ボイジャータロット0番 Fool -child 愚かな子ども

意味・・・「あるがまま、無限の可能性」

 


photo by 椎名マキ

 

愚かな子ども

 

通常のタロットでは「愚者」というカード。

正位置の意味・・・自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。

逆位置の意味・・・軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。

(Wikipediaより引用)

 

日本語訳では「愚かな子ども」とありますが、ちっとも愚かなんかじゃありません。
英語ではちょっと子供じみていたり、抜けていたりする時にも使うようです。

 

子どもは純粋なパワーとエネルギーを持っています。
子どもは後先なんて考えないでしょ?
明日早いから余力残して遊ぼうっと!なんて思わない訳です。全力で遊んで電池切れでパタっと寝てしまう生き物なのです。

 

損得や後先など考えずに、素直で純粋な思いや行動を表しているのがフールチャイルドです。
好奇心旺盛で怖いもの知らずのところが、考えすぎて動けなくなる大人とは違い魅力でもあります。フットワークの軽さと、知りたい!という探求心がその原動力になっています。

 

単純で周りからみたら愚かに映るかもしれませんが、その純粋さに勝るものはありません。クリアなエナルギーとパワーなのです!

 

ボイジャータロットでは逆位置をとりませんが、ネガティブな側面を「未熟な部分」として読みます。フールチャイルドの未熟な部分は、世間知らずで無鉄砲な所、素直すぎて傷つける、自分に正直ではあるが社会的に規則に従うのが難しい、初心者なので経験不足、などがあげられます。永遠の17歳やピーターパンシンドロームも、未熟なフールチャイルドの要素とリンクするかもしれませんね。

 

 

~存在の種~

 

中央のシンボルの胎児は、これから生みだすものを表し、そこには無限の可能性があることを教えてくれています。「0」はまだ形としてはないけれど、すべての可能性を内包した種なのです。そこにはワクワクがたくさん詰まっています!

 

~絶対信頼~

 

フールチャイルドはすべてにおいて、完全に信頼をおいています。それは宇宙に対しても信頼をしていることにもなります。起きることはすべてが必然。無駄なことなんて何一つないことを知っています。
カードのモチーフでは、左上にダイブしている人がいます。この人は無謀に飛び込んでいる訳ではありません。下には多くの受け止めてくれる手があり、それを信頼してダイブしているのです。だから大丈夫です。

 

~失敗は怖くない!~

 

このカードの象徴的なシンボルである、右上の目をキョロっとさせている子どもの顔。この子は、実はおでこに傷があります。つまずいて転んでも、子どもは「もう遊ばない・・・」とはなりません。また起き上がって走り出していきます。何度失敗したっていいし、何回でもチャレンジしてOK! 失敗を恐れることはないと、気づかせてくれます。

 

 

関連カード

 

フールチャイルドの関連カードとして、家族カードからすべてのchildカードの4枚があります。フールチャイルドをさらに細分化して表したものになります。それぞれのカードをみていきましょう。

 


photo by 椎名マキ

【Learner 学ぶ子ども】

 

好奇心いっぱいで「なぜ?どうして?知りたい!」という、純粋な探求心を表しています。知りたくて仕方ないのです。気になっていたことや、やってみたかったことに対してこのカードが出たら「今が学び時だよ」と言っています。ぜひやってみてくださいね。私たちは学生の時は嫌々勉強をさせられていたので、その単元が終わったら内容は忘れてしまっていました。でもこの学び時に勉強すると、スポンジが吸収するようにぐんぐん頭に入っていくし身に付きます。やりたい時がまさに学び時ですね。

 

上の方におっかなびっくりした表情の子どもがいます。この子は、怖いもの見たさみたいな感じなのです。怖いけど見てみたい!やってみたい!とドキドキする気持ち。だから、一見遠ざけていたようなことは実はやりたいことだった、なんてことも。

 

【Feeler 感じる子ども】

 

