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【手相】書く手相!ペンで良い線を書くだけで運勢が変わる開運法は本当!?  

■ただ書くだけでは何も変わらない「書く手相」の意味

何年か前、ペンで自分の手に欲しい手相の線を書いてその運勢を手に入れる「書く手相」が流行りました。

しかし、「良い線を書くだけで開運や幸せ、成功を得られるなら皆やっているし、書くだけで運勢が変わるわけがない」という占い師の人の考えも聞きます。

確かに『ただ書くだけでは意味もなく、効果はない』と私も判断しています。


photo by 花岡正人

単にこの線を書けば開運すると言われ、書いただけで放っておいては、当然の如く何も変化はありません。

「理想の求める線を意識して、願いを込めながら書くと運勢も変わる!」

ということなのですが、それは、書いた線そのものに意味があるわけではなく、書いては薄くなり、書いては薄くなりながら、毎日のように書けば、その線の意味する幸運が潜在意識に伝わり刷り込まれます。

すると、今までの考え方とは違う思考が無意識に起き始め、行動も変わります。

(自然に、その線の意味に見合う自分を重ねた行動に変化していくのです)

そうなると、線を書く前の運勢とは変わり、手相も自然に変わるという訳です。

結果的に、実際に書いた線と同じ線が自らの努力や行動により望んだ線が作られるということであり、手相を書く行為が、自分の未来を変える方法になるという意味に繋がります。

そして、何も思わず書くのではなく、線を書きながら、願いを具体的に想い浮かべることに意味があります。

具体的には、どのような線を書いていくのが良いのでしょうか。

 

■なりたい自分の運勢を思い描いて書きましょう!

手相には良い線、悪い線はなく、全ての線が個性であるという考えがありますが、やはり自分が求める理想の運勢があり、自分に足りないものを追加したり補いたいという資質、運勢や、今以上のレベルアップを望む欲は誰にでもあります。

手相の本を観れば、「金運に恵まれる線」「結婚運が良い線」「仕事が成功する線」など自分にあったら嬉しいな、と思う線がたくさん載っています。

書く手相では、そんな自分には無い求める理想の線を調べて書き足せば良いのです。

 

▼どんな線を書くのが良いのか

ここでは、その一例を記載しますが、ご自身でこんな幸運が欲しいという線を見つけていく事自体が、潜在意識への刺激にもなりますので、ぜひ貪欲に、なりたい自分探しをして、今の自分にない運勢を思い描きながら書いてみてください。

もちろん、一度に複数の線を書いてもOKです!(ただし、たくさん書いてそれぞれの線への意識が弱くなっては効果も弱くなってしまいます)

 

(A)感情線(感情、精神性、表現力)

別記事「献身的な愛情は損する?(感情線)」参照

・感情線の乱れが大きい人は濃く太く線を繋げて書くと精神が安定していきます。

・情熱的にアプローチ表現していきたい時は、感情線を長く足していきます。

 

(B)頭脳線(志向性、才能の現れ)

別記事「あなたの才能は、理系? 文系?(頭脳線)」参照

・創造性や新しいアイデアを発想して成功させたい人は下に垂れ下がる頭脳線を足します。

・飽き性や集中力の途切れを無くしたい人は、キレイな長い頭脳線に上書きします。

 

(C)生命線/二重生命線(生命力、健康、忍耐力)

別記事「二重生命線は浮気線? 体力2倍は本当?(二重生命線)」参照

・元気で長生きしたい場合は、濃く太く上書きして親指の根元まで回り込む長い生命線を書き足します。

・忍耐力や粘り強さが欲しい場合は、くっきりした二重生命線を書き足します。

 

(D)運命線(仕事運、意志の強さ、思慮分別)

別記事「「あなたの人生の生き方」3タイプ(運命線)」参照

・開運時期も定めて自力で成功させたい時は生命線からの開運線を書きます(開運線)

・芸術、美的センスなどの創造的感性を活かして成功したい場合は月丘から運命線を書きます。

 

(E)太陽線(金運、名誉名声、人気)

別記事「お金が溜まる人(太陽線)」参照

・仕事の成功で大きなお金を得たい場合は運命線から太陽線を書きます。

(手に入ったお金の使い道や、必要な額を思い意識を高めながら書く)

・人気や名誉名声、地位を得たい場合は月丘から太陽線を書きます。

(たくさんの人が自分の仕事で喜んでくれる姿を思い浮かべながら書く)

 

(F)財運線(貯蓄、財産、社交性、商売運)

別記事「財運線があればお金持ちになれるの?(財運線)」参照

・出ていくお金が多い人や、お金が溜まらない人は、太くて長い線をしっかり書き足します。

・商売繁盛、お客さんがたくさん来る商売にするには、月丘にから長い財運線を書きます。

 

(G)結婚線(幸せな結婚、家庭、子宝運)

別記事「結婚線の本当の意味(結婚線)」参照

・長く幸せな家庭、夫婦仲を作りたい場合は、長く上向きの結婚線を伸ばして書きます。

・幸せな結婚を望む場合は、望む年齢辺りにきれいな結婚線を書き足します。(流年法)

 

(H)恋愛線(運命的な出会い、恋愛成就、ご縁)

別記事「恋愛線は出会いのご縁? 別れの障害線?(恋愛線)」参照

・出会いを望む年齢(生命線の流年法)を考慮して恋愛線を書き足します。

 

▼効果がある「書く手相」の方法

望む書きたい線が意識出来たら、出来るだけ効果の現れやすい方法で書きたいものですね。

では、より運勢UPするためにはどんな書き方が良いのでしょうか。

 

  • 左手は先天的、右手は後天的な手相なので、右手に書くべきか?

