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【手相】警告！手の平の青筋は便秘だけ？そうじゃない！！

主に、親指根元の膨らみ（金星丘）に現れる青筋は便秘による大腸への負担が静脈の怒張となって現れるというのが手相学としては良く知られています。
今回は掌紋医学の見方も合わせて、私、手相セラピストの花岡正人の経験上からの見解により、大腸以外も載せた形で記載させていただきました。

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UPDATE:2019 / 12 / 10

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【手相】警告！手の平の青筋は便秘だけ？そうじゃない！！　

■手の平の青筋は場所によって警告の意味が変わってくる

以前、手の平の青筋（静脈）が浮き出て見える場合を、宿便・便秘での「大腸」からのサインであることをお伝えし、場所により、大腸のどの部分での宿便かを記事にさせていただきました。

（別記事「手の平に現れる青筋は便秘のサイン！？」参照）

photo by 花岡正人

主に、親指根元の膨らみ（金星丘）に現れる青筋は便秘による大腸への負担が静脈の怒張となって現れるというのが手相学としては良く知られています。

しかし、東洋医学や、中医、高麗手指鍼、リフレクソロジーなど他分野において、手の平の青筋にはそれぞれの見解があり、全てが一致する訳ではありません。

今回は掌紋医学の見方も合わせて、私の経験上からの見解により大腸以外も載せた形で記載させていただきました。

手の平の静脈は、血流が滞り、流れが悪くなっていることや、血管自体の柔らかさが失われ浮き出やすくなっていることがあり、その場所と臓器の関係が手の平の縮図として現れています。

基本的には、血液循環器系を通して、身体への負担がどこにかかっているのかを判断しますので、青筋がある方は、血流を良くしていく事で、症状が改善することが多いです。

■親指、中指の青筋は、「心臓、脳血管障害」に注意

青筋が出る血流障害の見え方では、身体の正中と言われる芯にあたる部分が、手の平の中指から手の平中心を通っていく静脈にも相当する重要さがあり、５指では一番良く使う親指へ流れていく静脈も臓器に影響し、「心臓」や「脳」の血流障害、動脈硬化に繋がりやすくなっている状態と観ます。

その他の場所での青筋も、上図に示すような臓器などの血流障害や炎症を表します。

▼親指から手首に向かう線上に現れる青筋

＜親指指先から第２関節外側の青筋が目立つ場合＞

・・・脳への血流が不足して偏頭痛やめまいなどが起きやすくなっています

＜親指第２関節内側辺り（指の股辺り）の青筋が目立つ場合＞

・・・動脈硬化が進行して心筋梗塞が起きやすい状態になっています

＜親指第３関節外側辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・心筋梗塞などの心臓疾患にかかりやすい状態になっています

＜親指側手首周りの青筋が目立つ場合＞

・・・腰痛やひざ痛などの下半身の神経痛や炎症が起きやすい体質です

▼人差し指から手首に向かう線上に現れる青筋

＜人差し指第２～３関節辺りの親指側の青筋が目立つ場合＞

・・・虚弱体質である人に現れやすく、胃腸などの消化器系が弱っている状態です

＜人差し指下（親指の根元＝金星丘）の青筋が目立つ場合＞

・・・血液が滞り、大腸の働きが悪くなって便秘や大腸炎が起きやすくなっています

＜生命線の内側、手首寄りの青筋が目立つ場合＞

・・・アレルギーが出やすい体質で、腸の機能低下が原因の場合があります

▼中指から手首に向かう線上に現れる青筋

＜中指の第２関節辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・頭痛持ちになりやすい状態で首から上の神経系や血流に負担がかかっています

＜中指第３関節辺り（根元）の青筋が目立つ場合＞

・・・頭の血流が滞り動脈硬化が、脳梗塞や脳動脈瘤を作りやすくしています

＜中指根元下から手の平中央にかけての青筋が目立つ場合＞

・・・首や喉、甲状腺、呼吸器系に炎症が起きやすくなっています

▼薬指から手首に向かう線上に現れる青筋

＜薬指第２～３関節辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・血圧の上昇や、眼や耳の神経系に障害が起きやすく、イライラしやすい精神状態です

▼小指から手首に向かう線上に現れる青筋

＜小指第２～３関節辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・腎臓疾患の注意信号もしくは、膝や腰に炎症が起きて弱っている状態です

＜小指下の手の平フチ辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・腎臓や肝臓、胃腸に過度な負担がかかり、ホルモンバランスや免疫力が低下しています

＜小指側手首辺りの青筋が目立つ場合＞

・・・婦人科系、前立腺などの生殖器系や、下半身の炎症が起きやすい体質です

出典: Pixabay

■手の平の細かい雑線や、色のくすみなども併せて観察しましょう

掌紋医学においての反射区臓器区分（反射区域）と重なる部分も多く、身体の中からの異常を知らせるサインとして、手の平の雑線、障害線、くすみなどの症状が出てくるのと同様に、血流の滞りが静脈の青筋として手の平に目立って現れるものと考えられます。

そのため、青筋だけでなく、この位置に細かい雑線や黒ずみ、赤らみ、皮膚のざらつき、硬さなどは無いかを観ていただき、それらが合わさっていたら、充分身体への負担を減らす生活習慣を心掛けていただきたいですが、青筋だけであればそこまで気にする必要はありません。

つまり、青筋が出ているからといって不安にはならず、単純に生まれ持って静脈が皮膚表面に見えやすい体質の人や、血管が太い人、皮膚が薄い人なども静脈が浮き出て見える場合がありますし、怒張して盛上がるように観える場合は、老化や便秘の見え方の可能性もありますので、参考程度に観ていただき、自分の身体を労り、気を配る健康管理のきっかけにしていただければ幸いです。