょう。天然のジュエリーを身に纏うことで、あなたの心もホッと癒されるはず。

意外かもしれませんが、水難を避けるためにかつては船乗りのお守りとしても真珠は重宝されていました。真珠には邪気を払う、魔除けやお守りのような意味合いもあるので、なにか落ち着かないときやなにかにすがりたい時に、真珠のアクセサリーを身につけてみるのも良いかもしれません。

真珠もお手入れが大事

春には卒業式、入学式、入社式に、歓送迎会などありますが、私ぐらいの年齢になると、冠婚葬祭でもなければつけることのない真珠のネックレス。

法事がありクローゼットの引き出しからアクセサリーボックスを引っ張り出し、真珠のネックレスを出してみました。

すると、久しぶりに見た真珠がとても綺麗。思わず身につけてみましたら、糸が切れ真珠の粒があちらこちらに転がっていきました。何か不吉なことでも起こるのか思いながら一つ残らず真珠の粒をかき集め、糸替えをお願いしにお店に行きました。

真珠のネックレスの糸替えは2~3年に一度は、替えた方がよいとのこと。20年以上糸替えをしていなかった私、糸が切れたのが不吉とういより、これだけもったことが奇跡のようでした。

それにしても無精な私、他のアクセサリーたちも出番がいつ回ってくるかわかりません。引っ張り出してお手入れした方がよさそうです。

また真珠は汗に弱いため、身につけた後は必ず柔らかい布で拭いてからケースなどにしまうようにすることで、美しいまま長持ちさせることができます。

女性本来の美しさを引き出す、真珠の秘められたエネルギー

あるとき、こんな話を聞きました。宝石を選ぶときは左手に乗せ、何か感じるものを選ぶといいと。何を感じるかは、人それぞれ違うようで、ピリピリしたり、じんわり暖かくなったり、ジーンとして気持ちがよくなる人もいるそうです。

全てのものにエネルギーは発生しているので、嫌な感覚を感じなければ宝石が持つエネルギーと自分のエネルギーが合うということなのでしょう。

特に真珠は、女性と関わりが深い宝石、真珠を身に付けることで得られるエネルギーは強いもの。

子どもの頃、女優いしだあゆみさんが、真珠のピアスをつけ髪を低い位置で一つにまとめている姿を見て、大人の女性が持つ優美な雰囲気がある人だと見とれたものです。
その雰囲気からは内面に持つ、人生の荒波に耐え美しさへと変えていく強さと、感情の一部にある静けさと激しさを感じることができました。
今思えば、いしだあゆみさんの耳からこぼれ落ちそうな真珠のピアスが、温かなエネルギーのベールをつくり、そのベール越しに美しさを見ていた気がします。

真珠は、貝の中に入り込み出すことができなかった異物(核)を、自らが出す分泌物で幾重にも包み重ねた真珠層で創られていきます。吐き出しきれなかった、また吐き出すことをせずにいた、心に感じる痛みを輝きや美しさへと変化させる女性が持つ特有の強さは、月から、自然から授かったエネルギーなのだと真珠を通して感じます。

真珠の小さな粒を一つでも身に付けることで優雅な気持ちになるのは、真珠が穏やかな海で育つから。そのエネルギーは、女性本来の美しさを引き出し、気品溢れる穏やかな強さと精神性を高めてくれるのです。

宇宙と地球の素晴らしいエネルギー、真珠を特別な日だけ身にまとうのはもったいない。真珠のエネルギーは、たった一粒だとしても、楽をして美しくなる近道なのだから。

スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU

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