日本でも人気の12星座占い。占いにそれほど興味がない方でも「自分は●●座」と、自分の星座を知っている人は多数いるでしょう。この12星座占いは占星術をベースとした占いです。
占星術は古くから積み重ねてられてきた統計学と言われ、予見の精度がとても高い占いです。
さて、アメリカで「最も有名な占星術師は誰か」という話になれば、まず名前が挙がるのはエヴァンジェリン・アダムズです。その驚異的な的中率から「女ノストラダムス」とまで呼ばれたアダムズですが、彼女を有名にした事件として「占星術裁判」があります。
今回は占星術師エヴァンジェリン・アダムズについて、古今東西運命学探求家CHAZZがお話しをしていきましょう
●生まれながらの占星術師
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彼女は1865年に生まれ、10代の頃から占星術を学び、1899年35歳の時にニューヨークで占星術師として開業しました。
アダムズの占星術は、数秘術や哲学・統計学までも駆使した斬新なものだったようで、開業早々にその予知の正確さが話題となり有名になります。
当時のニューヨークはまだ保守的な考え方の人が多く、「呪い、運勢を占うことを禁じる」という法律が存在していましたが、アダムズは臆することなく多くの助言を行っていました。ですが、裁判所も黙っていられず、条例違反として1914年に告訴され、歴史的にも有名な「占星術裁判」が行われました。
●裁判中にホロスコープで占い的中させる!
裁判の中で、アダムズは裁判官たちに真っ向から立ち向かい、占星術がデタラメでも、いかがわしい呪いの類ではないと主張しました。そして裁判官は、その場でホロスコープを解読してみろと言い、まったく予備知識のない人物の生年月日データをアダムズに渡しました。アダムズはその場でホロスコープを作成し、その人物の性格の傾向や人間像等について詳細な解説をしたそうです。
このホロスコープのあまりの的中率に「占星術を科学の域まで高めた」と言わしめ、告訴は取り下げられました。この裁判は、占星術の社会的地位も上がることにつながり、その後「呪いや運勢を占うことを禁じる」という法律の廃止にもつながったといいます。
●社会的な予知も的中していたエヴァンジェリン・アダムズ
その後は有名人がぞくぞくと訪れる占星術師となり、大銀行家モルガンだけでなく、アメリカの鋼鉄王アンドリュー・カーネギーさえも彼女のもとを訪れました。
アダムズは雑誌の中で何度か大きな予知をしています。
その中でも有名なのが「イギリス王室エドワード8世と、王位と相容れない既婚女性との出会い」の予知でした。その後の出来事は世界的スキャンダルとして有名ですが、エドワード8世は既婚女性であった夫人と熱烈な恋をしたあげく、王位を捨てて結婚したのです。
また、アダムズは第二次世界大戦へのアメリカ参戦を予知したり、他にも数多くの予知を的中させました。
●自らの死期を予知していたアダムズ
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晩年も人気は続き、自らの死期を1932年だと予知していましたが、その占い通り、1932年11月10日に67歳の生涯を閉じたのでした。
占星術は精度の高い占いとして有名ですが、自身の死まで的中させてしまうのは少し怖いですね。占星術に限らず、占いでは人の死を占うことはタブーとされているので、好奇心で占おうとするのはご遠慮下さいね。
古今東西運命学探求家:CHAZZ
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