素早く行動して一定の結果を出そう


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会社に入社して、仕事を任せられると「最初の仕事だから」と丁寧に進めてしまう方も決して少なくないでしょう。しかし、結果的に新人のころから、完全に任せられた仕事を遂行できる方は本当に一握りです。大抵は失敗して、叱責や長い修練を重ねることによって、認められる仕事ができるようになります。

そのときに皆様に意識していただきたいのは「素早く仕事をする」という習慣をつけることです。特に若いうちにしか、業務に対する「スビード感」は身につかないところがあります。最初からのんびりと構える習慣がついてしまうと、業務が多忙になったときに戦力としてカウントされない可能性があります。

まず、自分である程度、現在の力量で出来ることを正確に推し量り、できることを順次進めていく習慣をつけることによって、業務に対するスピードは確実に速くなっていきます。また、自分でも「仕事を早く終わらそう」という気持ちを持てば、仕事に対するモチベーションを失うこともありませんし、積極的に取り組む姿勢を持つことができます。





周囲の同僚や上司に認められるきっかけにもなる


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機動性を高め、仕事を的確にこなすようになれば、自然と周囲からの信頼も多く集まる結果になります。ただ、仕事が速いだけではなく「周囲の状況を考え、求められたことを的確にできるようになる」ことによって、必要とされる人材になっていきます。

また、時間に余裕があれば先輩や上司から直接、指導を受ける機会に恵まれ、スキルアップにつながるチャンスも十分にあります。日本人に足りない資質の一つとして「自発的に行う」ということが不足していると欧米の人たちから指摘されることがあります。
どうしても、指示待ちになってしまい、その範囲内で仕事を進めようと思えば、悪くとらえるのでしたら「サボり癖」のような習慣がついてしまうことがあります。これは若いうちに身についてしまうと、せっかくの自分の成長を止めてしまう結果になりかねません。

そのようなマイナスの習慣が身につかないようにするためにも「任せられた仕事はすぐに進める」ということをぜひ、会社に入社したばかりの皆様は意識をされることをおすすめいたします。今しかできない若いときの苦労は「買ってでもせよ」という格言もありますが、実際、今、今日の私が仕事ができることも、若いころの努力があったからではないかと感じることが少なくありません。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...