縁結びで有名な白山神社、そこには神々しい山と過ごした長い歴史と、祭神である菊理媛大神(ククリヒメノオオカミ)の秘められたご利益がありました。
白山神社の歴史と、縁結びだけではない菊理媛大神に秘められたご利益をスピリチュアルライフアドバイザーのKAORUがお伝えします。
白山神社の歴史
出典:無料素材画像 写真AC
白山神社の白山とは、日本三名山(富士山、立山、白山)の一つ、日本古来人々は、白山の雪が輝く姿に、命の水を授ける「白き神々の座」と崇めていました。白山を御神体とする白山神社の総本宮は、石川県にある白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)、その歴史は古く2,100年を超えます。
今から1,300年前の奈良時代、養老元年(717年)、霊峰とされ人が足を踏み入れることのなかった白山に初めて泰澄(たいちょう)が登り、そこで厳しい修行を行います。
翌年、山頂に奥宮(神社の中にある社殿の一つ)を祀り、後に、白山の神の聖域とされる美しさが人々の憧れとなり、修行僧が増え修行の場として栄えます。
天長9年(832年)には、白山へ登る際の三つの馬場(神域に入る際に馬で行くことができる最終の場所で現在も神社として残っています)が開かれ、そこから多くの人が白山を目指し、その後、日本各地に伝えられることになります。
今では、白山神社は全国に約3,000社あり、人々の心のよりどころとしてたくさんの人が訪れています。
《 白山を目指した三馬場 》
加賀馬場(石川県 白山比咩神社)
越前馬場(福井県 平泉寺白山神社)
美濃馬場(岐阜県 長滝白山神社)
縁結びだけじゃない! 菊理媛大神(ククリヒメノオオカミ)と「ククリ」に秘められたご利益とは?
出典:ぱくたそ
白山神社の総本宮、白山比咩神社に祀られる「白山比咩神(しらやまひめのかみ)」は、日本書紀に登場する「菊理媛大神(ククリヒメノオオカミ)」と同一の神様といわれ、「菊理媛大神」を主祭神とする白山神社が数多くあります。
日本書紀の日本神話の中で、「菊理媛大神(ククリヒメノオオカミ)」は、伊耶那岐(イザナギ)と伊耶那美(イザナミ)の夫婦がケンカをした際、仲を取り持ち、絆を深めさせたと記されています。
「縁結びの神」となる「菊理媛大神(ククリヒメノオオカミ)」ですが、他にも名前にある「ククリ」に秘められた、素敵なご利益のある神様なのです。
【「クク」とは、「ククル」】
物事を「ククル」という意味を持ち、男女の縁を結ぶ、その縁により家族や先祖の縁を結ぶ、そして親子の縁を結ぶという人と人との繋がりと良き縁を授けてくれます。「縁結びの神様」
【「クク」とは、「キキイレ」】
「キキイレ」とも解釈されるのは、男女の神様であり、それぞれの言うことを聞き入れ仲を取り持つことから、私たちの願い事も聞き入れ、最も良い方法で救ってくれます。「聞き入れの神様」
【「クク」とは「ククノチノカミ」】
「ククノチノカミ」は「句句廼馳の神」のことで木の神の祖先、木や宇宙の生命がグングンと勢いよく伸び、そして栄えていく命を「クク」と表し、万物を生み出します。「繁栄を司る神様」
【「ククル」とは「クグル」】
「クグル」は水を潜るの意味、日本古来、水は心身を清める神秘的な力があるとされます。「禊祓え(みそぎはらえ)の神様」
《 白山神社 ご利益 》
縁結び、家内安全、受験合格、商売繁盛、金運上昇、開運招福、
安産、子孫繁栄、事業繁栄
厄除け、厄払い、八方除け、災難除け、交通安全、車祓い
五穀豊穣、農産守護、海上安全、大漁満足
「ククリ」で繋がるご利益が素晴らしい道や縁へと導く
山に神様が鎮座するとされた山岳信仰は、山には霊的な力があると信じられていました。
山そのものがご神体とされたのは、命の源となる水源があり、木々や穀物が育ち、また雄大であり時折厳しい自然の姿を見せるところにあったのでしょう。
山にずっしりと静かに存在する神社は、簡単には行くことができないというところに神域を感じ、厳かな空気が私たちを迎えてくれます。
神社から見下ろした景色は、私たちを清々しい気持ちにさせ、神の聖域にいる感覚と、神に守られ包まれているような温かな心地よさを感じ、迎え入れられた安堵感が心を満たしてくれます。
白山神社1300年の歴史とともに受け継がれてきた、菊理媛大神の「ククリ」という女神の温かなご利益、その感覚が異次元と繋がる時間となり、私たちを素晴らしいへ道と、また、その道にある縁へと導き“ククッて”くれるはずですよ。
スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU
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