学生生活が終わり、初めて社会に出た新卒生がしばらく働くと、失敗して落ち込んだり、自分のダメなところが見えてきたりします。
そうしてマイナスの気持ちが膨らんでいく結果、行き着く先は仕事が合っていないかもしれない、やりたい仕事をしたいという気持ちへの変化です。
しかし、たった数回の失敗で精神が崩れてしまうようでは、どこにいっても同じ結果になるかもしれません。
今回は新卒生が社会に出たときの、気持ちの持ち方について紹介していきます。





・ありのままの自分を受け入れる気持ちを持つことが幸福につながる


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幸福を説いた哲学者、ウィリアム・ジェームスは「自分次第で人生は変えられる」と説いています。
また、自分を受け入れることがその第一歩であると解説しています。これは、自己受容の気持ちが、精神学的にも重要と言われています。
良いところはもちろん、悪いところも含めて、受け入れる精神が大切なのです。
何度か失敗し、仕事が上手くいかないからといって心が折れていると、いつになっても前に進んで行く事が出来ません。
どれだけ辛い経験をしたとしても、そのトラウマをいつまでも引きずっているのではなくて、その経験から目的や改善点を見つけ、前を向くのが大事です。
社会人になりたての人に限らず、「あの時どうしれいれば」と、過去を嘆く事は珍しくありません。
過去の経験の良し悪しを考えるのではなくて、過去の経験を今後の自分になってプラスになるよう、考え行動していく事がとてみ大切です。

・自分を知って頑張れる気持ちを作る


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自分の弱点は自分にとって、そして周囲にとってもかなり目につくとこです。
弱点ばかりに目を向けて考えていると、いずれ強みまで消え去ってしまうかもしれません。
自分の良いところを活かしきるには、弱いところも含めて自分を知る事が大切です。

自分の強みは周囲から褒められた事など、様々な場面から気づけます。
弱点は人から指摘されたり、自分で考えたりすると分かるはずです。
それらのような自分の良いところと悪いところを含めて知っていく事が、これからどう頑張れば良いのか分かるきっかけになります。
つまりは一度、どこかで落ち着いて自己分析をするという事です。

ありのままの自分を受け入れるのであれば、自分の欠点は隠したり、無視したりするのではなく、どう変えていくかという気持ちに変えるべきです。
自分の欠点は糧になります。
人は欠点を持つ一方で、目標を持っているもので、大切なのはどのようにして、自分を良くしていこうという意識を作れるかです。
ご自身の欠点が見えているのであれば、仕事で失敗したとしても、これからは失敗しない、そして成功していく自分を作っていける事でしょう。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...