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恋愛不安から脱出する「ヤマアラシ指数」とは？

出典: Pixabay

好きな人からのLINEが返ってこないとイライラする！

これって、彼に依存しているってこと！？

 

片思いでも付き合っていても、好きな人からの連絡がないと不安でたまらないという人は多いのではないでしょうか？

だけど依存度が高くなると、「面倒くさい」って思われそう･･････。心配や不安は尽きません。

 

今回は、そんな恋愛不安から脱出する方法を心理学で解説します！

・彼への思いを数字にする「ヤマアラシ指数」とは？

出典: Pixabay

「ハリネズミのジレンマ」という言葉をご存知ですか？

仲間に近づきたいと思っている２匹のハリネズミがいます。ですが、ハリがあるから近寄れません。

近づき過ぎるとお互いのハリで傷つき、ハリが刺さっているので痛いのに離れられない。これが、ハリネズミのジレンマです。

哲学者のショーペン・ハウエルによる寓話「ヤマアラシのジレンマ」を元に、アメリカの心理学者ベラックが名づけました。

また、ベラックが提唱した「ヤマアラシ指数」は、人間関係の濃さや重要度を数値化する式です。

 

ヤマアラシ指数　＝　刺激の数　×　強度　×　持続

というように計算します。

 

（例）１週間に３人の友達と、平均して３回、１人につき６０分連絡を取り合った場合のヤマアラシ指数

３（人）　×　３（回）　×　６０（分）　＝　５４０

 

ヤマアラシ指数は高いのがダメで、低いのが良いというわけではありません。

また、合計点の高さではなく、式の内容に注目するものです。

・ヤマアラシ指数で彼への依存度がわかる

それでは、次に好きな人バージョンで考えてみましょう。

（例）朝（３０分）と夜（１時間）×毎日LINE、デート１回（６時間）場合

１人　×　（１４回+１回）　×　（３０分×７回+６０分×７回+３６０分）＝　６，１５０

というのが、彼のヤマアラシ指数です。

 

友達の指数と比べると、彼のことを考える時間が圧倒的に多いのがわかりますよね。

彼と連絡をとったり、デートをしたりするのが悪いというわけではありません。

考えている時間が長い分、依存度も高くなってしまうというのがこの指数からわかることです。

・恋愛不安から脱出する方法とは？

数値化することで客観的に自分を見られるようになるので、まずはヤマアラシ指数を出してみましょう。

彼への依存度を手っ取り早く下げるには、刺激の数（＝会う・連絡をとる人数）を増やすのがおすすめです。

彼に使っていた時間をほかの人に分散させることで、彼のことを考える時間が減るからです。

 

たとえば、朝はLINEの返事がこなくてモヤモヤしがちなら、彼への連絡をやめて、友達にLINEするといいでしょう。もちろん、ほかのことをして過ごすのも◎。

また、何回もLINEのやりとりをするより、１回の電話やデートのほうが相手の気持ちを感じられて不安がなくなるのであれば、強度（回数）を減らして、持続（時間）を増やすといいですね。

LINEの返事を待っている時間も含まれるので、電話や会う時間が増えても、結果的にヤマアラシ指数は低くなりそうです。

 

好きな人への依存度が高くなっていると感じたときは、どうすれば不安がなくなるのか考えてみるといいですよ。

そのときに、ヤマアラシ指数を参考にしてくださいね！

 

美濃部由紀