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自分の一本を選ぶ日本酒ラベル講座（前編）

数多くある日本酒の中から、自分好みの日本酒を選ぶのは難しいと思っていませんか？
そんな時には、日本酒に貼ってあるラベルを読み込むという方法があるのです！
自分の一本を選ぶ、日本酒ラベル講座（前編）とお蔵フェスタを、日本酒ナビゲーターのミラクルらぶちゃんこと、らぶらどらいとが伝授いたします。

THEME:お蔵フェスタ寺田屋本家日本酒日本酒のラベルの見方

UPDATE:2017 / 03 / 04

心とカラダを整えるハーブティー☆ルナテア☆

これは美味しいよ！　と勧められた日本酒を飲んで、なんか好みじゃないなって思ったことはありませんか？

人数がいればいるだけ、好みも味覚も違います。「ん？」と感じる多くは、好みの違いなのです。

舌が変われば、さらに言えば、一緒に戴いているおつまみ一つで、同じ日本酒を飲んでいても、味は変化し、変わって感じるものなのです。

そんな中でも、上手に好みの日本酒を見つけていく近道が、瓶の裏に貼ってあるラベルを読み込むことです。

聞きなれない言葉が多いので、一見難しく感じますが、ラベルの裏の用語を覚え、好みだったもの、美味しかったもののデータを覚えておけば、銘柄や蔵が違っても、自分好みの一本へ辿りつけます。

ということで、今回は日本酒ナビゲーターであるらぶちゃんが、日本酒ラベルを読み込むための用語をわかりやすく解説していきましょう。
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◎日本酒の特定名称とその分類、そして精米歩合

純米大吟醸、純米酒、本醸造酒などという言葉を、耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

また、純米酒や純米大吟醸というお酒を選んで飲まれている方も、多くいらっしゃると思います。

しかし純米大吟醸の定義は？　というと少し難しいですよね。

「純米大吟醸」「純米酒」「本醸造酒」などは、日本酒の特定名称と呼ばれ、現在日本酒は8種類に分けられています。

まず、その8種類が、純米酒系、本醸造酒系の大きく2つに分けられます。

◇純米酒系

米・米麹のみを原料とするカテゴリーで、その中でも様々な条件により、下の4つに分けられます。

１．純米酒　精米歩合に規定なし
２．特別純米酒　精米歩合60％以下
３．特別吟醸酒　精米歩合60％以下で吟づくりのもの
４．純米大吟醸酒　精米歩合50％以下

◇本醸造酒系

米、米麹と規定量内の醸造アルコールを原料とするカテゴリーで、下の4つに分けられます。

１．本醸造酒　精米歩合70％以下
２．特別本醸造酒　精米歩合60％以下
３．吟醸酒　精米歩合60％以下で吟づくりのもの
４．大吟醸酒　精米歩合50％以下

以上の8つに分けられます。

この分類の中で気になる言葉が精米歩合と吟づくり。

※精米歩合

酒造りに使うお米は、お酒になったとき雑味になりやすい成分を取り除くために、通常、周りの部分を削り取って使います。
削り取った後のお米が、磨いたように丸くなることから、磨きとも呼ばれます。
上で出てきた、精米歩合60％を例に挙げると、玄米を40％削っているという意味になります。

※吟づくり

吟づくりは、吟醸造りとも言われ、吟味して醸すという意味で、低温で時間をかけて発酵させるのが特徴です。
上のカテゴリー分けでも説明したように、精米歩合50％以下の吟づくりの日本酒で、原料が米と米麹のみであれば純米大吟醸、米と米麹と醸造アルコールが加わっているものは、大吟醸酒となります。

次回（2017年3月11日）は、製造方法、搾る工程、出荷時期、火入れの工程を表すワードなどを、日本酒の製造工程とともにより深くお伝えしていきます。

こうして、日本酒造りのお話をしているので、蔵で実際に日本酒造りを見てみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか？

ということで、2017年3月に実際に行ける蔵見学として、寺田本家さんのお蔵フェスタをご紹介しましょう。

◎実際に蔵見学に行ってみる

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寺田本家さんは、こちらウラスピナビでも、酛擦り唄（もとすりうた）と、無農薬米から醸す（かもす）酒とその地に鎮座する香取神宮（かとりじんぐう）【前編】【後編】という記事でご紹介させていただいた、無農薬米にこだわり醸されている蔵です。