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旬の筍もアマランサスも、パワーの強さで知られる食材。
シンプルな「ベジだし」を取り、自然界とのコミュニケーションを取りましょう。
photo by タド・ジュンコ
筍の季節
春から梅雨が近づく頃にかけて、少し都心を離れると、電車の窓から見える里山の風景にはちらりちらりと必ず竹やぶが点在して見えます。
きっと今頃筍が育っているのだろうなと、土地持ちの人が羨ましくなります。
筍は10日もあれば竹になり、1日でなんと30㎝ほども生長する、コンクリートも、ときには家まで持ち上げて育つと言われるほどの力持ち。なにしろパワーの強い植物として知られています。
そんな筍は陰陽理論の世界では、とても陰性が強い食材に分類されます。陰性とは、大きくなる、広がる、伸びる、冷やすといった作用を持ちます。
今回のスープでは、手軽に水煮の筍を使いましたが、スライスしたあと、フライパンか網で焼いて、香ばしい焼き色がつくようにすると、筍に陽性の気が入ってパランスがよいと思います。
山椒は身近に育つ素敵な和ハーブ
出典:ぱくたそ
竹やぶとまではいかなくても、小さな庭やベランダがあれば、山椒くらいは育てられます。
何も手をかけずに、ほしいときに摘みに行くと、とうが立って葉が大きく固くなっていたりします。それでも、香りは十分でしょう。
山椒は和ハーブですから、摘んだ指先にアロマが香るのも庭で育てる楽しみです。
ちなみに、山椒はアゲハ蝶の幼虫の大好物なので、彼らとシェアしながら楽しむこともあります。
スーパーグレインのアマランサスを加えて
出典:ぱくたそ
アマランサスはもともと南米の山岳地帯で古くから栽培されていました。アステカ文明の宗教儀礼で用いられていたという説もあります。
スペインに征服されたときに、アマランサスの栽培は禁止されましたが、近年はその栄養価の高さから、スーパーグレインとして注目されています。
日本に古代からある、キビやアワやヒエと比べて、少しクセが強く、魚卵に似た風味の雑穀なので、ショウガを加えたり、海藻と組み合わせると、マッチします。
ミネラルが豊富ですから、キッチンに常備して気が向いたとき、何かと一緒に炊くとよいでしょう。
今回は、旬の筍とわかめ、アマランサスでスープを作りました。ショウガやゴマ油で少しパンチを加えたほうが味が整います。
さて、レシピになんとなく出てくる「椎茸昆布だし」。やったことがないという方が多いかもしれません。
乾物を一晩水につけて冷蔵庫で保存するだけなのです。実は、そんな習慣をつけると、とてもよいことがありそうと感じています。
何でも思いついた時にすぐ手に入るコンビニ時代を生きる私たちが、「自分で干し椎茸と昆布を水に入れておく」という、たったそれだけのことに氣をむける、やってみる、するとそこには乾物たちと水に一晩の時間仕事をしてもらう……昔の人ならあたりまえの、ささやかな自然界への信頼と、協働作業があるのです。すると、かすかに何かいつもと違う「気」が動くものです。
ぜひ、試してみてください。お味噌汁も、スープも、煮物も、ラーメンもこの「ベジだし」で格段においしくヘルシーになります。気も少し変わってきますよ。
筍のアマランサススープ
出典:ぱくたそ
材 料 (4人分)
椎茸昆布だし 600ml (干し椎茸と昆布を一晩水に浸けおく )
アマランサス 20g
ショウガ 少々 (すりおろし)
塩 ひとつまみ
塩蔵わかめ 適量(塩を抜いて一口大に切る)
醤油 大さじ1
筍の水煮 100g(一口大に切る)
ごま油 少々
山椒 少々
作り方
① 椎茸昆布だしにアマランサス、ショウガ、塩を入れて15分炊く。
② わかめ、醤油を加えて軽く火を入れる。
③ 筍はフライパンか網で軽く焼き色をつける。
④ ②に筍を乗せ、ごま油を振り、山椒を飾る。
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ワンネスフード料理研究家:タド・ジュンコ
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