男性が結論を先に知りたがる理由
男性と話していると、男性はよく「その話の結論は?」と言ってくる場合があります。
そんな時、「わたしの話に興味がないのかな?」と落ち込まなくとも大丈夫!
それは男性と女性の考え方や話し方が違うだけなんです。
今回は、恋愛心理カウンセラーの美濃部由紀が、男女のコミュニケーションの違いについて心理学で解説します。
「結局、どうしたいの?」
「その話の結論は?」
男性からそんな風に言われて、「わたしの話に興味がないのかな?」と感じたことがある女性は多いのではないでしょうか?
これは興味がないわけではなく、男性と女性のコミュニケーションの大きな違いなんです。
「話を聞かない男、地図が読めない女」というベストセラーがあったように、男性は話を聴くのが苦手です。
今回は、男女のコミュニケーションの違いについて、心理学で解説します。
・男女のコミュニケーションの違いを心理学でいうと……
相手に商品を買わせたいときや、説得しようとしている場合をイメージしてみてください。
世間話などの当たり障りのない話をしてから重要な話を切り出す方法を、「クライマックス法」といいます。
女性のコミュニケーションはクライマックス法が多く、結論に至るまでの経緯や登場人物、自分の気持ちなどが細かく描写する伝え方で、相手もその方が共感しやすいと考える傾向があります。
一方、重要な話を最初にしてしまう方法を、「アンチ・クライマックス法」といいます。
これは男性のコミュニケーションに多く、伝えたいことが明確になっているところが良い点です。
必ずしも女性がクライマックス法を使うというわけではなく、仕事で端的に用件を伝えたいときなどは、こちらの方法を使っているのではないでしょうか。
・結論を先に知りたがるのは、愛がある証拠かも!
やはり、男性と話すときは先に結論を話した方が、話を聴いてもらえそうですね。
だけど、「わたしの話に興味がないから、結論だけ話してほしいと思うんだよね……」と、寂しく感じてしまう女性もいると思います。
でも、男性はプロセスをどうでもいいと思っているのかというと、そういうわけではありません。
男性には、他にしなければならないことがあるのです!
それは、相手にアドバイスをすることです。
男性は相手の役に立つことで、自分の存在意義を感じるといわれています。
ですから、「できるだけ早く、あなたの問題を解決してあげたい」という気持ちが、結論を急がせるのです。
その証拠に、男性はいつも結論だけを求めているわけではありません。
ミステリー小説やマンガ、漫才やコントなどは、プロセスからオチにつながる「クライマックス法」の代表格です。
男性がこれらを楽しめるのは、「自分が解決する必要がない」と思っているからです。
結論を急ぐのは、あなたの役に立って認められたいという脈ありサインかもしれませんよ。
・それでも話を聴いてもらいたいときのおねだり法
それでも話を最初から最後まで聴いてもらいたいというときは、「話を聴いてくれるだけで安心するから……」と、前置きをして話し始めるのがおすすめです。
男性は女性の役に立つ方法をいつも考えているので、「話を聴くことがこの人にとって役に立つんだな」とわかれば、結論を急がずに聴いてくれるでしょう。
いかがでしたか?
男女のコミュニケーションの違いを知れば、すれ違いやイライラもなくなり、より良い関係を築いていけそうですよね。
ぜひ、クライマックス法とアンチ・クライマックス法を使い分けてみてくださいね。
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