【浅草寺】願い事が叶う最強のパワースポット! 見どころも満載です!

坂東三十三所13番札所「浅草寺(せんそうじ)」は、江戸が感じられる浅草の中心です。おみやげもの店が両側に並ぶ表参道は散策するだけでもウキウキします。約1400年の歴史を持つ人気の観光スポットで、年間約3,000万人もの人々が訪れる「浅草の観音さん」はご利益もすごい!

浅草寺のある浅草は観光客が東京に来て必ずといっていいほど足を運ぶ観光名所です。浅草寺の創建とも深く関わる隅田川、東京スカイツリーなどを背景に、1年を通してにぎわいを見せています。
今回は浅草寺についてそのすごさをお伝えします。


出典: Pixabay

【浅草寺】そのパワースポットの歴史

飛鳥時代の628年3月、隅田川(当時は宮戸川)のほとりに住む檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)兄弟が漁をしていると、網に1体の像が入っていることに気づきました。兄弟は像を川に戻しましたが何度もかかってくるので持ち帰り、土地の長である土師中知に見てもらいました。すると、それは聖観世音菩薩像で、翌日、草で造ったお堂に祀ったのが浅草寺の始まりとされています。やがて中知は自宅を寺にして観音さまを供養しました。
観音菩薩が現れた日、一夜で周辺に多くの松が生え、3日を過ぎると、天から金色の龍が松林の中に下ったといいます。そのことから山号が金龍山と名付けられました。正式には金竜山浅草寺と号します。

それから17年後の645年、勝海上人が観音堂を修造したところ、夢に観音菩薩が現れ、「みだりに拝するなかれ」と告げました。それ以来、本尊は厨子に納められ絶対秘仏となりました。

平安時代初期の857年、比叡山第3世天台座主である慈覚大師が訪れ、本尊の身代わりとしてお前立の聖観音菩薩像を刻みました。

942年平公雅(たいらのきんまさ)が武蔵守に任じられ、将門の乱で荒廃していた浅草寺を再建し、田園数百町を寄進しました。それ以降、浅草は観音の聖地となりました。

武士の時代になると、源頼朝、足利尊氏、徳川家康など歴代の武将が浅草寺の観音を庇護しました。

1625年に上野寛永寺が建立され、1685年以降幕末まで、浅草寺は寛永寺の支配下に組み込まれました。本堂の北西は「奥山」として見世物小屋が立ち並び、浅草は観音さまのお参りと行楽で大いに発展しました。

浅草寺は現在までに20回近い災禍と再建を繰り返してきました。三代将軍徳川家光の寄進によって再建され、国宝に指定されていた本堂・仁王門(現宝蔵門)・五重塔は、1945年の東京大空襲で焼失してしまいました。その後、さまざまな人々の寄付で再建され今日に至っています。


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【浅草寺】見どころ

ここでは浅草寺の見どころでもありパワースポットにもなっているスポットをご紹介します。

 

見どころ1 雷門(かみなりもん)

正式には風雷神門(ふうらいじんもん)といい、浅草寺の総門であり表参道の入り口です。正面には、風神像(右)・雷神像(左)が、背後には、水を司る龍神の天龍像(左)と金龍像(右)が安置されています。
現在の雷門は、1960年、松下電器(現パナソニック)の創業者松下幸之助の寄進により再建されたものです。本瓦葺、鉄筋コンクリート造、切妻造り八脚門。「雷門」の赤い大提灯は700㎏の重さがあります。

 

見どころ2 宝蔵門(ほうぞうもん)・旧仁王門

浅草寺の山門で、阿吽(あうん)の金剛力士像を安置する仁王門。仁王さまは災厄除け、身体健全の守護神です。上層に経典や寺宝を収蔵していることから「宝蔵門」と改名されました。
現在の門は、1964年にホテルニューオータニの創業者大谷米太郎夫妻の寄進により再建されました。鉄筋コンクリート造、入母屋造り、総高21.7m「小舟町」の赤い大提灯は、日本橋小舟町有志の寄進で、重さは500㎏あります。
門の背後左右には山形県村山市有志より奉納された大わらじが掛かっています。この大わらじは仁王さまの巨大な力を表し、魔を祓ってくれるそうです。

宝蔵門の付近は、抜群のフォトスポットです。角度によって宝蔵門と五重塔、宝蔵門と東京スカイツリーを一緒に入れることができます。ご利益がありそう!

