・「好きってバレてるよね」と思っているのは自分だけ！？

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カナダの大学で行われたこんな心理実験があります。
AさんはBさんに対して交渉を行います。
交渉は以下の5つの指示の中から選んだ1つの指示の通りになるように行います。
また、BさんはAさんがどんな指示をされたのか知りません。

【交渉時の5つの指示（※いずれか1つだけ実行する）】

1． 自分の考えを絶対に曲げない
2． Bさんを満足させる（そのために妥協してもいい）
3． お互いの妥協の回数を同じにする
4． ベストな解決策を見付ける（ただしBさんに嫌われても構わない）
5． Bさんに好かれる（ように振る舞う）

交渉後に、「あなたが守った指示はBさんにバレたと思いますか？」とAさん役の被験者（複数）に質問すると、60％の人がバレバレだったと思うと答えました。
ところが、Bさん役の人たちに、「Aさんはどのような指示で交渉したと思いますか？」と予想してもらったところ、正解率は26％ほどだったのです。

・この実験を恋愛に置き換えてみたらこうなった！

デートのお誘いに置き換えて考えてみましょう。

1． 「デートしたい」という強い気持ちで誘い続ける
2． 好きな人がデートしたいというなら会いたい（無理なら諦める）
3． お互いの日程や行きたい場所などを相談して決める（ただし自分だけが相手に合わせなければならない場合は、「また今度……」と言って諦める）
4． どうにかして約束を取り付けようとする（でもちょっと強引）
5． デートには自分から誘うけれど、返事は好きな人に委ねる

いかがでしょうか？
こうしてみると、1以外は好きな気持ちが伝わりにくいですよね。

「もしかして好意があるのかな？　いやいや、考え過ぎかも」と思っているときに、2～5のような態度をとられると、話が前に進みにくくなってしまいます。

・わかりやすく伝えることを意識してデートに誘おう！

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だからといって、「好きだから会いたい！」とデートに誘うのは勇気がいります。
ですから、ほかに「目的」をつくって、わかりやすく伝えるのがおすすめです。
たとえば、本当は好きな人と会えるならどこでもいいと思っていても、「おいしい焼き鳥屋さんができたから行こうよ！」と誘ってみるのです。
「絶対に焼き鳥屋さんに行く」という目的を持って交渉すれば、「この日なら空いている」とか、「焼き鳥よりもパスタがいい」というように、相手も反応しやすいですよね。
目的をハッキリさせた誘い方をして、好きな人とデートしましょう！

恋愛心理カウンセラー：美濃部由紀