聖なる木、バナナ
今回は一年中食べられる果物のひとつ、バナナに注目。
ヒンズー教ではバナナは聖なる木とされています。
暑い国では大切な栄養源でもあり、バナナの葉には殺菌作用もあるのでお皿に使われたり、結婚式の飾りにも使用されています。
生活に根付き、ともに生きてきた植物として大切にされていることがわかりますね。
バナナの歴史は非常に古く、紀元前5000年以上前に偶然できた種のないバナナの苗を栽培化したのが始まりとされています。
原産地は東南アジアとされていて、今から1500年ほど前にインドネシアからアフリカに運ばれ、さらにアラビア地域へと広がっていくことになります。
バナナの栄養素
バナナはとっても優秀な果物。黒い斑点(シュガースポット)の出来た完熟バナナの糖分は素早く分解・吸収されて血液に入っていくという特徴があります。
そのため、スポーツ後の栄養補給にはぴったりなのです。スポーツ後に再びエネルギーが出せるようにするためには、血糖値の上がり方が早い完熟バナナがおススメです。ただし、ダイエット中の方はご注意を。
他にもバナナは腸の動きをよくしたり便秘にも効果があるというのが有名ですが、さらに過熱すると「フラクトオリゴ糖」という成分が増加してさらに胃腸に良い効果がアップするのです。
現代で増えている直腸・結腸ガンのリスクもバナナによって軽減されることが実験により報告されています。
バナナをのせて焼いたトーストで朝ごはん、なんていうのも手軽でいいですね。
血圧を下げてくれる効果もあるので、高血圧の方にもおススメです。
バナナのエレメント
バナナは西洋占星術では火星の食べ物とされていますが、エレメントでは風なのだそうです。
不思議な共通点として、南国のハワイにも風の神カナロアの化身がバナナであるという伝説がのこっています。
ハワイの創世記「クムリポ」に登場するハワイ4大神の海と海の風の神、カナロア。このカナロアはカーネという他の4大神と共にハワイにバナナを持ち込んだとか、火の女神ペレの兄弟がタヒチから運んできたなど色々な伝説や神話が残されています。
そしてバナナはカナロアのキノラウ(化身)とされており、ハワイの人々にとってはとても神聖な食べ物として扱われてきました。
私がよく使用しているハワイのオラクルカード「マナカード」のカナロアにもバナナの絵が描かれています。
そして、バナナのラッキー効果は金運来福!
新春宝くじを購入する前に、バナナを食べてみてはいかが?
今回はそんなバナナと身近なスパイスを使って、あたたかいお料理をつくります。
占星術×料理の素敵なマリアージュ『金運来福! 聖なるバナナでつくるカレー風味フリッター』をつくってみましょう!
材料:
固めの完熟ではないバナナ1本、カレー粉小さじ1~2、市販の天ぷら粉大さじ4、揚げ油、シナモンパウダー・クミンシードあればお好みで
作り方:
バナナはななめにスライスしておく。
天ぷら粉にカレー粉を混ぜてから水を少しずつ加え、もったりする程度に溶く。
溶いた天ぷら粉にバナナをしっかり絡めて、フライパンに熱した油で揚げ焼きにする。
両面カラッと揚がったら出来上がり。
お皿に盛って、シナモンパウダーなどをかけてお召し上がりください。
スパイスの香りがお好きな方はカレー粉を増やしてもOK!
私はバナナに直接カレー粉を振ってからつくることもあります。
シナモンパウダーも金運アップに効果的なので、お試しになってみてくださいね。