習い事やサークルが同じだったり、音楽が好きなフェス仲間などから恋愛に進展することがあります。
最初は友達として接していたけれど、内面を知って好きになった経験がある人も多いのではないでしょうか?
そんなとき、恋愛に進展する重要な鍵を握っているのは、「共通の趣味」です。
では、なぜ同じ趣味を持つ人とは恋愛に発展しやすいのでしょうか?
同じ趣味を持っていても、恋愛に発展する人としない人の違いとは?
その理由を心理学で解説します。
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・恋愛に発展するヒントは「バランス理論」
アメリカの心理学者・ハイダーは、「バランス理論」を提唱した人です。
バランス理論とは、「自分」「相手」「第三者や問題の事象となるもの」という3点のバランスがとれていると心地良く感じるというものです。
反対に、バランスがとれていないと不快に感じるといわれています。
頭の中で、三角形を想像してみてください。
その3つ点が、「自分」「相手」「第三者や問題の事象」です。
「第三者や問題の事象となるもの」とは、「趣味」や「上司」などが当てはまります。
たとえば、自分も相手も音楽(問題の事象)が「好き」であれば、「好き」という点でバランスがとれています。
自分と相手の気持ちが、「好き」または「嫌い」で一致していることでバランスがとれて、「気が合う」と感じられます。
自分と相手が「上司」(第三者)を「嫌い」な場合に意気投合するのも、この心理が働いているからです。
・趣味が同じでも恋愛に発展しないのはなぜ?
バランス理論では、第三者や問題の事象となるものに対する思いが同じであること以外に、同じ気持ちであることが必要な項目があります。
それは、「自分」と「相手」の思いです。
つまり、自分は相手を好きだけど、相手は自分のことを好きではない場合は、趣味が同じであってもバランスがとれていない状態だといえます。
同じ趣味を持っているのに恋愛に発展する人と発展しない人の違いは、お互いに対する気持ちの一致が関係しているのです。
「すごく好き」か「すごく嫌い」の共通点を見つける
というわけで、同じ趣味を持っていれば、必ずしも恋愛に発展するというわけではないのですが……
同じものに興味を持ったのがきっかけで好感を持つ場合もあるので、諦めないことが肝心です。
ですから、合コンや婚活でいいなと思った人とは、お互いにすごく好きなもの、または、すごく嫌いなものという共通点を見つけるといいでしょう。
たとえ趣味が違っても、「激辛料理が何よりも好き!」とか、「パクチーが大嫌い!」というように、趣味以外で共通点を見つければOK。
ただし、嫌いなものや人の話をしているときは、顔をしかめたり、眉間にしわを寄せるなど、表情がゆがんでしまいがちなので注意してください。
嫌いなもので意気投合した後は、好きなものでも共通点を探すといいでしょう。
《まとめ》
・好きな人と同じ趣味を持ったり、好きなもの(嫌いなもの)の共通点を探すべし!
・同じ趣味を持つ人は恋愛に発展する可能性アリ。恋愛対象になる人がいないかどうか見直しを!
ぜひ、バランス理論を意識してみてください。
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