 

見どころ3 本堂(観音堂)

観音堂は、628年の草のお堂から始まり、現在まで20回近い焼失・再建を繰り返してきました。現在のものは、全国の人々の浄財により1958年に再建された鉄筋コンクリート造、入母屋造りです。2010年に本瓦より軽量のチタン瓦約72,000枚を使用して屋根の大改修が行われました。
外陣(げじん)の天井には、中央に川端龍子による「龍之図」、左右に堂本印象による「天人之図」が描かれています。必見です。

内陣中央に宮殿(くうでん)があり、その内部の上段に本尊の聖観世音菩薩像が祀られた厨子が、下段にお前立の聖観音菩薩像や徳川家康、家光らの持仏が安置されています。宮殿の左右に梵天、帝釈天、脇侍として内陣左奥に愛染明王、右奥に不動明王が祀られています。
本尊は絶対秘仏で公開されませんが、本尊の実在を確かめるために、明治時代に一度役人によって調査されたことがあります。奈良時代様式の聖観音菩薩像で、高さ20㎝、焼けた跡があり、両手足がなかったそうです。

聖観音は、十一面や千手などさまざまな姿に変化する観音さまの中の基本となる観音さまで、世の中の生きているものすべての声を観じ、苦しみを取り除き、願いを聴き、安楽を与えてくださいます。
宮殿の両脇から後ろにまわって、「裏観音」と呼ばれ、宮殿の背後を守護している観音さまをお参りしましょう。本尊と同じお姿とのことです。ここは外のにぎわいとは別世界の神聖な空気が流れています。おすすめのパワースポットです。

 

見どころ4 影向堂(ようごうどう)

本堂の左手奥(北西)にあります。1994年に慈覚大師生誕1200年を記念して建立されました。鉄筋コンクリート造、寄棟造り、本瓦葺。屋根に金箔を押した鴟尾(しび)が輝いています。
内陣中央に聖観音像、左右に干支の守り本尊である8体の仏像が祀られています。自分の生まれた年の干支のご本尊をお参りしましょう。外陣には浅草七福神の一つの大黒天が祀られています。五穀豊穣、子孫繁栄などのご利益をもたらしてくれます。

 

見どころ5 縁結びの久米平内堂(くめのへいないどう


宝蔵門の右手手前にある縁結びスポットです。久米平内は江戸時代前期の武士で、剣の達人でしたが、夜ごと辻斬りをして多くの人の命を奪いました。晩年それを悔い、自分の姿を石に刻ませ、境内の人通りが多い仁王門(現宝蔵門)付近に埋めて人に踏みつけられることによって、殺した人々への供養としたそうです。後にこのお堂内に安置されました。

やがて「踏みつけ」が「文つけ」すなわち「恋文」に通じることから、願文を納めると恋が成就すると信仰されるようになりました。恋愛に悩んでいるあなた、是非お試しあれ!

 

見どころ6 五重塔

現在のものは、1973年に再建されたもので、鉄筋コンクリート造、塔高約48m。2017年に軽いチタン瓦に葺き替えられ、相輪が金色に輝き美しい姿が蘇りました。最上層にスリランカのイスルムニア寺院から戴いた仏舎利が安置されています。

 

見どころ7 お水舎(おみずや)

本堂の手前右手にあるお水舎で、まず手と口を清めます。天井には迫力ある龍の画がありますので、お見逃しなく。手水鉢の沙竭羅龍王像(さからりゅうおうぞう)は、高村光雲(彫刻家、詩人高村光太郎の父)の作品です。本物は宝蔵殿に安置されています。

 

見どころ8 常香炉(じょうこうろ)

香炉にお線香を立てましょう。後の人のことを考えて中央部から立てます。お線香は仏様の食べ物です。また、香りは周囲を清浄にし、心を落ち着かせてくれます。煙を体の痛い部分や悪いところにあてると良いといわれていますので、皆さん頭や体に煙をかけています。


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まとめ

余談ですが、浅草寺は「せんそうじ」と呼ばれます。本堂の東側にある浅草神社は「あさくさじんじゃ」です。ご存知でしたか?

有名な観光地である浅草寺。人気があるのはやっぱりご利益があるからに他なりませんね。まだ行ったことのない人も、行ったことがある人も浅草寺のパワーを体感してみてはいかがでしょうか。

 

ウラスピナビ編集部

 

 

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