神社なのに鬼!! 鬼も祟り神も祭ってしまう日本人の柔軟性が凄さ!
出典:ぱくたそ
埼玉県にある鬼鎮神社(きじん じんじゃ)は、鎌倉時代にある有名な武将が建立した神社です。
普通、“鬼”と言えばおとぎ話では絶対悪役という存在で一般的には邪悪なイメージですが、なぜ神社に祭られているのでしょう? 実は日本は世界的に見ても珍しい「祟り神信仰」があります。例えば湯島天神に祭られている“天神さま”こと学業の神さま「菅原道真公」は、非業の死を遂げた怨霊だったのです。同じく神田明神に祭られた勝負運の神さま「平将門(たいらのまさかど)」もトップレベルの怨霊神でした! 鬼鎮神社に祭られている鬼も退治された鬼たちが祟らないように、神さまとして祭ったのが始まりなんです。このように日本では、祟り神を手厚く祭ることで逆に強力な守護神になってもらうという考え方があったのですね! 結局、日本中の鬼が集まってくるという伝説もあり、割と小さい神社なのに全国から参拝者が多く訪れる神社なのです!
以前は本当に何本も「鬼に金棒」が社殿前に並んでいた!
さすがに“強い鬼”が祭られているだけあって、戦国時代から勝負運の神社として有名だったようなのです! こちらで勝負の御祈願をすると必ず勝つという伝説があるらしく、勝利した人々がこぞって「金棒」をご奉納(神社に感謝として納めること)したんだそうです。残念ながら今は撤去されて無くなっているのですが、以前は社殿の前にずらりと奉納された金棒が並んでいました!
現在は受験シーズンになると全国からご利益にあやかろうと多くの受験生が訪れます! 受験だけでなく、資格試験や昇進試験、またまた就活・面接など「狭き門」を突破しようと努力している人の後押しをしてくれるというありがたい神社です。今となっては鬼さまさまなのです! 駅から遠くて行くのが結構大変ですが、ご利益を考えれば全然辛くない?
この神社での願い方とは?
こちらではなんといっても有名なのがお守りです! ズバリ「鬼に金棒お守り」です! 鉛筆程度の大きさのお守りですが、受験当日や面接当日に必ず持っていくとご利益があるとされます。お参りや普段通りの参拝の仕方でかまいませんが、お守りを手に入れるのを忘れないようにしましょう! それとご利益があったら、必ずお礼参りに来てお守りをお返ししましょうね。金棒は一つの願いに対応しています。(本来、お守りとはそういうものなのですよ)
神社めぐりに興味のある方は東京や京都の有名な神社だけでなく、こういったコアな神社に行ってこそ通ですよ! 世にも珍しい鬼の神社! 是非、行ってみてください!
【おまけ】節分は「鬼はうち、福もうち、悪魔はそと!」
出典:ぱくたそ
鬼は神の使者であり、参拝者の悪魔を追い払うとされているからで、昔から諸国の鬼たちが鬼鎮様の祭神の許しを得て逃げて来るとさえ伝えられるので、決して「鬼は外」とはいわない。
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