気になる人がいても、なんだかうまくいかない。
「わたしなんて好きになってもらえるわけない」
……思わず、そんなことを言ってしまった。
暦の上では春がやってきた今が、1年で最も寒い時期です。
寒いと孤独を感じやすく、「わたしなんて~」と卑屈になったり、「どうせ~」と投げやりな気分になったりすることがあります。
だけど、それが口癖になるとかなり危険です!
今回は、「どうせ、わたしなんて」と言ってしまいがちな人が、孤独感から抜け出す方法をお伝えします。

・「わたしなんて~」が引き起こす孤独のスパイラルとは?


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恋愛がうまくいかないときや過去の恋愛から、「わたしなんて彼氏ができるはずがない」とか「どうせ、かわいくないし……」と思ってしまうことはありませんか?
そう感じること自体がダメだというわけではなく、口癖になるくらいに何度もそう思ってしまうと孤独感が強くなります。
心理学者のジョーンズの調査で、「どうせ自分なんて」と思っている人は、他人に対して好意的ではなく、信頼しにくいという特徴があることがわかりました。
周囲の人を信頼できずにいると、「自分は誰にも受け入れてもらえない」とか「相手にされない」と思い込んでしまいます。
すると、人を寄せつけないように壁をつくってしまい、余計に孤独感が強くなってしまうのです。





・寂しさに追い打ちをかける寒さ!

さらに、寒さも孤独感を高める原因のひとつだといえます。
「幸せホルモン」を呼ばれる脳内物質のセロトニンは、日照時間の短い冬は分泌量が減ってしまいます。
すると、気分が落ち込んだり、やる気が出なくなったり、情緒不安定になることがあります。
また、風邪やインフルエンザが流行る時期でもあり、体力や免疫力が落ちているときは前向きに考えられなくなるものです。
つまり、冬は幸せを感じにくく、孤独を感じやすい季節だということです。

・孤独のスパイラルから抜け出す方法とは?


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人と仲良くしたいと感じることを、「親和欲求」といいます。
孤独感が強いときは、「自分なんて受け入れてもらえるはずがない」と思っているので、人と仲良くしたいという気持ちが薄れます。
ところが、誰とも接触せずにいると孤独を感じてしまう……という孤独のスパイラルに陥ってしまうのです。
そんな孤独感から抜け出すためには、あなたを受け入れてくれそうな友達や家族と過ごす時間を意識的につくるといいですね。
身体が冷えるとナーバスになりやすいので、気心の知れた人とあたたかいおでんや鍋などを食べるのがおすすめです。

春になれば日照時間も長くなり、自然と気持ちが明るくなってきます。
「わたしなんて」の口癖をやめて、冬の寒さを乗り切りましょう!





恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...