気になる人がいるけれど、バレンタインはどうしよう!?
男性からアプローチがないのは、脈ナシってことなのかな……。
ちょっと待って!
相手からアクションを起こしてくれないからといって、諦めるのはまだ早いですよ。
なぜなら、あなたの行動で恋が始まる可能性があるからです。
今回は、恋愛が始まる行動を心理学で解説します。

・「好きになる人」と「友達で終わる人」の違いとは?


出典:無料素材画像 写真AC

心理学者のアーロンは、「恋に落ちた理由」と「友達になった理由」を調査し、その理由と割合を発表しました。
まず、恋に落ちた理由で一番多かったのが、「好意の返報性」(68~90%)でした。
好意の返報性(互恵性)とは、相手から親切にされたり、好意を向けられたりすると、相手に対しても同じ行動や好意を返したくなるという心理です。
つまり、相手が自分のことを好きになってくれたから自分も好きになった、ということです。

次に多かった理由は、「相手の望ましい特徴」(56%~78%)でした。これは、顔やスタイルなどの外見から性格などを指します。
そして、3番目に多かったのは「類似性」(18~34%)で、相手と自分の性格や趣味などが似ていたということです。





・友達で終わらないために必要なこととは?

ちなみに、「友達になった理由」の一番の理由として挙げられたのは、「物理的近接性」でした。
たとえば、同じ職場、習い事やサークルなどで会う趣味仲間、近所に住んでいる、行きつけのお店の常連客、グループで会う人の一員であるというように、頻繁に会える距離にいることをいいます。

その次に多かった理由が「類似性」で、共通の趣味があったり、性格が似ていたりする場合は友達になりやすいということです。
この結果から、恋に落ちた理由と友達になった理由の決定的な違いは、「好意を見せた」という点だということがわかります。
つまり、バレンタインは友達から恋愛対象へと変わるチャンスだということです!

・自分に自信がなくてもアプローチすべき理由


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また、注目すべきは、その人の魅力よりも好意の返報性のほうが、「恋に落ちた理由」の上位だった点です。

「自信がなくてアプローチできない」という人は多いと思います。
ですが、好意を伝えることで、「いいかも」と思ってもらえる可能性が高くなるので、自分を磨くよりも気持ちを言葉や態度で伝えたほうがいいのです。
バレンタインに告白しなくても、「もっと◯◯くんと仲良くなりたい」と気持ちを伝えたり、「いつも仕事頑張ってるね」と褒めたりと、好意をにおわせることから始めましょう。
そうすることで、ふたりの関係が変わっていきそうですね。





恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...