女子力底上げ ゆるふわハーブ生活 vol.8 女性の味方!! 女性ホルモンの働きを助けるハーブ&精油とその利用法
普段は気に留めていませんが、私たちの身体の中では、さまざまな物質が一定に保たれ、バランスを取り正常な状態を維持しています。その一つがホルモンと呼ばれるもの。
女性の一生には、さまざまな時期に女性特有の不調が出てきたりしますが、それも女性ホルモンの働きによるものです。
同様に、女性を元気で美しくするのも女性ホルモンの特徴です。そうした女性ホルモンの働きを、薬より穏やかに助けてくれるハーブや精油があります。
と、いうことで、今回は女性ホルモンの働きを助けるハーブ・精油とその利用法をお届けします。
◎女性ホルモンの働きを助ける主なハーブ
・ジャーマンカモミール
月経痛、月経前症候群(PMS)の不安に用いられます。
・スギナ
ケイ素を多く含むハーブで、骨粗鬆症の予防に役に立ちます。
・セージ(コモンセージ)
長寿のハーブともいわれ、更年期のホットフラッシュや寝汗の緩和に役に立ちます。
・セントジョーンズワート
月経前症候群のイライラ、更年期うつなど、女性ホルモンの乱れが原因の気分のアップダウンに効果を発揮します。
・アーティチョーク
肝臓の働きを高め、解毒作用にすぐれたハーブ、過剰なエストロゲンの排泄を助けます。
・ダンディライオン
排便を促す作用があり、また肝臓の働きを高め、過剰なエストロゲンの排泄を助けます。
・パッションフラワー
鎮静効果に優れ植物性の精神安定剤とも呼ばれます。不安や痛みがある際、用いられます。
・ラズベリーリーフ
子宮に係る作用があり、子宮や骨盤周辺の筋肉を調整します。月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和に用いられます。
・ブラックコホシュ
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持ち、更年期や月経前症候群(PMS)のイライラなどに用いられます。
・ローズヒップ
美肌のためのハーブとも呼ばれ、体内の老廃物や過剰な水分の排出に効果があります。
・イブニングプリムローズ
主に種子から抽出したオイルを用います。月経痛や月経前症候群(PMS)を緩和する働きがあります。
◎女性ホルモンの働きを助ける精油
・ゼラニウム
月経痛、月経前症候群(PMS)のオイルトリートメントや温湿布に用います。
・ネロリ
不眠やうつ症状があるとき、芳香浴やトリートメントで用います
・ラベンダー
鎮静効果が高く、怒りや不安を緩和し緊張を緩める香りとして知られています。月経痛、月経前症候群(PMS)の際、オイルトリートメントや温湿布、芳香浴に用います。
・ローズ
更年期うつや疲労感が大きいとき、無気力な時などに、芳香浴やオイルトリートメントに用います。
・ローマンカモミール
ストレスによる身体のこわばりを感じたときや、痛みのある時に用いられます。月経痛や乳房の痛みがあるときは、温湿布をして用いられます。
◎女性ホルモンが原因の症状別レシピ
◇月経痛◇
レシピ
・ジャーマンカモミール 小さじ1
・ラズベリーリーフ 小さじ1
・ラベンダー 少々
をブレンドして、お茶を飲みます。
※お腹の痛みに
ジャーマンカモミール大さじ2を、500mlの熱湯で洗面器などに抽出。
そこにタオルかガーゼの端を持ち、中央を浸しやけどしないように気を付けながら、
絞ったあとお腹や腰に乗せ温める(温湿布)
◇月経前症候群(PMS)◇
※月経前の気持ちの揺れや、身体の不調に
レシピ
・セントジョーンズワート 小さじ1/2
・ヤロウ 小さじ1/2
・ローズ 小さじ1
をブレンドし、お茶を飲みます。
※むくみに
レシピ
・ダンディライオン 小さじ1
・リンデン 小さじ1/2
・スギナ 小さじ1/2
をブレンドし、お茶を飲みます。
※便秘に
レシピ
・オレンジピール 小さじ1/2
・カルダモン 小さじ1/2
・ジャーマンカモミール 小さじ1/2
・ダンディライオン 小さじ1/2
をブレンドし、お茶を飲みます。
◇更年期のさまざまな不調◇
※ホットフラッシュ(のぼせ・多汗)に
レシピ
セージ 小さじ2
をお茶で飲みます。
※骨粗鬆症に
レシピ
スギナ 小さじ2
をお茶で飲みます。
ブラックコホシュ、大豆などのサプリメントを摂るのもいいでしょう。
気になる症状があれば、ぜひ今日から取り入れて、女性ホルモンの働きにサポートされ、キラキラ輝く女性になってくださいね。
※参照書籍
・心と体に効くハーブ読本(PHPビジュアル実用BOOKS)
・アロマテラピーの事典2000/7(篠原直子.成美堂出版)