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【手相】手の甲の血管が目立つのは老化?病気?  

■手の甲の青筋(静脈)が浮き出る「老け手」は老化なのか

手相学では、手の平側の線や、膨らみ大きさなどを観ますが、手の甲側を観るのは、一般的に爪診断や手の形を確認する程度にしか使われません。

手の血管(青筋)についても、手の平側は、掌紋医学において宿便や内臓への負担を観る事はありますが、手の甲側の血管を観ることはほとんどありません。

しかし、手相鑑定をしていると、手の甲側の浮き出た血管を気にされる方も多く、どのような意味があるのかを知りたい人が多いようです。


photo by 花岡正人

 

そこで、今回は、手相としての「手の甲の浮き出た青筋」について、医学的な原因も含めて説明させていただきます。

手の甲の血管(静脈)が浮き出て目立つことを「ハンドベイン」と言います

歳を重ねると現れてくる印象もあるので「老け手」などとも言われています。

実際そのほとんどは、加齢により、肌の弾力を与える成分が減って、張りがなくなり、肌がしぼんで皮膚が薄くなるため、血管が浮き出て見え、血管自体も老化して弾力が無くなり硬くなるので、目立ってきます。

もちろん、紫外線による乾燥やハンドケアの怠りによる代謝の悪化、または痩せている人などは加齢でなくても浮き出ることはあります。

▼血管の老化(加齢や不摂生)

静脈は心臓から送り出された動脈への血液が手の指先の末端まで行き、心臓へ戻る時の血管です。

つまり、手の甲には末端近くの血管が集まる場所であり、血液の流れが悪くなって滞ると、手の甲には停滞した血液が溜まって、血管が膨らんでしまいます。

血管が浮き出してしまうのはこの静脈の拡張が原因の一つです。

そして、血流が悪くなるのは生活習慣の乱れの他にも、運動不足や加齢により、血管が厚く、硬くなるため、血管自体が太くなって皮膚表面に浮き出やすくなります。

▼皮膚の老化(加齢、紫外線、乾燥など)

加齢により肌の弾力が無くなり皮膚が薄くなっていくため、血管が浮き出ているように見えてきます。

女性は特に女性ホルモンの影響で、加齢とともに肌のたるみや柔らかさも失われていき肌が薄くなる速度が速くなります。

 

紫外線や、乾燥、かぶれなどの炎症も、シミ、シワ、たるみを増やして肌の新陳代謝が遅れるので、肌の老化を進めて、皮膚を薄くします。

 

この他、遺伝として静脈が拡張しやすかったり、肌が薄くなりやすい場合もあります。

兄弟など親族も浮き出ているようであれば、遺伝の可能性は高くなります。

 

■老化での血管浮き出しでない場合はどんな意味があるの?

では、老化や遺伝的な原因で、手の甲の静脈が浮き出ることは問題がないのか、また、病的な見え方もあるのか、もう少し詳しく紹介します。

▼医学的に問題の無い見え方(老化や遺伝的な静脈の浮き出し)

腕を下に伸ばした「気をつけ」状態から「前へならえ」にゆっくり腕を上げて手の甲が心臓より上になっている状態にすると、膨らんでいる血管がしぼんで見えなくなっていれば、単なる生理的静脈拡張での、老化的浮き出しなので、何の問題もありません。

 

ですが、腕が心臓より上にあっても血管が膨らんだままになっていた場合は注意が必要です。

 

▼静脈の血流が悪くなって滞り、炎症や、高血圧、心臓疾患の可能性

心臓より上に手を挙げても静脈の膨らみが無くならない場合は、静脈の血流がかなり悪くなって流れずらい状態であることを表しています。

つまり、心臓からのポンプ機能に異常があり、かなり血管の圧力が高い状態で「心不全」などの心臓に疾患を抱えている可能性を示唆しています。

この場合は、専門医への受診をお勧めします。

 

また、手を挙げれば膨らみが無いとしても、若い年齢から浮き出ていたり、同年代と比べても浮き出した血管が目立つ場合は、静脈が滞って動脈硬化が進行していたり、血圧が上がっていたり、皮膚を衰えさせるような、食生活の乱れ、運動不足、不摂生などが原因になっている可能性があります。

 

・背中の血流の停滞、炎症

背中の筋肉の緊張や疲労、痛みとなって、「腰痛」「ひざ痛」「肩・首痛」となりやすい症状として手の甲の青筋が目立つ場合があります。

掌紋医学では、全体的に腰痛として扱われることが多いですが、浮き出ている場所によっては、ひざや肩、首などの炎症を示すことがあります。(上図参照)

 

・臓器の疲労、炎症

経絡の位置やリフレクソロジーの概念から、手の甲の青筋も臓器の疲労や炎症として観る場合があります。

特に手の甲の全体的な血管の怒張や、中指及び、中指下の目立った浮き出しは「高血圧」「動脈硬化」「脂肪肝」「肝炎」「狭心症」「不整脈」などとなりやすい可能性を示す見え方となり、「心臓」「肝臓」の疲労、炎症を示すことがあります。(上図参照)

また、場所によっては、「呼吸器系(肺・気管支)」「消化器系(胃腸・胆のう)」「腎臓」などの疲労、炎症示す場合もあります。


出典: Pixabay

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■浮き出しの目立ちを抑えたり改善する方法はありますか?

医学的には、ハンドベインを治療する方法はいくつかあり、血管自体をレーザーで焼く方法や、皮膚のやせ細りを戻すヒアルロン酸注入療法など、病的なものでない生理的な静脈拡張の場合でも、手の甲を人前に出す職業の方や、肉眼的に醜く感じてストレスになってしまう人などは、外科的な対応を取る場合があります。

 

しかし、一般的には老化や遺伝的な静脈拡張ですので、そのまま受け入れるしかありません。

それでも、生活習慣の改善や健康管理にて浮き出しを目立たなく改善させたり、予防することは可能です。

 

▼静脈の拡張を抑える

加齢で血管が硬くなったり壁が厚くなっていくのは仕方がありませんが、その進行を遅らせたり、予防、改善していくことは可能です。

一般的に言われる、血流を良くして、動脈硬化を防ぐ生活習慣、食生活を心掛けていただけると効果が現れやすいです。

甘いものや炭水化物、油物、塩分などの取り過ぎや、高コレステロールの食事、過度な飲酒、喫煙などを無くし、運動不足にならないようにしていくことが、ハンドベインの予防、改善に繋がります。

また、末端の静脈に血液が流れにくくなっているのが原因の一つなので、手の甲の静脈を効率よく心臓に戻すことで即効的に手の甲の浮き出しを抑えることができます。

その方法として、脇の下に通る静脈に圧を加えないようにひじを上げ、その体勢で、心臓周りの大静脈を広げて流れを良くするために大きく深呼吸を10回程度行ってもらうと変化を実感するという検証もされています。

 

▼皮膚の老化を防ぐ

皮膚の老化も加齢で仕方のないモノですが、血管同様、老化を遅らせたり若返らせる改善や予防は出来ます。

美容としてスキンケアを意識して保湿やマッサージなどを習慣づけていくのも良いですし、酸化を防いで肌をみずみずしく保つビタミンE(アーモンド、緑黄色野菜など)、ビタミンC(トマト、ブロッコリーなど)、βカロチン、ビタミンB2、リジン、コラーゲンなどを摂取するのも効果的です。

逆に肌の老化を促進する加工食品や不飽和脂肪酸(マーガリンなど)を取り過ぎないようにするのも、静脈の浮き出しを抑えてくれることに繋がります。

 

 

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手相セラピスト:花岡正人

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