桜のスピリチュアルな意味とは!桜からのメッセージとエネルギーについて解説!

厳しい冬が終わりかける頃、気が付いたら桜の枝の先端につぼみが付きはじめ、そのつぼみが大きく膨らんで目立ってくると、日本では桜の開花予想が本格的に始まります。私たち日本人は、桜の開花を思うと、なぜにこんなにワクワクソワソワするのでしょうか。毎年、桜って本当に不思議な植物だなと感じます。

この記事を読めば以下の事が分かります。
・桜のスピリチュアル性について
・桜のエネルギーを受け取る方法


出典: Pixabay
 


 

桜のスピリチュアル性について

桜は昼に見るのはもちろん、夜に見てもまた違った魅力があります。お花見の文化は、日本人の精神を象徴しているようにも見えます。桜に神様を感じる人も多く、それはなぜなのでしょうか。ここでは桜のスピリチュアル性について解説します。

 

精神の美

桜の花言葉は「精神の美」です。ソメイヨシノには「純潔」、八重桜には「豊かな教養」といった、種類別の花言葉もあります。精神美は、桜が日本の国花という位置づけから、日本国や日本人の品格を表すシンボルとして、美しさを託した言葉という推察があります。

また、精神美には美しさ、はかなさが連想されます。これは桜が満開になった時の優美な姿、そして散る際の潔さ、その風景に表面だけではなく、芯の通った内面の美しさ、散りゆく姿のはかなさを感じさせるためだと考えられます。

 

桜の女神

桜の語源は「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」から来たと言われています。木花咲耶姫は、開花した木の花(桜)の女神で、美と短命の象徴です。桜は、木花咲耶姫の化身なのです。木花咲耶姫には、美しいだけではない、強さを伝えてくれる伝説が残っています。

木花咲耶姫が子どもを身ごもった時、夫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に、他の神の子ではないかと疑われてしまいました。その疑いを晴らすため、木花咲耶姫は「ニニギの本当の子どもであれば、何があっても無事に産まれてくる」と誓約をし、産屋に火を放って、その中で無事に3人の子を産んだそうです。

桜の花がただ美しいだけでなく、神々しさまで感じさせる理由がここにもあるようです。

 

桜に神が宿る

桜と日本人との関わりは深く、昔から「桜に神が宿る」と考えられてきました。二十四節気などの暦がまだなかった時代から、桜の成長具合を見ながら、田や畑を耕す時期や種まき・田植えなどのタイミングを計っていました。

桜に限らず、自然界での動植物は、太陽や降水量などに影響を受けた気温の変化などによる季節の移り変わりによって、その成長の速度が変わったりするものです。その中でも桜は、見事なピンク色の花びらが誰にでも分かりやすいサインとなって、私たちに、今の季節の状態を教えてくれている神様なのです。

 

桜は諸行無常を表わす

古くから桜は諸行無常の感覚にたとえられており、パッと咲き、サッと散るその姿は、はかなくも潔い人生を投影する対象となりました。満開になった桜が一夜の雨風によって散ってしまった、という事も普通に起こります。「桜は七日」または「花七日」という慣用句があるように、桜の花の寿命はわずか七日ほどの短い命です。桜は生と死の両方を象徴し、日本人の死生観に大きく結びついています。

また、桜のピンク色は可憐で控えめながらも凛とした美しさがあります。日本人が大好きな花の代表と言えば桜です。桜のお花見が日本人の大切なイベントになっているのも、このような桜の精神性が日本人気質を表わしているからと言えるでしょう。

 

別れの季節に咲く意味

日本では春は卒業や別れの季節です。別れた後には新しい出会いがやってきますが、別れや卒業自体は悲しかったりさみしくなったりするものです。この一瞬のネガティブな思いがこの時期に集中するために、春は邪気が発生しやすい季節でもあるのです。桜の不思議な力として、この邪気を静めて新しい出会いへと導いてくれるエネルギーを持っていると言われています。

桜の花びらには、明るい未来をみせてくれるパワーがあると言われています。また、桜の幹には復活のエネルギーがあります。別れは辛いですが、ひとつ何かを手放すことで、その空いた手には別のものを掴むことができるのです。桜のパワーはあなたの人生を応援してくれるのです。