一般的な手相学では、左手は元々持っている資質や体質が出やすい先天的な手相であり、右手は、現在・未来の運勢が現れる後天的な手相とされているので、今後の開運を考えて「右手」に書くことを教えている鑑定師が多いでし、一般的です。

もちろん、その考えは否定しませんが、私は左手にも右脳の示す「五感的感性や精神性」としての運勢が現れると考えているので、プライベートやリラックスモードが中心となる「恋愛運」「結婚運」「家庭運」「子宝運」などに関わる運勢は「左手」に望む線を書いた方が良いと思います。

また、左脳は「考える力(言語能力、計算能力、分析能力など)」による変化が現れやすいので、社会的立場でのカチっとモード、仕事モードが中心となる「仕事運」「金運」「財運」「対人関係」などに関わる運勢として「右手」に望む線を書くことが良いと思います。

もちろん、両手に書くことが一番良く、左右どちらかに決めずに、左右の自分の手相を見た上で自分に足りない、補いたいと思える手の手相に書き加えることがベストです。

 

  • 書くペンは水性ペン、油性ペン、ボールペン? 

一見、消えずらい油性ペンで書いた方がずっと残って願いも叶いやすいと思うかもしれませんが、書く手相の意味を考えれば、「水性ペン」が一番効果を出しやすいです。

私は、自分で書いた線を常に見えるようにして望む運勢を見る度に思い出して、いつもその運勢を叶えるための意識を持って行動することが大切なので、書くペンは油性・水性・ボールペンなど、あまりこだわらず消えたらすぐ書いて意識づけることが大切です、と言っています。

ただし、理想としてはやはり「水性ペン」であり、薄くなるのが早い為、何度も書き直すという意識や行動が、その度に望む運勢への意識・行動変化に繋がりやすいということがあります。

ですので、その理由を知らずに、単に「水性ペン」が良いと言われて書くだけだと、早く薄く消えていくと共に書いた意識も薄れて書き直すことを忘れてしまうので、逆効果となってしまいます。

 

  • ペンの色は黒、赤、金、銀・・・何色?

風水やカラーセラピーなどでも、運勢を輝かせるものとして、金色や銀色を開運色とする場合があり、書く手相も「金」「銀」のペンを推奨する場合が多いです。

実際に、金色や銀色で書くと、眼にも止まりやすいですし、気持ちも上がるということでは、潜在意識に残るので、効果が出やすいと言えます。

「夜は「金のペン(金運UPなど)」、昼は「銀のペン(元気が出る、気合いが入る)」が良いという有名な占い師の先生もいますが、それもあまりこだわらず、一般的な黒ペンでも構いません。

あくまで強く意識できることが大切なので、金や銀のペンが地肌の色に同化して、書いた後に気付けなくなってしまうと、一番重要な潜在意識への刷り込みもなくなるので、やはり逆効果になります。

それであれば、目立ちやすい黒ペンの方が良いのです。

昔、私は、普段は書いても見えず、ブラックライトが当たると書いた線が浮き出て見えるブラックライトペンを買って、これなら人に見られても恥ずかしくないと思い、使っていたことがありますが、やはり、書いたこと自体を忘れ、ブラックライトを当てることすら面倒になってしまったので、全く効果が出なかった苦い思い出があります(笑)。


出典:無料素材画像 写真AC

■韓国で流行った欲しい線を手術で作るのは永久的効果になるの?

整形に抵抗が少ないと言われている韓国では、開運となる手相の線を手術で作ってしまう方法が流行ったことがあります。その方法であれば、理想の線を永久的に持つことになるので、いちいち書き直す必要もなく、願いも叶いやすくなるという理屈です。

しかし、この方法を私はおススメできません。
手相は、変わるものではありますが、それは、自らの努力や意識、行動を変えることによって今のままではない運勢に変えていくということです。

書く手相も、当然、何も考えず書いただけでは意味が無いと初めにお伝えした通り、手術で作った線は、単なる傷跡でしかなく、自分で作り変えた努力としての運勢でもないですし、自分で作った線でもないのです。

多少なりとも、手術をして自分の運勢を変えたいという、行動の変化や、その傷跡をいつも見て、これだけの手術をしたのだからそれに見合う行動をしていこうという潜在意識の変化に繋がれば意味のあることにはなりますが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということで、すぐに忘れてしまえば意味がありません。

もちろん、書く手相も、願う線が出る前や願いが叶う前に書くことをやめて忘れてしまえば同じことですが、書き直していく作業がある分だけ、意識を持続させやすいということです。

そして、何より、掌紋医学としても、手相学としても、傷として残った線は「病理紋」や「凶相」として扱われることが多く、身体の外から内部に過剰な刺激を与えてしまい、運勢を悪くしてしまうという考え方があります。

豊臣秀吉の手相は中指まで延びる「運命線」があり、それは、天下を取る強い運勢を得るために自ら小刀で切って刻んだ線と言われていたり、敵に襲われて避けた手の平に傷を負ったモノとも言われていますが、非常に長い運命線となって天下を取ったという意味付けがされています。

しかし、私は、その運命線が傷跡として凶相となってしまったからこそ、天下を取った期間が短くなってしまったのではないかと想像してしまうのです。

ですので、あまりキズをつけて線をつける方法は、痛いだけですのでおススメはしませんが、爪などで、傷跡にならない程度に、常日頃、「この線出てこい」と欲しい線をなぞることは、潜在意識に残すことにもなり、手術などの過剰な刺激ではない、適度な爪の圧力として身体の内部に足りない線の周りの神経の刺激となって実際に現れくるということが期待できますので、試してみるのも面白いと思います。

 

 

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手相セラピスト:花岡正人

WRITTEN BY 花岡正人

花岡正人
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