第一印象は、その後の付き合い方や印象に大きく影響するため、軽視できない要素です。特に新入社員のように、全く面識のない人たちと仕事をするようになる場では、最初の印象づけがとても重要といえるでしょう。そこで、自身の印象を良くするための方法を紹介します。

・後光効果でプラスイメージを植え付ける


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第一印象や固定化されたイメージは、相手に与える印象に大きく関わるものです。

例えば、男性からすると女性の看護師は優しくて可愛い人という印象を持っている人が多いかと思います。

それは、看護師は病気の患者を看病し優しく接する仕事をしている、また、白衣の天使などと呼ばれる事も多いからです。

そのように固定概念のような要素は、人の印象に大きく関わります。

そしてこれは新卒者や新入社員が会社の人たちに与える印象にも、同様に言えます。

単純に自分の名前を言って挨拶するよりも、「はじめまして〇〇です。前職では〇〇をしていて、上司とも楽しくしていました。」というように、フレンドリーである事を示してあげた方が、印象が良くなるはずです。

ビジネスの場においても、「この企画はうちの社長からも高く評価されているんですよ」というように、プラスな要素を加えた方が、相手に与える印象は良いでしょう。

明らかにプラスのイメージと一体化させて紹介する事で良い印象をあたえられる、それこそが後光効果と言えるものです。





・接しやすさを相手に与える


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仕事の場において、接しづらい人とはコミュニケーションが取られづらく、結果的に距離が離れてしまいます。

新入社員にとってそれは職場で孤立する原因にもなりますし、時にはチームワークにも支障をきたしてしまうでしょう。

人脈を作ったり距離を縮めたりするには少しばかりコツがあります。

例えばじっくり話してみたい先輩に対して、「今日はありがとうございました。今度、仕事以外の時間でもゆっくり話がしたいです」というように言うと、良い印象を持たれる事があるのです。

大切なのは仕事以外の時間でという部分で、先輩に興味や魅力があったり、仲良くなりたかったりするような、好意的な印象を与えられます。

仮に社交辞令であっても「じゃあ今度一緒にご飯でも行こう」と言われた時、本当に実行に移すところもポイントです。

距離が離れ、まだ親しくない人とはとにかく、接する事が仲良くなるために欠かせません。

もちろんしつこすぎると煙たがられる可能性もありますが、ずっと接点を持たないままですと、気に入られる事すら難しくなってしまいます。





響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...