節分と福豆の由来

もうすぐ節分がやってきます。

もともと節分とは、読んで字のごとく季節の節目という意味があり、四季それぞれにあったものなのですが、今では春の時期だけ残ったものの名前です。

立春の前に災厄をはらうという今日に残る「節分の追儺(ついな)」の儀式は、古く中国からの遣唐使によってもたらされたもの。

その後、巷に疫病が流行り、当時の天皇(文武天皇)が行った儀式が現在の節分の由来とされています。

今のように炒った豆を「鬼は外、福は内」と言いながら撒くようになったのは、室町時代のはじめ頃。

なぜ「豆」を撒くようになったのでしょう?

様々な理由がありますが、そのひとつ、「まめ」「魔滅」に通じ、特別な力があると考えられていたからという説が有力なのだそうです。

大豆の魔法

占星術と大豆、そして日本の伝統食品であるというのは以前の記事「大豆カレー」 でもご紹介いたしました。

良質なタンパク質が豊富で、がん細胞の発生予防にも効果があるとされています。

身体から自然に失われるカルシウムの量を減らす役割もあるという事なので、この時期にかたく炒った大豆を食べて骨と身体を強くし、そして病気などを寄せ付けないという意味もあったのでしょう。

バレンタインは「煎り豆に花が咲く」!?

「炒り豆に花が咲く」というのは日本のことわざ

衰えたものが再び息を吹き返すこと。煎った豆から花が咲くように、まったく予期していないことが突然起こることのたとえ。

予期せぬ「幸運」「恋の始まり」を期待して、今回は福豆を使ったチョコレートのレシピに挑戦してみましょう。

占星術×料理の素敵なマリアージュ『福は内!福豆の香ばしショコラ』をつくってみましょう!

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材料:
ミルクチョコレート120g、グラニュー糖30g、塩小さじ4分の1、水大さじ1、福豆100g、バター5g、ココアパウダー適宜
作り方:
小鍋にグラニュー糖と塩、水をいれて火にかける。沸騰したらグラニュー糖を溶かし、そのまま少し煮詰める。
福豆を加えて弱火にし、木べらをつかって混ぜ続ける。
結晶化して白くなってきてもそのまま混ぜ続けて、キャラメル色になってきたら火を止めてバターを加え溶かす。
キャラメリゼした福豆をオーブンシートにくっつかないように並べて冷ます。

その間に刻んだチョコレートを少しずつボウルに入れながら、50度くらいのゆせんにかけて溶かす。
※チョコレートの温度は45度まで! 温度があがってきたらボウルを湯せんから外すこと。
冷めた福豆をボウルに入れてチョコレートを大さじ2ずつ加えて絡ませる。
チョコレートを重ねて絡ませるのを繰り返したら、オーブンシートになるべくひとつずつ並べて広げる。
完全にかたまりきらないうちにココアパウダーをふって、福豆ごとざるに入れて余計な粉をおとす。
常温で完全にかためたら出来上がり!

キャラメリゼした福豆が香ばしく、とっても楽しいチョコレートです。

大豆は月の食べ物、そしてチョコレートは火星の食べ物とされています。

母性や女性性を表す月、そして身体にも良い大豆を、燃え上がる愛の力でコーティング

このチョコレートを食べた二人は、魔法の力で守られ、きっと幸運を受け取ることでしょう。

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WRITTEN BY 月村 きの

月村 きの
占星料理研究家 &竈の魔女 月村 きの 占星術・タロットは幼い頃より身近な存在で、独学で...