秋の味覚、魔法のりんご

「一日一個のりんごは医者いらず」
「朝のりんごは金」
「寝る前にりんごをひとつ食べると医者を飢えさせる」

りんごにまつわることわざが多いのは、そのくらいりんごには優れた栄養素が含まれているということ。
例えばりんごのケルセチンが動脈硬化や血栓を防いでくれたり、ペクチンが血中コレステロールを下げたり血糖値を安定させる効果もあるので糖尿病の方にもおすすめです。

西洋占星術では、りんごは金星の守護とされています。金星は美と愛を司る星。

ギリシャ神話では、りんごの栽培を始めたのは酒神ディオニュソスとされており、彼はその林檎を愛と美の女神アフロディーテに贈ったという話もあります。はたまた北欧神話によれば美しき女神イズンの守るりんごは永遠の若さが授かるという「不老のりんご」という言い伝えもあります。

りんごを横向きに切ると、ちょうど種が星型(五芒星)の形をとるようになっていますね。

五芒星といえば日本でも魔除けの護符とされていますが、魔女の歴史で有名なケルトではこの五芒星の意味も含めて「知・魔術・啓示」の象徴とされており、りんごは魔法の力をもつ食べ物とされていたそうです。

今回の占星術と料理の素敵なマリアージュは、魔法の力と健康と美しさを保つのに優れた食物であるりんごを使ってみました。

占星術×料理の素敵なマリアージュ
『金星力で美しく!カスタードアップルパイ』

材料:(20cm型)
1、【カスタードクリーム】
卵黄3個+1個、グラニュー糖60g、小麦粉10g、牛乳200cc、バニラエッセンス適量
2、【アップルパイ】
りんご2個、バター大さじ1、砂糖大さじ3と半分、冷凍パイシート2枚(冷蔵庫で解凍しておく)、卵黄1個(仕上げに塗る用)

1、カスタードクリームの作り方:

材料:(20cm型)
卵黄、グラニュー糖、小麦粉、牛乳30ccをボールに入れて泡だて器で混ぜる。
牛乳170ccを鍋で温める(沸騰しない程度)温めた牛乳を1に少しずつ混ぜながら注ぎ、それを更にこす。
焦げないように気を付けて中火で温めながら、常に木べらで混ぜトロミをつける。
トロッと仕上がったらバニラエッセンスを加え、ボールにうつす。
荒熱がとれたらラップをして冷やす。

2、アップルパイの作り方:

皮をむいたりんごは4等分して銀杏切りする。
鍋にバターを溶かし、りんごを炒める。
全体にバターが回ったら砂糖を加える。水分が出てくるので、焦がさないように煮詰めていく。表面が透き通ってきたらOK!お好みでシナモンパウダーを加えても◎)
ざるにあけてしっかり水分をこして冷ます。

冷蔵庫で解凍しておいたパイシート1枚を型よりひとまわり大きく伸ばす。
型に生地をのせて側面を押し付け、底にフォークで穴をあけておく。
1で作って冷やしておいたカスタードクリームをひと混ぜし、生地にのせてならしたら、その上に煮りんごを敷き詰める。
もう1枚のパイシートを短冊状にきり、格子状にのせていく。仕上げに卵黄を水で溶いたものをはけで全体に塗る。
180度に余熱したオーブンで20~30分焼いて出来上がり。

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魔法のりんごを使った幸せのおまじないとして、私はケルトの模様をかたどって焼いてみました。

占星術と旬の食材のマリアージュで、身体の中から美しくなっちゃいましょう!

占星術×料理を通して身体の不調を整えて病を予防したり、時にはパワーチャージや美を引き出すなんて魔法も使います!
私が提案するヘルスケアアストロロジーとは、そういった惑星の動きを個人の生まれ持ったホロスコープから読み取り、身体を知ることから始めるもの。
それが「占星料理研究家」そして竃(かまど)の魔女としてのお仕事なのです!

WRITTEN BY 月村 きの

月村 きの
占星料理研究家 &竈の魔女 月村 きの 占星術・タロットは幼い頃より身近な存在で、独学で...