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土の時代の最終章!?
グレート・コンジャンクション目前!
パラダイムシフト前にやっておきたい事

今、占星術とスピリチュアル界隈では「地の時代が終わり、風の時代がやって来る」という話がさかんに飛び回っていますね。

これは、20年に一度の土星と木星の会合「グレート・コンジャンクション」が巡ってくる星座が根拠になっています。

過去200年近くの期間、グレート・コンジャンクションは「地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)」で起きていました。それが、この年末の会合からの約200年間は「風の星座(水瓶座、双子座、天秤座)」で起こるのです。


出典: Pixabay

木星と土星の働き

木星と土星はどちらも社会的な働きをする惑星です。12年で空を一巡りする木星と約30年で空を一巡りする土星は20年に1回重なります。120度(トライン)の関係にある同じ元素の星座を巡っていくのですが、少しずつタイミングがずれていくため、約10回会合する約200年後に次の元素に移って行くというわけです。

 

木星は拡大と発展、土星は制限と堅実を意味し、その両者がしっかりと結びついている状態が社会的にも安定しているのです。そしてその会合が起きる星座とその時の他の惑星との角度が、その後二十年間の社会の風潮も表すと捉えられます。

 

前回2000年5月の会合は牡牛座で起きました。牡牛座は経済や物質を表しますが、当時は第三次平成不況の真っ只中。この20年間は好景気を夢見つつなかなか這い上がれない不景気が根底にあったように思い出されます。それは当時のグレート・コンジャンクションが天王星とタイトな90度を作っていたためかもしれません。まるで安全や安定を願う人々に対して天王星が想定外の出来事をもたらし現実にヒビを入れようとしているかのようです。その当時水瓶座にいた天王星は現在は牡牛座にいます。これも非常に意味深なのですが、その話はまたいつか…。

 

いままでの200年間は、地の時代?

「地」は占星術では「物質と経済、仕事と健康、社会の基盤と骨格・外殻」などを表します。地はまさに大地、そして土。200年前にこの地上で何が起こったでしょう?もっとも大きな社会的出来事としては産業革命と、そこから始まった消費経済社会です。

 

産業革命は、石炭を使った蒸気機関が開発された事から始まりました。それまで人力や馬力などでやっていた仕事が大きな工場にとって代わられ、輸送のために運河や鉄道が整備され、木材は伐られ石油が掘られ道路が縦横無尽に張り巡らされた時代です。農業や畜産も例外でなく様々な産業が大量生産と大量消費を可能にしました。そういった事業からもたらされたのは大企業の強大な「富・財産」。大きな建物が建ち、原野は開拓・開墾され、金やダイヤなどの貴金属や地下資源もたくさん掘られていきました。

 

そんな年月を経て、現状はどうでしょうか?これ以上地球から何を搾り取れるのか…もし今までのようなペースでどんどん資源を掘り都市を広げていったら、この世界はどうなってしまうのでしょうか……?

そんな不安が迫ってきた現在、大きなパラダイム・シフトがやってくるような気がしています。

 

風の時代になるって、どういう事?

風は大地の上を吹き渡り、自由に移動します。目には見えないながらも、確実に「ある」ものです。

占星術では風を「情報、知性や知識、言葉、思想、理念や理想」と定義しており、それを体現するものとしては「電気、電波、信号、チラシ・雑誌や書物などの印刷物、電話、テレビ、コンピューター、インターネット、携帯、スマホ、モバイル機器、AI技術……」などが該当します。

 

さて、グレート・コンジャンクションが「今までずっと地の星座だった」と書きましたが、実は39年前の木星土星会合は、風の星座である「天秤座」で起きています。

約200年単位の替わり目には、前後に少し揺らぎがあります。予告編、または前の時代の名残りといえるでしょう。

 

1981年の天秤座で起きたグレート・コンジャンクションとその間の20年間に何があったか?この時代には「携帯電話」の発達・普及と、「ファミコン」から始まるゲーム文化、そして「コンピューター」がパソコンとして一般に浸透していく流れが代表ではないでしょうか。

 

そこで芽生えた風の時代の種は大きく成長していきます。パソコン通信がSNSになり、ポケベルがスマートフォンになり、世界の情報も検索すれば大抵得る事ができます。この流れは今後さらに進化していくのでしょう。どんどん進化?どこに向かって?最終的にはどうなるの?そんな事、今はその旅が始まったばかりなので全くわかりません。旅の始まりには終わりの事なんて考えもつかないものです。そう、産業革命の時代に、温暖化だの極地の氷床融解なんて想像もつかなかったように。

 

グレート・コンジャンクションが大きなシフト?

