第5回・ジオマンシーでお悩み相談!「ひとり暮らしの母が心配」

 

ジオマンシーでどんなことを、どんなふうに占えるのか、今回も実占編です。

 

今回は、自分と、相手と、最終結果と、3つのシンボルを使う、「シンプル・トリプシティ」という方法で占ってみます。

この場合、シンボルを出すのは2つだけでいいのです。

 

まさに、ここがジオマンシーの面白いところであり、ほかの占いと違うところなのですが、3つめのシンボルは、計算で自動的に決まるのです。

 

そして、第3回でご紹介したように、ジオマンシーはサイコロやパワーストーン、チェーンなどいろいろな道具で占えるのですが、今回はサイコロを使ってみます。

ではさっそく占ってみましょう。

 


 

【お悩み】

ご夫婦2人暮らしのアラフィフさんからのご相談です。

実家に80歳の母がひとりで暮らしています。

今は元気なのですが、今後が心配です。

今からなにかできることがあるでしょうか。

 

アラフィフさんを自分として、お母さまを相手として占ってみましょう。

 

【占い結果】

それぞれサイコロを振りました。

アラフィフさん△

偶数・奇数・偶数・奇数なので、「獲得」。

 

お母さま▼

偶数・偶数・偶数・偶数なので、「人々」。

 


photo by 高橋桐矢

 

さらに、アラフィフさんとお母さまの同じ段のシンボルのドットの数を足し合わせて最終結果を出します。

 


photo by 高橋桐矢

 

△ ▼ ☆

2+2=4 偶数

1+2=3 奇数

2+2=4 偶数

1+2=3 奇数

 

アラフィフさんの△数とお母さまの▼数を足し合わせた☆が最終結果です。

 

最終結果は偶数・奇数・偶数・奇数なので、「獲得」です。

 

これで、3つのシンボルを出すことができました。では解釈していきましょう。

 


photo by 高橋桐矢

 

まず、アラフィフさん側は「獲得」なので、お母さまから何かをいただくということになるのでしょうか?

ジオマンシー占いの16のシンボルはすべて、2つずつ対になっていて、意味がとりにくいときは、対になるシンボルの意味から考えてみます。

「獲得」の対のシンボルは「喪失」。喪失ならアラフィフさんがお金やモノを出すという意味になりますが、その逆の獲得ですから、逆に受け入れること、たとえば話を聞く、ものを片付けに行くなどのほうが実際に役立つことができる、と読めるわけです。

 

一方、お母さま側の「人々」は良くも悪くも、何かがたくさん、多くあるという意味になります。もしかして家にモノがあふれていて、減らしたい、もらってほしいと思っていらっしゃるのかもしれません。

 

そして、最終結果は、アラフィフさん側と同じ『獲得」。ご実家に行って、話を聞きながら、一緒に片付けをするというのが、お互いにとって一番よい、今できることのようです。

 

ジオマンシーの占い結果の有効期間は、長くても数ヶ月、3つのシンボルで占うなら、3ヶ月程度です。

今度のゴールデンウィークにでも、実家に行ってみるのがいいのではないでしょうか。

 

その後、状況が変われば、お互いに必要なこと、できることも変わってくるはず。そのときはまた、そのとき対応していけばいいのです。

 

このように3つのシンボルを使って占う場合、3つめのシンボルが計算で自動的に決まる、という点がジオマンシーの一番の特徴です。

 

自分と相手がどういう状態なのかが決まれば、結果は自動的に定まるという点が、とても面白いし、納得できる占いです。

 

次回もジオマンシーで実占していきます。

 

*使用カードは「ジオミャンシーカード」(「ハピタマ!」)です。



占い師・作家:高橋桐矢

WRITTEN BY 高橋桐矢

高橋桐矢
高橋桐矢(たかはしきりや)占い師兼作家。 雑誌「ムー」(学研プラス)に毎月の占い掲載。 著書『占...