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モチベーションは自動的には上がらない


出典:ぱくたそ

モチベーションが上がらないと、仕事を行えないと考えてしまう人がいます。このような考え方に陥ってしまうと、いつまでも、作業を行えなくなります。
その状態であれば、ビジネスで大きな成果を得ることは不可能であり、最初の一歩も踏み出せないでしょう。モチベーション維持には作業興奮が働く環境が必要となります。

モチベーションは少なからず、自然と湧き上がることはありません。逆に考えると、いかにやる気がなくても、実際に行動を起こすことによって、自動的にモチベーションが上がり、作業を続けられるようになります。この現象を心理学では、作業興奮と呼びます。



行動からモチベーションという認識が大切

この作業興奮こそがモチベーションを高めることが可能な方法です。例を挙げると、朝に目覚め、ベッドから容易に抜け出せる人は少ないでしょう。ただ。その意思に反し、無理やりに起き、支度を開始することで、必要な準備を行えるようになります。これは、支度を始めたことによって、勝手にモチベーションが上がった結果と認識といえるでしょう。

自ら進んで動かない限り、モチベーションを高めることは不可能です。ビジネスにおいても、やる気がなくても、実際に簡単な作業から始めることで、ビジネスを行う上での必要な作業を続けられるようになることは理解しておいたほうが良いでしょう。

モチベーションから行動へと考えるのではなく、行動からモチベーションという認識を持つことが大切です。そうすると、モチベーションを長時間、保持することが可能となり、作業興奮がプラスに作用することになります。

できることから始めると行動が早くなる


出典:ぱくたそ

まず、簡単にできる作業から始めてみましょう。実際に行動するときのハードルを大きく下げることが可能となり、頭に思い描いていた量よりも多くの作業を行えるようになります。

最初は無理に多くの作業をこなさなければならないと意識してしまうでしょう。でも、その考えを捨て、とにかく、できることから初めてみることが大切です。そうすると、より早く行動を起こすことが可能となります。どんなにやる気がなかったとしても、行動していくうちにモチベーションが自動的に上がっていくようになります。この作業興奮はビジネスで大きな成果を生み出すための糧となるでしょう。

5分だけと考えて、最初は簡単な作業から行ってみましょう。スムーズに行動に移せるようになっていき、驚くほど、ビジネスに対するモチベーションが維持
できるようになります。作業興奮を意識するだけで、自分の内面が変化していることに気付く機会は多くなっていきます。


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心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...