好きな人に素直になれないときの挽回テクニック
好きな人の前だと素直になれない。つい、けなすようなことを言ってしまう。
俗にいうツンデレですが、相手に「嫌われている」と思われたら悲しいですよね。
そこで今回は。「好きな人をけなしてしまった」と落ち込むあなたに、恋愛心理カウンセラーの美濃部由紀が、「けなす」が恋のスパイスに変わる、とっておきのテクニックをお伝えします!
好きな人の前だと素直になれない。
つい、けなすようなことを言ってしまって……。
こんな悩みはありませんか?
「好きな人をけなしてしまった」と落ち込むあなたに、「けなす」が恋のスパイスに変わる、とっておきのテクニックをお伝えします!
・第一印象が最悪だったら、もう挽回できないの?
出典:ぱくたそ
初対面でついた印象は変わりにくく、その後の関係に影響するといわれています。
なので、初対面の印象が良く、その印象がずっと続くのがベストですが……
緊張のせいで第一印象が最悪だったり、素直になれなくてけなしてしまったりと、「やってしまった!」と後悔することもありますよね。
そんな人にも、挽回のチャンスはあるので安心してください。
・ほめてけなす VS けなしてほめる、恋愛に効果があるのはどっち?
心理学者のアロンソンらが行った、こんな実験があります。
ある実験のアシスタントである女子学生に対して、実験を通して同じ人が7回評価をします。
最初のうちは、アシスタントへの評価は低く、「やることが遅い、知性がない」などといわれて、彼女も評価をする相手に対して悪い印象を持ちます。
ところが、4回目、5回目の評価になり、だんだんほめられるようになると、彼女の相手に対する印象も良くなるという結果に!
この実験は、4つのパターンで行われ、
1. 最初はほめて、だんだんけなしていく
2. 最初から最後までけなす
3. 最初から最後までほめる
4. 最初はけなして、だんだんほめていく
という場合、女子学生が最終的に好意を持ったのは、(4)の最初はけなして、だんだんほめていくパターンでした。
つまり、初対面の後の振る舞い方によって、印象を良くすることは可能だということです。
このように、直近の評価が印象を決めることを「親近効果」といいます。
「直近」の評価なので、(1)と(2)のようにけなして終わると、その印象が残ってしまいます。好きな人をけなしてしまいがちな人は気をつけましょう。
・けなして持ちあげるときの落とし穴
出典:ぱくたそ
恋愛ドラマでも、第一印象は最悪だったけれど、その人の良い面を見たり、助けてもらったりしたのがきっかけで好きになる・・・・・・というのは王道の展開ですよね。
では、最初はけなしたほうがいいのかというと、ここに落とし穴があります。
第一印象が最悪でも挽回できるのは、自分の良さをわかってもらえる環境があるときです。
同じ職場や習い事など、接触する機会があれば挽回できますが、接点がない場合は、「嫌な人だから会いたくない」と思われて、関係が終わってしまうこともあります。
ですから、けなしてから持ち上げるのであれば、その1セットを短い期間に行わなければなりません。
たとえば、「◯◯くんって、優しいね(ほめる)。優柔不断なところもあるけどね(けなす)。でも、わたしが悩んでいたときに、『こうすればいいんじゃない?』ってハッキリ言ってくれたのはうれしかった(ほめる)」というように、最後はほめて終わるようにすれば、相手をドキッとさせられそうです。
ぜひ、「けなしてほめるテクニック」を恋のスパイスとして使ってみてくださいね!