 

桜のピンク色とチャクラ

人体には、大きく7つのチャクラとよばれるエネルギーポイントがあります。チャクラとは、人のエネルギーが集結し、出入りをしている場所です。エネルギー調整としてチャクラを整えることは、重要だと考えられています。

このチャクラのひとつである第四チャクラの色は、緑色とピンク色で、胸の真ん中の心臓のあたりにあると言われています。チャクラの色は、そのチャクラの持つエネルギーの波動とリンクしています。この第四チャクラは、人を思いやる気持ちなどを含めた受容や温かみを司っているチャクラです。

年に一度、ピンク色の桜が日本を横断して、次々とこのピンク色の波動を胸のチャクラに届けている事は、人が人を思いやり、愛することができるようになり、慈しみを感じたり、また人を信頼できるようになるエネルギーを、日本中の人々に補強して届けていることに繋がるのです。

 

桜の風水

風水として、桜には水毒を洗い流してくれる作用があると言われています。水毒とは、東洋医学の考えで、体内の水分の巡りや排泄が悪くなり、水が体に溜まって悪さをしている状態を指します。この水毒があると女子力に影響すると考えられます。したがって、水毒を洗い流すことは、恋愛運をUPさせる事になるのです。

という理由で、特に桜のお花見は、彼氏や結婚相手が欲しい女性にとっては、運気を上げる効果が非常に大きいと考えらえています。しかし、黒い洋服を着てのお花見は逆効果となってしまいますので、くれぐれも注意しましょう。


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桜のエネルギーを受け取る方法

桜のスピリチュアル性がお分かりいただけたと思います。ではその桜のエネルギーやパワーは、どのようにして受け取ったらよいのでしょうか。以下解説します。

 

五感を使う

お花見に行きましょう!桜の香りを嗅ぐ・桜の花びらや木を手で触る・桜の木に耳を当てて桜の声を聞く・桜の色を意識して見る・桜を舌でも味わうなど、五感を使って桜のエネルギーをチャージするのです。この時期ならではの桜餅(関東風・関西風)や花見団子、カフェの桜スイーツやドリンクなど、おいしい楽しみ方もおすすめです。

 

お花見に3回行く

桜風水的に、お花見は3回行くと良いとされています。

咲き始めの桜は、生命力や未来を象徴します。1回目のお花見では、自分の願いを込めて桜を見ると良いでしょう。
満開の桜は、繁栄や財力を象徴します。2回目のお花見では、大切な人や家族との幸せな生活について願いを込めてお花見すると良いでしょう。
散り際の桜は、浄化や厄除けを象徴します。3回目のお花見では、要らないものを手放してさらなる幸せを込めて散っていく花びらを楽しみましょう。

 

ただ近くにいる

桜は陰の気に満ちている植物です。ただ桜を見ているだけとか、桜の近くにいるだけでも実は充分なのです。桜を見た時、元気が出るというよりも、癒されるという感覚の方が強いのではないかなと思います。それは桜が陰の気を発しているからなのです。ただ近くにいるだけでも、充分に桜のエネルギーを受け取る事ができるのです。


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まとめ

桜はただ美しいだけでなく、実は素晴らしいエネルギーが秘められている事がお分かりになったかと思います。桜は日本を象徴する花でもあり、日本の春と言えば桜と言った印象も大きなものです。木花咲耶姫は桜を化身としており、さらに木花咲耶姫は、日本を象徴する富士山の神霊でもあるのです。桜と富士山の構図は鉄板ですね。

また、桜は人を狂わせる、とも言われたりもしますね。この場合の桜の印象は、梶井基次郎の「桜の木の下に」から大きな影響を受けているのだと言われています。ですが、それにしても、その多大な影響は、桜が持っている不思議さ・妖艶さ・神聖からいえば、そうなんだろうとうなずけるものだと思いました。

 

 

占い師:うめざわみき

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WRITTEN BY うめざわ みき

うめざわ みき
花札占いのうめざわみきです。 占い鑑定歴は42年になります。 カードは私のよき相棒です。 花札...