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グレート・コンジャンクション後、星の世界は大騒ぎ!?

 

いよいよ天文ファンと占星術ファンが大注目の木星と土星の合「グレート・コンジャンクション」を迎えますが、ダイナミックな星の動きはその日で終わるわけではありません。

どんな星回りになり何に注意したらいいのか、西洋占星術師ホシハルカが解説します。


出典: Pixabay

グレート・コンジャンクションは肉眼で観測可能

 

占星術的には12月17日の14時頃に土星が水瓶座に入ります。春に水瓶座に入った土星が、夏に逆行で山羊座へ戻って以来の再入座となります。
そして同じ日、14時半頃に山羊座の29度で月が木星に重なり、15時半に月が水瓶座へ入ると同時に土星に最接近します。

 

この日の夕方、日没後の西の空を注視してください。木星と土星が接近するすぐ側に細い三日月が通りかかります。観測に適した時間は17時から18時の間。特に日没後で空が暗くなった直後を推します。西側に建物などがある場所では見晴らしの良い地点を探してくださいね。

 

また、21〜22日には木星と土星が超最接近。ほとんど一つの星にしか見えないくらい重なります。双眼鏡を持っている人は木星のすぐ側に土星がやや弱い光で輝いているのがわかるでしょう。
その後も、木星と土星が徐々に離れて行く様子が日毎に見られるはずですが、太陽との距離も接近して行くため日没後の西空での高度が低くなり続け、1月中旬以降は観測できなくなります。
2月中旬を過ぎると、日の出前の東の空で再び木星・土星が観測できるようになるでしょう。

 

 

 

風の時代?水瓶座の時代??

 

今、ちまたでは「グレート・コンジャンクション」「風の時代」「水瓶座の時代」と言った言葉が普通に聞かれるようになりました。
その言葉には「新しい時代がやってくる!ワクワク!」というイメージが込められているように感じます。それは本当にそういう捉え方で良いのでしょうか?

 

グレート・コンジャンクションと風の時代については、10月に書いたコラムを参照いただきたいのですが、果たして「水瓶座の時代」という呼び名はどういう位置づけになるのでしょうか?

 

木星は1つの星座に約1年間滞在する事から「この1年は○○座year!」と言ったりするので、それと同じ意味(来年の木星は途中で魚座に抜け、逆行で水瓶座に戻るという変則的な動き)と理解している方もいるでしょうし、約200年続く風の時代が水瓶座で始まるため、という意味で使っている人もいるでしょう。

 

実は40年ほど前に「アクエリアン・エイジがやって来る!」というムーブメントが欧米で起きていました。(日本でも「アクエリアン革命」という本がベストセラーになったので、ある年代以上の方は記憶されているでしょう。)

 

ここでのアクエリアン・エイジ〜水瓶座の時代とは、春分点が空の星座「うお座」から徐々に移動して「みずがめ座」の位置に来ることを指しており、約二千年単位で移り変わっていくものです。現時点の春分点はまだうお座とみずがめ座の境界付近にあり、いつから水瓶座の時代とははっきり言えないのが実情です。

 

ブームが発生した40年前というと、当時のグレート・コンジャンクションが天秤座で起き、プレ風の時代と言えるような時期だったのも暗示的です。
とりあえず「風の時代」と「水瓶座の時代」は似て非なるもの。と、書いておきます。

 

 

 

グレート・コンジャンクションは吉?凶?

 

グレート・コンジャンクションは20年単位の時代の節目で、その影響は私たちの日常生活から、社会全体〜地球全体に及ぶものです。
果たして「変化」とは吉なのでしょうか?凶なのでしょうか?

 

基本的に変化には吉も凶もなく、状況や受け止め方次第で吉にも凶にも変わるものです。「良い変化・素晴らしい変化であって欲しい」という人々の希望を乗せて様々な噂が飛び交っているのですが、中にはその変化を喜べない人も出て来るでしょう。

 

予想できる事として、土地・不動産信仰とか経済優先、物質主義の時代はじょじょに衰退して行くと思うので、その分野で生計を立てていた人は途方に暮れるかもしれません。
同時に、情報化社会、電気、電波、通信技術や、人工知能、ネットワーク、クラウド化、バーチャルリアリティーや最先端工学などの発達は歯止めがかけられず発展の一途のように見えます。

 

衰退する分野、発展する分野、それらの上手な乗りこなし方が出来るようになるまでは、社会構造や人の心が不安定になるのは必須。その結果、荒れてくる部分も多々あるでしょうし、この先の未来に不安や疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

 

グレート・コンジャンクションはとても楽しみですが、良し悪しの判断で振り回されないよう、まずは個々人が落ち着いて、これからの時代をどう渡っていくかを情報収集しながら冷静に検討していく必要がありますね。


出典: Pixabay

火星の動向を注視せよ!