感情に良い、悪いなんてなくて、どの感情もOKなんだ。全肯定してくれているカードです。人はどうしてもポジティブ感情が良くて、ネガティブな気持ちは手放さなきゃと思いがち。でも、喜怒哀楽のどの感情もジャッジしないと言っています。嫌いな人に嫌みを言ってしまったり、自分のことを棚に上げて他人を責めてしまったり・・・。そう思ってしまうことがダメなことじゃなくて、何がダメってその気持ちをなかったことにすることなのです。感情に蓋をしてしまうと、いつか爆発してしまうから。だから自分が今何を感じてどう思ったのか、気持ちにフォーカスしてみてください。

 

【Player 遊ぶ子ども】

 

遊びなさい~!という時に引くカードです。
地球上はワンダーランド! 楽しいことがいっぱいあるのに、何で遊ばないの? どうして仕事ばかりしているの? 作者のDr.Jamesはそんな風に言います。
遊び心が足りない時、ハードワークの時にも良く出てきます。

 

カードの中には、色々な遊びを楽しんでいる子ども達が描かれています。その中でも下の方に無表情の子が気になりませんか? この子は「遊び方を忘れた子ども」の象徴です。子どもでいられる期間は短く、早く大人にさせられてしまいます。だから十分に子ども時代を楽しんでくださいというメッセージです。

 

【Seeker 探す子ども】

 

自分の魂の道を五感、または第六感で探していく。ここは理屈じゃないところですね。
私は誰? 自分自身を知りたい、自分探しのプロセスを表しています。

 

原住民の子どもが空を見上げて天気をみて、風を読んでいます。「明日の天気は雨かな?」「獲物はどこにいる?」野生動物たちも同じです。理屈じゃなく、五感を使って感覚的に掴んでいく。このカードが出た時は、何か決める時も直感重視でいく方が良いです。

 

 

Fool-childの問いかけ

 

それでは、0番のフールチャイルドにちなんだ質問をしてみましょう。

 

A~Cの中からピンときたカードを選んでくださいね。

 

 

 

Q あなたの原点となるものは何ですか?


photo by 椎名マキ
直感で選んでみてくださいね!

 

それではカードを開いていきましょう。

 


photo by 椎名マキ

A Player 遊ぶ子ども、Synthesis 融合

 

自分が楽しむ時間、自分らしくいられる場所が原点です。好きなことをする時間があなたにとってはとても大切です。仕事や利己的に考える部分と自由にしたい部分のバランスを上手くとれると◎。小さいことに夢中になったことや好きだったことに、ヒントがある場合があります。特に幼少期に出来なかったことや我慢したことに、リトライすることも良いです。(例えばバレエを習う、漫画やおもちゃを大人買いするなど)

 

B Learner 学ぶ子ども、Purity 純粋

 

何でもやってみたい! 知りたい! というワクワクする探求心が原点となっています。興味があることに対して、自分で発見していくプロセスが何とも楽しいのです。それがあなたの「自分にとっての真実」を見つめていくことにもなります。様々なことをインプットして、最終的に答えは自分の中にあると知るでしょう。

 

C Feeler 感じる子ども、Brilliance 輝き

 

あなたの感じたこと、想いを表現していくことが原点となります。それは言葉で伝えてもいいですし、何か作品やものを通してでも良いのです。そうすることであなたがどんどん自分らしさを取り戻して、輝いていけるのです。何か一つに絞る必要はなく、まとめて発揮していくようなイメージかもしれません。ぜひ気持ちを表現していってください。

 

以上、椎名マキが読み解く0番 Fool-childはいかがでしたか?

あなたの中の純粋でワクワクしたフールチャイルドにフォーカスして、表現していってくださいね!

ありがとうございました。

 

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ボイジャータロットティーチャー:椎名マキ

WRITTEN BY 椎名 マキ

椎名 マキ
ボイジャータロット国際認定リーダー  東京都在住。 2010年 ボイジャータロットカードに出逢う...