5月のイライラに注意! 彼とケンカ別れをしないための会話術
気候がいい4月・5月は、結婚式のハイシーズンです。
6月のジューンブライドに憧れて挙式をする人も多いのではないでしょうか。
つまり、4~6月は女性が煮え切らない男性にイライラしてしまいがちな時期だということ。
だけど、そんなイライラや不安を恋人にぶつけたら、「もう終わりにしよう」って言われちゃった!
ということになりかねません。
今回は、恋愛心理カウンセラー美濃部由紀が、ケンカにおける男女の違いを心理学で解説します!
・根に持つのは女性ではなく男性のほう!?
出典:ぱくたそ
アメリカの大学でこんな実験が行われました。
妊娠中の女性138人とそのパートナーに、お互いに普段から感じている不満について話してもらいました。
そして、話す前、話した直後、話し合いから20分後に、ホルモンの一種である「コルチゾール」の分泌量を計測しました。コルチゾールとは副腎皮質ホルモンの一種で、ストレスを感じると分泌量が増えるといわれています。
そんな男女のコルチゾール値を計測したところ、話し合いの20分後にコルチゾールが元の値に戻りやすいのは女性のほうだということがわかりました。
この結果からわかるのは、男性のほうがストレスを感じている状態が長く続いたということです。
・話してスッキリする女性と、解決策を考える男性
このような結果になるのは、男女のコミュニケーションのとり方の違いにあります。
女性は誰かに不満を聴いてもらうことで気持ちがスッキリして、次のステップに進もうとします。共感してもらえてホッとするだけでなく、自分の気持ちを言葉にすることで考えが整理されるからです。
一方、不満をぶつけられた男性は、問題を解決しようとします。女性が話しているときに男性が黙りこんでしまうのは、話を聴いていないのではなく頭をフル回転させて解決策を考えているからなのです。
その解決策が見つかるまで、男性は興奮状態が続きます。ですから、コルチゾールの値も高いままだったのです。
・「◯◯したかった」は、男性に言ってはいけないフレーズ!
出典:ぱくたそ
男性は女性の役に立ちたいという思いが強く、だからこそ一生懸命に問題の解決策を見つけようとします。
そんな男性を、「◯◯したかった」と過去形で責めるのはNGです。
たとえば、「4月に結婚式を挙げたかった」とか、「ゴールデンウィークは旅行したかった」というようなことです。
どんなに男性が女性の願いを叶えてあげたいと思っても、過去に戻ることはできないため、どうしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
「そうだったんだ、ごめんね。じゃ、夏休みはどこかに行こう!」と彼に言ってほしい……。
その気持ちはよくわかります。
ですが、そんな女ゴコロを瞬時に汲み取ってくれる男性は少ないものです。
ですから、「ゴールデンウィークは旅行したかったけど無理だったね。夏休みはどこかに行きたいな♪」と伝えましょう。
そうすれば、相手はあなたの役に立ちたくて、夏休みの計画をしてくれるはずです。
いかがでしたか?
彼とケンカをするのも、旅行の計画をさせるのも、あなた次第です。
男女の違いを理解して、好きな人と仲良く過ごしましょう。
恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