 

今年の夏から牡羊座に入った火星は逆行を挟みながら半年ほど牡羊座を運行し、年明け間もない1月初頭に牡牛座へ移動します。
冥王星・土星・木星が長く滞在していた山羊座に対し、牡羊座の火星は90度の位置関係で刺激を与え続けてきました。

 

90度という角度は、占星術的にはプレッシャー、急な方向転換、選択肢が絞られた中でギリギリの、想定外の選択をするような意味があります。

 

だからと言って避けるべき角度というわけではありません。どんな物事でも理想的な安楽が続くわけではなく、定期的な刷新とか、スランプを感じては乗り越えて新境地に至るような必要がありますよね。新鮮さと新しいパワーを呼び込むためにも90度は必要です。
そして、実はこの角度は今後もまだ継続するため、人によっては注意と心構えが必要ですし、意識すればこの角度をバネにして大きく飛躍することも可能です。

 

水瓶座に入る土星・木星と牡牛座に入る火星は相変わらず90度の位置を保ちますが、星座の質が変わるため刷新のテーマも変わります。頑として動かない事・何かをひたすら維持しようとする事から起こる混乱などが予想できます。

 

この時期はとにかく固執しない、古いものから離脱することを恐れない事です。それと共に必要な行動は、とにかくとことん「調べる」事です。新しい流れに乗るためには、情報をキャッチする事、仲間を見つける事、必要なものと不要な物をふるい分けて分析する事です。激情せず冷静な頭脳で、大きな視点と目の前のすべきことを結びつけるのが最善の行動です。

 

 

 

不動の星座〜牡牛座と水瓶座

 

牡牛座は地の星座で不動宮「物質、所有、所得、安定」を表す場所です。そこに変革を意味する天王星が2018年から2026年まで滞在しており、それまで現実的で不変と思われていた事柄が揺れ動く可能性を示しています。実際ここ数年、安定していたはずの分野にも様々な変化が訪れていますね。

 

火星が入る意味は、欲する物を急いで獲得しようとするか急に手放そうとするか、とにかくエネルギーが動くという可能性が考えられます。土地や不動産、金融といった分野で激しい売買が繰り広げられ価格が乱高下するイメージです。

 

また、牡牛座は物質を獲得しようとしますが、水瓶座は物質を手放し無形の情報や知識などを獲得しようとします。
まさに「地の時代から風の時代へ」という言葉どおりのせめぎ合いが予想されるのです。

 

 

 

こちらも注目!木星・土星が天王星と90度に

 

牡牛座に入った火星はじきに天王星と重なるのですが、ほぼ同じ1月中旬〜下旬頃、木星も火星・天王星に対し90度になります。その後、太陽や金星も水瓶座に入り水星逆行も起こるものですから、水瓶座はかなり密な状態になります。

 

火星はどんどん先に進むため天王星との合は緩くなりますが、2月の下旬頃までは落ちつかない配置に。天王星は動きはゆっくりですが革命・変革の惑星。そこに火星が重なるのは急激な変化を意味します。

 

火星は3月には双子座に移動するので、そこからは土星・木星とは調和的に働きます。
土星と天王星の90度が解消されるのは2022年になるので、それまでに社会制度や経済なども大きな変化を促されると予想されます。

 

ともあれ、来年の1月〜2月も、星の世界では大変動。それが私たちの暮らしや社会の動向にどのように作用するのか……。心を宇宙に開いて、天命のままに進んで行くしかないですね。

 

 

西洋占星術師:ホシハルカ

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WRITTEN BY ホシ ハルカ

ホシ ハルカ
専門は西洋占星術です。 アメブロ www.ameblo.jp/hoshi-haruka/ ホー...