第2回・ジオマンシーの占い方
ジオマンシー占いの連載第2回は、ジオマンシーの占い方についてです。
様々なものを使って占うことができることもジオマンシー占いの特徴なのですが、
今回は紙とペンという身近にすぐあるもので占う方法を紹介していきます。
第2回・ジオマンシーの占い方
ジオマンシーという占いは、いろいろな占い方ができる点も大きな特徴です。
なにも道具がなくても、また、身近な文具などを使っても占えるのです。
まずは、いちばんオーソドックスな、ペンと紙を使う占い方法をご紹介しましょう。
出典:Pixabay
【用意するもの】
紙とペン
紙は、ノートの端切れでも何でもかまいません。大きさはハガキ大以上くらいあればOK。
ペンは、ボールペンなど細いものよりも、フエルトペンなどの太目のものが使いやすいです。
まず占いたいことを決めます。実はここが結構大事なポイントなのです。何も考えずに占うと、結果もぼやけたものになってしまいます。
イエスノーでこたえられるような質問なら、答えもくっきりハッキリでます。
【よい質問の例】
今日、あの人からメッセージが来る?
合コンで、出会いがある?
今月中に恋人ができる?
今度のイベント、成功する?
ジオマンシーは、何年も先のことは占えません。
シンボルひとつで占えるのは、長くて3か月先までです。
占いたいことを決めたら、無心になって、ペンを手に持ちます。
1・紙にペンで、点々の列を「・・・・・・・・・・」と、数えないで好きなだけ描きます。
2・同様に、点々を4列描きます。
3・4列それぞれに、点々が偶数か奇数か調べます。点々をふたつずつ線で結んで最後がひとつなら奇数、ふたつなら偶数です。
4・偶数と奇数の4つの組み合わせでできたシンボルが、占いの答です。
(2が偶数で、1が奇数)「シンボル名」意味
2222「人々」人も物もたくさん
1111「道」自分の道を進む
2112「つながり」絆を深める
1221「拘束」孤独で動けない
2211「大吉」オールOK最強
1122「小吉」援助運良好
2121「獲得」手に入れる
1212「喪失」何かを手放す
1222「喜び」歌い踊り喜ぶ
2221「悲しみ」残念運
1211「少女」綺麗で可愛い
1121「少年」今は力不足
2212「白」清く正しく
2122「赤」ケンカ注意
2111「竜の頭」はじまるとき
1112「竜の尾」終わるとき
たとえば、今月中に恋人ができるかどうか占って、点々を打ち、上から、偶数・奇数・偶数・奇数だったら、2121「獲得」となります。
「獲得」の意味は、「手に入れる」なので、恋人はできるでしょう。
ペンで点々するだけのとても簡単な占い方法なのに、おどろくほど当たります。
無心になってペンで点々するとはつまり、ダウジングなどと同じく、自分自身の無意識にアクセスする最良の方法なのです。ペンジュラムなど特別な道具を使わなくても、ペンと紙で占うことができるのです。
ただし!
この方法ではどうしても占えない、という方もいます。無心で点々を打つことができず、数えてしまう、という場合です。
でも大丈夫!
そういう方には、さざれ石やダイス、コインなどを使う方法があります。
1200年前のアラビアで、土や砂で占っていたジオマンシーは、ヨーロッパに伝わってペンと羊皮紙で占うようになり、さらに、ダイスやさざれ石、そして現代ではアプリを使うなど、時代にあわせてどんどん進化していきました。
ペンと紙以外で、ジオマンシーを占う方法を次回、ご紹介しましょう。
占い師・作家:高橋桐矢