ハスの花のスピリチュアルな力ってなに?意味を詳しく解説していきます
ハスの花と聞けばどこか神秘的で、仏教など宗教との結びつきを連想する人も多いのではないでしょうか。ハスの花には色々なスピリチュアルな力があると言われています。花言葉やなぜ仏教などの花とされているのか、ここではハスの花について詳しく解説していきます。
・ハスの花のスピリチュアルな力とは
・ハスの花言葉と色の効果とは
・ハスの花にちなんだことわざや熟語の意味とは
・ハスの花と仏教の関係性とは
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目次
ハスの花のスピリチュアルな力
水の上にピンクや白い美しく咲くハスの花。このハスの花にはどのようなスピリチュアルな力が秘められているのでしょうか。英語ではロータスと言い、世界中によく知られている花の一つでもあり、絵画やろうそく、グッズなどにも用いられています。こちらではどのような力があるのかご紹介していきましょう。
幸運を引き寄せる縁起のよい花
ハスの花には主に「幸運を引き寄せる」意味があります。ハスの花は水の上に咲きますが、その水は清らかな川の水ではなく、泥や池に根を張り成長し、花を咲かせます。たくましく成長し水上で美しい花を咲かせるのです。そのような泥の中からでも懸命に育つところから「強さ」「向上」の意味もあるのです。
清らかな心と神聖の意味
ハスの花にはまた「清らかな心」「神聖」の意味もあり、穢れを寄せ付けない力があるともされています。やはりこれも泥水のような水からも立派に育ち、花を咲かせるところからその意味の由来があります。泥水は困難や苦境を表しています。また生まれたばかりのお釈迦様が歩いた足跡にはハスの花が咲き、そのハスの花の上に立って「天上天下唯我独尊(てんじょうてんかゆいがどくそん)」と発した言葉から神聖とされています。これは「我こそが一番であり誰とも代わることができなく、この命のまま尊い」という意味です。
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ハスの花言葉と色の効果
ハスの花言葉は複数ありますが、やはり神聖なものが大きいのでしょう。中には切なく感じる花言葉もあります。その花言葉や花の色の意味をこちらでは詳しく解説していきます。
ハスの花言葉とは
『清らかな心』『神聖』はお伝えしましたが、その他にも『休養』や『離れゆく愛』『沈着』『雄弁』の意味も持っています。『休養』にはハスの花が咲いている時間が短いところから、その様子を表しているのでしょう。午前中に咲いた花が午後には閉じてしまうのです。また、『離れゆく愛』は一つのハスの花の寿命はわずか4日しかなく、一枚一枚散ってしまうのでその意味があるのでしょう。なんとも切ないですね。『沈着』は中国の君子の花とされています。君子は慎重に行動するところから、このような意味もあるのです。また『雄弁』は、エジプト神話の雄弁な王様が、物事に動じないところからの由来があるとされているのです。
ハスの花の色の意味とは
まず真っ先思い浮かぶ色は、白やピンクでしょう。白は見たままの『純心』ですが、ピンクは『信頼』です。白は見たまますですが、ピンクは見ているとゆったりとできる安心感のある色だからでしょう。そこから『信頼』の意味に繋がったようです。
また自然には存在しないハスの花の色があるのです。それは赤、青、紫色です。これには仏教的に意味があるのです。赤の『紅蓮』は、ヒンズー教の女神ラクシュミーとその夫ヴィシュヌ神の花とされています。紅蓮が描かれる場面では、宝石を意味することが多いようです。青の『青蓮華』は、「清廉潔白」を表しているとされています。紫色は高貴で神秘的な色ですが、法師とオウムとの関わりがあり、そのオウムの舌のイメージから紫色があります。
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ハスの花にちなんだことわざや熟語の意味
ハスの花にはいくつかことわざがあるので、こちらではその意味を詳しくご紹介していきます。ポジティブな思考になれる意味もあるので、是非読んでみてください。
『蓮は泥より出でて泥に染まらず』の意味とは
これは『周りが汚れ劣悪で、どんなに辛くても決してそれに染まらず、清らかな心を持って生きる』という意味です。『泥の中の蓮』という場合もあり、同じ意味のことわざです。ハスの花が泥水のような環境の中でもたくましく育ち、高貴な花を咲かせるところから、このことわざがうまれたようです。泥は困難や悲しみに例えています。その困難や悲しみがあるからこそ、そこから立ち上がった後には大輪の花、つまり清らかな人生があるという意味があるのです。
『一蓮托生』(いちれんたくしょう)の意味とは
この熟語もよく聞く言葉ではないでしょうか。これは結果の良し悪しに関係なく、人と行動や運命に共にすることを表しています。よく結婚式のスピーチにも用いられる言葉でもあります。どんな苦難があろうとも、夫婦となって一蓮托生で乗り越えていくようにと願いを込めて、この言葉がよく使われたりします。
この一蓮は一つのハスの花を表し、托生は他のものに身をまかせて生きることを指しています。つまり、誰かと目指す一つの目標にも結果の内容にこだわらず、その過程と運命を共にしなさいという奥深い意味があるのです。ハスの花がいかにスピリチュアル的にも清らかな心の意味を表現しているかということですね。
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ハスの花と仏教の関係性
ハスの花を見ると、仏教やお釈迦などを連想するのではないでしょうか。ここでは仏教や仏様とどのような関係があるのか簡単にご紹介していきましょう。
阿弥陀経に説かれている極楽の花
極楽には、ハスの花が咲いていると説かれています。極楽の絵にもハスの花が描かれています。また仏像をよく見れば、ハスの花の上に立っておられたり、座っておられたりしています。仏様がみな、ハスの上にいるのは、極楽の世界ではハスの花が咲いていると信じられているからです。ハスの花は極楽へ生まれる人の心を表していますので、極楽の世界での花なのです。人の心を表す特徴は『蓮華の五徳』として仏教で教えられています。
蓮華の五徳とは
蓮華の五徳とは、仏教での心のあり方を、ハスの花の五つの特徴に例えて説明しています。言葉はそれぞれ難しいのですが『淤泥不染の徳』『一茎一花の徳』『花果同時の徳』『一花多果の徳』『中虚外直の徳』が人の心の特徴の五つとされているのです。この信心を教えられている親鸞聖人は、この五つの心徳を持つ人が極楽へとつながると説かれています。このようにハスの花は仏教の教えの例えにもなっていて、スピリチュアル的に奥深い花としても用いられているのです。
まとめ
以上ハスの花についてご紹介しましたが、まだまだ深い意味があります。花にはそれぞれ花言葉があります。その中でも圧倒的にハスの花は、スピリチュアル的にも清らかで正しい心を表している花なのです。恵まれた環境ではないのに、たくましく真っ直ぐ育ち、綺麗な花を咲かせ、たった4日で花びら一枚ずつ散らしながら、その成長を終わらせるハスの花の儚さは、まるで人の人生を表しているようです。
古くから仏教の教えでは、ハスの花は尊いものとされてきたのでしょう。どこかで綺麗なハスの花を見かけた時は、心を落ち着かせその花の成長を自分の人生に置き換え、振り返ってみるのも良い機会かも知れません。ハスの花から、清く正しい心を持つようにと、それぞれの心に響くメッセージが届けられるのでしょう。
ウラスピナビ編集部
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