今年、2020年12月中旬から下旬にかけて、土星と木星が相次いで水瓶座に入り、水瓶座0度という入り口でぴったりと重なります。
その日その時が大きなシフトなの?
そうかもしれないし、まだもう少し先かもしれません。
なぜなら冥王星と天王星がまだ地の星座にいるからです。

 

2008年に山羊座に入った冥王星が順行と逆行を繰り返しつつ、水瓶座に完全に移行するのが2024年11月。
2018年に牡牛座に入った天王星は2026年4月に双子座へ完全移行します。
それまでの数年間、地の星座的な雰囲気はまだ残るでしょう。
しかし逆をいえば、2026年くらいには「風の星座的な価値観」に完全移行すると言っても過言ではないでしょう。

 

残すところあと5・6年で大きなパラダイム・シフトが起きるとしたら……?
それまでに私たちは何をすればいいのでしょうか?


出典: Pixabay

本格的な風の時代到来までにやっておくべき事

風の時代の本格到来まで、最短で2ヶ月、最長で5年半?

それまでの間、私たちが個人でやっておくと良い事をいくつか挙げておきましょう。

 

・美味しいお店、老舗の味をゆっくり味わい尽くす

風の時代になったからといって、そういうお店がなくなるというわけではありません。でも情報に左右されてしまうと舌が喜んでいるのか頭が喜んでいるのかわからなくなってしまいます。今のうちに老舗の味・本物の味に舌鼓を打っておきましょう。

 

・古いもの、重たいもの、しがらみの再認識と整理整頓

今まで所有していたけれど全く使わなかったものはありませんか?それらが今後のあなたの足を引っ張る事になるかもしれません。今すぐそれらを整理し、少しでも身軽になっておきましょう。

 

・物質依存からの脱却

コレクションしているアイテムやブランド品等を「豊かさの象徴」と思っているのは、物質に対する依存・執着ではないでしょうか?今はまだそれでもいいのです。今のうちに執着をたっぷり味わっておきましょう。コレクションを飾って楽しむ、SNSに載せて他の人にも楽しんでもらう、同じ趣味の仲間を見つけるなど。それから写真に撮ってデータで保存したり、細かな情報を登録しておいたり、その物を自分自身で作り出せる技術を身につけておくと良いでしょう。

 

・会社や企業に依存しすぎない事

毎月のお給料やボーナスをあてにする生活から、自分自身の本当にやりたい事を中心軸にして生活していけるよう、一歩ずつでいいので脱却していきましょう。大樹に寄り添う生き方から、個々人で立つ生き方への準備です。

 

・自分の理想にフィットした情報に触れ、取り入れる

惰性で生きるのでなく、自分が「こうなりたい、こうありたい」と思える理想の生き方を探りましょう。それを実践している人の情報に触れたら、少しずつでも自分の生き方に取り入れて行くのです。

 

・手仕事や具体的な作業、何かを産み育てる事をやっておく

手仕事や農業など具体的で地道な作業というのはとても「地」っぽく「なんでいまさらコレ?」と思うでしょうが、実は時代を超えて人間が生きて行くには欠かせない根幹の部分です。今後の時代とは真逆に感じるかもしれませんが、こういった事を踏まえているという事はとても重要。後々とても役に立つ可能性もあるので、ぜひ手がけておきたい事柄です。

 

・自然に目を向け、地球のことをもっと知ろう

大地をふみしめ、吹き渡る風や暖かい日射し、涼やかな水面を見つめて、もっとこの地球を全身で味わってください。そうして自分自身の肉体がこの地球の一部なのだとしっかり認識しておきましょう。

 

そう、宇宙空間から地球を見下ろしているイメージで、全体を認識してみましょう。地から風へ向かう今はちょうど境目です。両方の視点での認識が、今後きっと何かの役に立つでしょうから。

 

 

西洋占星術師:ホシハルカ

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ホシ ハルカ
専門は西洋占星術です。 アメブロ www.ameblo.jp/hoshi-haruka/ ホー...