十字架が意味するスピリチュアルとは?その形の謎に迫ります!

十字架と言えば思い浮かぶのは、キリスト教徒がシンボルとして持っているものであり、現代では宗教とは関係なく、なにかパワーの感じられるアクセサリーとして身に着けている人の方が多そうなイメージがあります。この世の中には不思議な力のありそうな形をしているものがあります。十字架はその筆頭かもしれません。

この記事を読めば以下の事が分かります。
・十字架が意味すること
・十字架のスピリチュアルな意味
・天体における十字架


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十字架が意味すること

十字架はとてもシンプルな形です。縦横クロスしただけの形ですが、実はとても奥が深いのです。ここでは十字架の形が意味することと、十(10)の意味について解説します。

 

十字架の形の意味

十字架は、縦の線と横の線がクロスしただけの形をしています。縦の線は光、横の線は闇を表わしています。この二つは陰陽の関係性を持つペアであり、この二つがそろってこそ、この世の中は完璧であると考えられます。縦の線は横の線より長く、つまり光が闇よりも長いのは、この世が闇よりも少し光の方が多く存在していることを意味します。

 

十字架は闇のシンボル

紀元1世紀頃、十字架による処刑はその残忍性のために、ローマ帝国でも反逆者のみが受けるもので、ローマ市民権保持者は免除されていた最も重い刑罰でした。のちにキリスト教の開祖となったイエスは、ユダヤ教体制を批判したために、死刑の権限のないユダヤ人の指導者たちによって、その権限のある支配者ローマ帝国へと、反逆者として渡されてしまいました。そして、十字架に磔となって公開処刑されてしまったのです。縦と横だけで出来ている十字架は、人が手を広げた姿にそのまま対応します。ある意味、十字架は闇のシンボルでもあるのです。

 

十字架の十字の意味

十字とは、幾何学図形のひとつで、2つの線が互いに直角に交差している形をしています。十字の形自体は、古代から装飾品のデザインや土着宗教のシンボルとして、多くの地域で使用されてきたようです。特によく知られているキリスト教の十字架の他にも、四大要素のひとつを示すシンボルとして知られていたり、占星術や天文学のシンボルのひとつとしてもよく知られています。

 

十字架の「10(十)」について

数秘術における意味

秘術において「10」は他の数字とは違い、神秘的な意味合いが強い特別な数字です。「10」は完璧な数字と考えられており、十分満たされている、安定した数字という事ができます。また、数秘術の流派によっては「10」が現れた場合、それは「1」と「0」の集合だと考えるところもあります。この場合「10」は「1」と「0」の両方を兼ね備えていると考えます。「1」が表しているのは新たなる始まりやスタートです。「0」はエネルギーの源を表しています。このような意味において「10」は、まったく新しい場所から始まるスタートも意味しています。

 

エンジェルナンバーにおける意味

エンジェルナンバー10が示すメッセージは「神様があなたの意思を支持している」です。 神様があなたの考えに同意して、後押ししてくれています。天使たちからも助けを得て、あなたは理想を叶えていくことができます。また、エンジェルナンバー「10」は、インスピレーションが湧いてくるというメッセージもあります。
「10」は宇宙のパワーを秘めた「0」を含む数字でもあります。無限に広がる宇宙に共鳴し、様々なひらめきを得ることができるでしょう。


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十字架のスピリチュアルな意味

シンプルな形の十字架は、そのシンプルさゆえにどこか神秘的で、なにか特別な力を持っているものとして古代より認識されていたようです。ここでは十字架のスピリチュアルな意味について解説します。

 

十字架は特別な意味を持つ形

キリスト教が起こる紀元よりはるか以前から、様々な十字架を描いた物品が古代のあらゆる場所で発見されてきました。インド・シリア・ペルシャ・エジプトからは、多くの十字架をかたどった物が発見されています。不思議なパワーを持ち、かつ呪術的意味合いを持つ形象は、五芒星や六角形など多々ありますが、十字架もそのひとつです。そのために、権威を示す道具・外敵から身を守るための物・魔力のある物として使われてきたものなのです。

