【手相】感情線上の島紋は失恋や病む人の印と言われた
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【手相】感情線上の島紋は失恋や病む人の印と言われた
■感情線上の島紋は精神的変化として現れやすい
主要線上に現れる印の一つに「島紋」という楕円に空洞が出来た島状の形が現れることがあります(「島」、「アイランド」「目形紋」とも言われます)。
島紋は「凶相」の印(紋)になることが多く、掌紋医学でも「病理紋」の一つとして慢性的な疾患の現れとして捉えられています。
photo by 花岡正人
一般的に感情線上の島紋は、感情線の意味する感情や精神性での問題を示すので、心的ストレスが溜まっていたり、恋愛や人間関係での悩み・トラブルにより、感情が不安定になって、コントロール出来ず精神的に病みやすくなっていると言われます。
感情の変化で感情線上の島紋は出たり消えたりしやすいとも言われているので、あまり心配しすぎる必要はありませんが、ずっと出ている場合は、先天的もしくは慢性的な身体への負担や、トラブルが起きやすい体質を意味している可能性がありますので、事前に察知して未然に防いでいくことが大切です。
■感情線上の島紋が現れる位置で負担のかかる場所が分かる
感情線上の島紋は、現れる場所によってトラブルや疾患の意味が変わってきます。
▼起きやすいトラブルと、負担のかかりやすい臓器・疾患
全体的に観れば、「感情・精神的負担」「心臓、循環器系、上半身神経系」などを意味しますが、もう少し細かく見ることが出来ます。
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小指の下の感情線上の島紋 ・・・ 上図(a)
<財産や商売、交友関係、人間関係でのトラブルが起きやすい>
これは、トラブルとして小指の下の水星丘の影響が現れてくる捉え方です。
<腎臓、泌尿器系、婦人科系(子宮・卵巣)、耳、呼吸系器の疾患のリスクの現れ>
掌紋医学では、小指及び、小指下の乱れ、病理紋は、腎臓や婦人科系、呼吸系の炎症、過度な負担を示し、その部位の疾患リスクがあることを教えてくれています。
また、薬指下の感情線の病理紋は、耳や神経系、腎臓、泌尿器の炎症を意味します。
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薬指の下の感情線上の島紋 ・・・ 上図(b)
<金銭や名誉・名声・地位、恋愛でのトラブルが起きやすい>
これは、トラブルとして薬指の下の太陽丘の影響が現れてくる捉え方です。
<眼精疲労、視力低下や視神経などの神経及び、心臓の疾患リスクの現れ>
掌紋医学では、薬指及び、薬指下の乱れ、病理紋は、血圧異常や心臓の過度な負担を意味していて、薬指下の感情線の病理紋は、眼の疲れや衰え、疾患リスクがあることを教えてくれています。
また、薬指下の頭脳線上の島紋(上図b’)も同様に眼の疾患リスクを意味しますが、感情線上の島紋が心臓や心的影響が大きいのに対し、頭脳線上の島紋は視神経近くの動脈瘤や血管の拡張による偏頭痛、糖尿病の合併症などで眼に影響を与える場合が多いです。
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中指の下の感情線上の島紋 ・・・ 上図(c)
<仕事上や、孤立・没頭、信仰上でのトラブルが起きやすい>
これは、トラブルとして中指の下の土星丘の影響が現れてくる捉え方です。
<心臓、血液循環器系、腎臓、脳の疾患リスク及び過労の現れ>
掌紋医学では、中指及び、中指下の乱れ、病理紋は、心臓や脳など血液循環器系の滞りや炎症、過度な負担を意味していて、その部位の疾患リスクがあることを教えてくれています。
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感情線先端の島紋 ・・・ 上図(d)(d’)
<失恋や離婚、死別などの別れが起きやすい>
これは、感情線が小指下を始点として、人生の流れを追っていく見方で先端の島紋は最終的な感情・精神面でのトラブルとして、パートナーとの別れを意味する捉え方です。
<呼吸器系、消化器系、心的ショック、心臓、精神の疾患リスクの現れ>
掌紋医学では、中指・人差指の間の根元辺りが気管支、肺、喉などの呼吸器系及び、甲状腺の反射区となり、人差指の下は、消化器系(胆のう、食道)の反射区となります。
また、感情線の先端の病理紋は、心臓や精神的負担を意味することが多く、心疾患や精神疾患など心的ショックにより突発的に現れることがあります。
▼島紋が連なって乱れているような感情線は心臓・精神への慢性的負担
感情線上に単独で現れる島紋は、上記のトラブルや疾患リスクとして捉えることが多いですが、感情線上に島紋が鎖状となって連なっている場合は、どのような意味となるのでしょうか。
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感情のムラや起伏の大きい感情的体質を表す ・・・ 上図(右上)
基本的要素として、クッキリ島紋が連なっているように観えれば、上記指下の示すトラブルや疾患のリスクとしても捉えていきますが、よく観る現れ方は、鎖状に乱れた感情線(いくつもの線が絡み合った印象)です。
その場合は、元々の資質として感情面の乱れが大きい体質を意味していて、乱れが大きいほど、感情のムラや喜怒哀楽などの起伏が大きく出やすい感情的で感情優位な精神性となります。
感情線は、あまりきれいに全く乱れなく現れていると、逆に感情の豊かさに欠ける無機質な感情になるため、ある程度乱れている方が、人間味のある魅力に繋がります。
しかし、乱れが大きくなると、神経も高ぶりやすく、イライラしたり、細かいことが気になり過ぎたり、感情的な情熱や落ち込みにもなりやすく、心が疲れ切ってしまう体質とも言えます。
そのため、心臓や血液循環器系、神経系への負担は大きくなり、心疾患や精神疾患、消化器・呼吸器疾患、アレルギーなどにもなりやすいです。
出典: Pixabay
■感情線は乱れやすく、変化しやすく島紋も出来やすいのか?
元々、感情線は、主要線の中でも変化が起きにくい線です。
それは、感情線が生まれ持った精神性や感情面、感性が現れやすく、センスや感性はあまり変化しない五感の領域と捉えています。
そのため、変化は起きにくいのですが、人によって現れ方は非常に大きな差が出る線です。
つまり、線の濃さや乱れ、支線の量などは、人によって大きく異なることが多く、感情面の体質として現れやすいのです。
ですから、感情線自体が急に乱れたり、薄くなったりすることは少ないのですが、島紋は現れやすいと言われています。
それは、元々乱れていた細かい線が島状に見えてくることがあり、感情線が変化したというよりは、乱れている細かい部分は変わりやすいということです。
つまり、日頃から感情線に目を向けて、島紋に変化しやすそうな乱れがあれば、その位置の意味するトラブルや臓器への負担に用心して行動すれば、回避することが出来ます。
感情線自体は変化しにくいものの、島紋は、心的影響で目立ってきたり、治まったりします。
感情線上の島紋があると、「凶相」として、大きなトラブルや病気、停滞などと思い、不安になってしまいますが、感情線は元々乱れていることが多い線で、島紋が形成されやすいので、頭脳線や生命線の島紋ほど心配する必要はありません。
島紋があっても、恋愛や人間関係で悩みや心への負担が大きくなっていると捉えてもらえれば良いことも多く、まずは、その悩みをストレスにしないで前向きに行動して解決していけば、自然に消えていく事が多いのです。
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手相セラピスト:花岡正人