私たちはさまざまな経験をしてその経験をありのままに受け入れ、それらの経験を通じてありのままの自分を愛するために、この人生を与えられているという考え方もあります。
さまざまな経験をすることを妨げる大きな一つが、前回お伝えした怒りです。そして、もう一つの大きなものは罪悪感です。
今回は、あなたを幸せから遠ざけてしまう罪悪感についてお伝えします。
○罪悪感はどこからくる?
出典:ぱくたそ
罪悪感は、「過ちを犯した、罪があるという思い込み」です。
罪悪感を感じる時、あなたは自分のことを激しく責めたり、非難したりしていませんか?
意識的であっても、無意識であっても、罪悪感は常に私たちの価値観の中にある善悪の思い込みから直接生まれます。
価値観は変化するものであるのに、一度思い込んだ思い込みを信じたままで、自分を罰していることもあるかもしれないのです。
○元クライアントさんのOさんの罪悪感
先日、元クライアントさんのOさんから、「懺悔したいことがあるので、聞いてほしい」とメッセージをもらいました。懺悔って穏やかではないですよね。その内容を聞いてみると、次のようなことでした。
「満員電車で、男性の左肩後方に、誤って口が当たってしまい、薄い色付きのリップをしていたため、かすかにリップの跡が残ってしまいました。
満員電車を彼が降りたとき、追いかけて、クリーニング代をお支払いしようと思ったのですが、乗り換えで見失ってしまいました。
さすがに、肩の後ろに口紅らしき跡があっても、故意ではないと理解出来るとは思うのですが、最近世の中がスキャンダル記事で騒いでばかりいるので、世の奥様方も過敏になっているかもしれないと思い、万が一彼があらぬ疑いを掛けられたら、そして奥様との関係性に悪影響があったら申し訳ないと、罪悪感で胸がいっぱいです。」
Oさんは、罪悪感で胸がいっぱいだということですが、実際にOさんに罪はあるでしょうか?
実際にその人と不倫関係にある訳でもなく、故意に口紅をつけた訳でもないのです。ですから、全く罪なんてないのに、ご本人の中では大きな罪だと感じて、自分のことを激しく責めていました。
○罪悪感を感じたら
出典:ぱくたそ
あなたがもし、罪悪感を感じたとしたら、そこにどんな思い込みがあるのかに気づいてください。
罪悪感の罠は、そのことを責めたところでどうにもならない、ということです。罪悪感を感じて自分を罰しても、誰の何の得にもなりません。
思い込みに気づいたら、「それは本当ですか?」と聞いてくださいね。
Oさんは、こんな風にお返事をくれました。
「今度から、満員電車に乗るときには、リップをつけるのをやめます」
たった一度の過ちで、こんな風にもう二度としないと決めてしまっていることが、あなたにもあるかもしれませんよ。
間違いは、二度と起こさないためにあるだけです。
Oさんの例で言ったら「今度は、リップがついてしまったらすぐに声をかけるようにしよう」これでいいはずです。
罪悪感を持ってしまう一番の大きな思い込みは、「他人の幸・不幸の原因は自分にある」ということです。
相手のことは、相手のこと。
私たちは自分の幸・不幸にだけ責任を持てばいいだけです。
罪悪感から解放されて、さまざまな経験をして幸せを感じることができるヒントになりますように。
パーソナルコーチ、リズ・ブルボー<からだの声を聞きなさい>スクールカウンセラー:深井沙織
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