 

キリスト教のシンボル

十字架がキリストのシンボルとなったのはローマ帝国時代だと言われています。キリストの復活以降、人々は十字架を作り、または紙や板に描いた物を崇敬の対象とするようになってゆきました。また、祈祷の際には宙で十字を切る仕草が定着したという事です。

 

イエスの復活のシンボル

4つの福音書(マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書)によれば、キリスト処刑後第3日の日曜日の早朝、イエスの墓を訪ねた聖女たちは、その中身が空であることを発見。すると天使が現れ、彼女たちにキリストの復活を告げたそうです。4つの福音書には、キリストの復活についての記載があるのです。この一連の出来事を象徴するシンボルが十字架となっています。

 

闇に光を当てる

上の章で十字架は闇のシンボルでもあると書きました。本来、十字架が持つ意味として、悪と闇・血の象徴という考え方もあります。それならば、なぜこの十字架をあえてシンボルとして使うのかと言えば、闇に光を当てるため、という決意なのです。十字を切るたびに、闇に光を当てているのです。そのような意味では、矛盾と考えるかもしれませんが、十字架は光の象徴でもあるのです。

 

魔除け

十字架の十字の形は、身に着ける人に神秘の力を与えて、災いから身を守ってくれると言われています。十字は人が手を広げた形にも見えることから、自分の力を開放して悪運を跳ね返す、という意味もあります。魔除けとして十字を切る場合、先に横から描き、次に縦に切る事で、闇を光によって切る、という意味を持つ動作になります。


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天体における十字架

十字架は元々はキリスト教以前にも土着宗教的な風習のアイテムとして使われていたようで、そのスピリチュアルな意味がお分かりいただけたと思います。次に、実際に天体に現れる十字架について解説します、

 

占星術における十字架

西洋占星術におけるグループ・アスペクトのひとつで、黄道十二宮上で4つの惑星が十字型に並ぶ配列をグランドクロスと言います。占星術上の意味としては、凶座相を意味します。1999年8月に起きたグランドクロスは特に有名で、ノストラダムスの大予言として、当時の世間を大きく不安にさせました。

 

天文学における十字架

天文学において、十字架と言えば太陽十字でしょう。円の中に十字を描いたもので、石器時代から使われている太陽のシンボルです。現代の天文学においては、同シンボルは太陽ではなく地球を表すシンボルとして使われており、太陽は中心点を持つ円で表されます。ですが、アメリカの先住民族やその他多くの先住民族は、太陽の象徴として、現在でも太陽十字を使用しています。

この太陽十字ですが、円の中で十字架によって4つの領域として区切られます。これが、四大元素も表します。四つの領域は、この世界の東西南北を表わし、四大元素は、火・水・風・土の領域を区切って表わしているのです。

また南半球において、十字架の形を作る南十字座の四つの星は、南十字星と呼ばれています。北極星が見えない南半球においては、航海の際の方位を知る目印として用いられることでも有名な十字架です。


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まとめ

十字架は、キリスト教的に見ると、とても重厚感のある象徴として見え、パワーのある不思議な形象としては神秘的なイメージでもあり、空で形作られる事象としては、私たちにマクロに影響するシンボルであると感じました。

十字架を用いたアクセサリーをクロスモチーフジュエリーと呼ぶそうです。男女問わず人気の高いアイテムで、宗教的な意味合いで着けている人もいますが、宗教だけでなく、ファッションの一部として積極的に採用している人が多いとのことでした。クロスを付けているだけで、何となくキマる感じも受けました。これはやはり、十字架の持つ不思議なパワーゆえなのかもしれません。

余談ですが、個人的には太陽十字が薩摩藩の島津家の紋と一緒なのがツボでした。島津家は明治維新の中心的存在です。この太陽十字の紋が島津家を介して日本の文明開化を促進したのではないか、と妄想しました。

 

 

占い師:うめざわみき

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WRITTEN BY うめざわ みき

うめざわ みき
花札占いのうめざわみきです。 占い鑑定歴は42年になります。 カードは私のよき相棒です。 花札...