占星術×料理の素敵なマリアージュ『魔女のサバト「ユール」と冬至を祝って食べるカボチャのパウンドケーキと柚子カード』
日本の冬至は魔女のサバト
我々魔女には、クリスマスのほんの少し前にユールという大切な祝祭・サバトがあります。ユールは日本でいう「冬至」の日にあたります。
冬至は1年を通して日の出ている時間が最も短くなる日であり、冬至を境にして再び日が長くなる太陽の死と復活の日とされています。
魔女たちはこの日に新たな太陽の復活を祝って儀式を行うのです。
北欧のクリスマス「ユール」
「ユール」というのは古代ヨーロッパゲルマン民族の豊穣祭が由来とされ、古くから祝われてきました。
今でも北欧では「ユール」という言葉がクリスマスの同義語として使われています。
温かいご馳走をたくさん並べた「ユール・ボード」というテーブルを囲んで、みんなでお祝いをするのです。
そうそう、ユール・ボードの席につくのは人間だけではないという話も……
次回のコラムではユールについてもう少し掘り下げてご紹介していきます。
柚子湯は冬至のおまじない?
日本の冬至では柚子湯やカボチャを食べて養生するのが一般的ですね。
カボチャも柚子も日本の冬に大切な栄養素がたっぷり含まれています。
カボチャは夏野菜、そして月が支配する食べ物としては珍しく身体を温めてくれる野菜です。
カボチャと占星術のコラムはこちらもどうぞ♪
柚子湯の有名な由来として「冬至」と「湯治」、「柚子湯」(ゆずゆ)と「融通」(ゆうずう)をかけて「あたたかい湯につかって融通が利くようにしよう」という江戸っ子の大好きな駄洒落という話があります。
そう、江戸時代初期から始まったとされる柚子湯。当時はこじつけからだったのかもしれませんが、柚子の皮には血行促進や肌をきれいにしてくれる香り成分が含まれているのがすごいところ。
それが今もしっかりと残る風習になっている理由のひとつでしょう。
柚子の香りにはリラックス効果もあるので、お風呂でキャンドルを灯してゆっくり柚子湯タイムなんていうのも素敵ですね。
ただし柚子の精油は肌の弱い方には刺激が強い場合もありますので、柚子湯に入るときは気をつけましょう。
さて、今回は柚子とカボチャを使った、美味しいお菓子のレシピをご紹介します。
占星術×料理の素敵なマリアージュ
「魔女のサバト『ユール』を祝って食べるカボチャのパウンドケーキと柚子カード』をつくってみましょう。
カボチャのパウンドケーキ(18cm型)
材料:カボチャ200g、薄力粉100g、バター80g、グラニュー糖80g、卵2個、ベーキングパウダー4g
作り方:
カボチャをふかして、つぶして冷ましておく。(レンジでチンでもOK)
室温にしておいたバターを練ってクリーム状にし、ときほぐした卵を少しずつバターに加えてその都度混ぜる。(一度に入れると分離しますので注意!)
グラニュー糖、薄力粉とベーキングパウダーをふるいいれながらゴムベラでさっくりと混ぜる。
最初に潰しておいたカボチャを加えてさらに混ぜる。
クッキングシートをしいておいた焼き型に生地を流しいれて170度40分程度で焼き上げる。竹串をさして何もついてこなければ出来上がり!
(焼き時間はご自宅のオーブンと相談のうえ調整してください。)
柚子カード
材料:柚子2個(皮もすりおろして少しいれます)、卵2個、バター80~100g、グラニュー糖120g
作り方:
湯煎用の小鍋とひとまわり大きな鍋を用意しておく。
小鍋に、卵→グラニュー糖→すりおろした皮、柚子の搾り汁の順に入れてその都度よく混ぜる。(まだ火はつけません)
その鍋にバターを加えて、湯煎しながらよく撹拌していく。
撹拌しながら湯煎で火を加えてとろみがついたら荒熱をとって瓶詰し、冷やしたら出来上がり。
月が支配する食べ物カボチャのパウンドケーキと柚子カード、ぜひ、ユールメニューのひとつに加えて下さいね!