ボディタイム効果とは何か


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人間の体内リズムの中では、黄昏の時間帯になると、疲労などが原因で、思考力及び判断力が鈍ります。
その影響で、その時間帯に願い事や好結果がもたされる確率は高くなると言われています。
ビジネス面においては、営業を行っている方は、ボディタイム効果を期待できる時間帯に交渉した方が良い結果を得ることが可能となります。相手方も、夕方になると、疲労と終業が近くなることもあり、気の緩んだ状態となってしまいます。
そんな時間帯に商談を行うことが有効的な方法といえるでしょう。

このボディタイム効果をビジネスに活用したいのであれば、大事な商談を夕方に設定するというのも、ひとつの選択肢です。
この時間帯に、商品が持つ長所やメリットを詳細に渡り、分かりやすく伝えることで、普段よりも成功率が高くなる可能性もあります。
逆に自分が商品を紹介される場合は、夕方に取引時間を設定された場合は、注意する必要があります。





良い結果も悪い結果も生むことがある


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有名な話ですが、独裁者として認知されているアドルフ.ヒトラーはこのボディタイム効果を使用していました。
彼が行う演説のほとんどは夕方の時間帯に行われていたそうです。演説を聴いている思考力及び判断力低下を逆手に取り、自分の意見に賛同させる狙いもあったのでしょうが、
ボディタイム効果を使用し、人心掌握をしていたことを考慮してみると、この効果性は非常に有効的だということが理解できるのではないでしょうか。

ただ、悪い方向に作用することもあります。思考力及び判断力低下が鈍る時間帯ですから、交通事故、詐欺、爆買いなどが起こりやすくなります。
心理学的には、ボディタイム効果は良い結果も悪い結果をも生む効果といえます。

夕方は特に心理的にも深いムードを感じやすい時間帯でもあります。
意中の相手の本音を聞き出したり、本当の気持ちを伝えることにも適しています。特に女性がこのボディタイム効果に浸りやすいと言われています。ビジネス面でも大きな影響を及ぼしますが、ボディタイム効果は恋愛面でも役立てることが可能です。
ボディタイム効果は特に繊細な情緒を持つ人には大きな影響を与えます。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...