今回のテーマは「冬の星座」

冬は空気が澄んで1年で一番星が綺麗に見えると言われていますね。

様々な星座がありますが、占星術の黄道12星座にちなんで牡牛座と双子座をご紹介。
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「小犬座」の上に明るく輝く2つの星がポルックスとカストルという双子の星。

この星の神話にはゼウスの血を引いた不死身のポルックスと人間と同じく有限の命を持ったカストルという2人の絆を描く切ない物語が残されています。

様々な冒険をしたとされる英雄ポルックスとカストルは航海の星としても信仰されており、「セントエルモの火」という船の電気現象の元ネタにもなっています。

嵐のあとなどに起こるとされる「セントエルモの火」という現象は船を守護する神が舞い降りたとされ喜ばれていたそうです。

牡牛座で有名なのは、日本では「すばる」と呼ばれているプレアデス星団と赤く輝くアルデバランという1等星。

アルデバランは別名「あとに続くもの」と言われています。

これはプレアデス星団のあとに続くものという意味なのですが、プレアデス星団は北米インディアン達の農作業などにも重要な暦の指標にもなっていたとされており、「農業・豊穣の星」としても大切な星でした。

そう考えると「あとに続くもの」という言葉は歴史を重ねてきた人間の生き方にも基づいているのではないかと思います。

占星術と冬の星座

西洋占星術では牡牛座は金星が守護する星座とされており、意味としては「美や愛」の他に「豊穣」の意味もあります。

「すばる(昴)」という字面を見ると宿曜占星術を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。「昴宿」という宿も「美や芸術」を示しているのです。
そして、前述した双子座は水星の守護とされています。

水星は「コミュニケーション」や「知性・思考」を司るとされていますが、その他に「守護」の役目も担っています。

水星における人と人の絆(双子座)を金星の愛の力で包む(牡牛座)。

今回はそんな意味のあたたかいお料理をご紹介します。

占星術×料理の素敵なマリアージュ~心と身体を整える占星料理研究家のレシピ~
『人間関係をまーるく優しく♪ 水星魔法のミネストローネ』をつくってみましょう!

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材料:
セロリ1本、ミックスビーンズ50g、さつまいも中サイズ半分、玉ねぎ半分、にんじん半分、お好みでハムやベーコン50g程度、
ニンニク1片、トマト缶1個、塩コショウ少々、オリーブオイル大さじ1、ローリエ1枚、
固形ブイヨン1個、生のパセリあれば1本分、その他オレガノなどのドライハーブお好みで適宜

作り方:
ニンニク以外の野菜を1cm角に切る。ニンニクはみじん切り。
ベーコンは小さめの短冊切りに。
フライパンにオリーブオイルを入れて、みじん切りにしたニンニクを加えてから火をつけて香りを出す。
ベーコンを炒めてから、角切りにしておいた野菜を投入してしっかり炒める。
そこにトマト缶と水を投入し、ブイヨン少々・ローリエを加えてコトコト煮込む。(20~30分程度)
野菜が柔らかくなってきたらミックスビーンズとさつまいもを加えて更20分程煮込む。
塩コショウ、オレガノなどのドライハーブで味を整える。
器によそって、たっぷりの刻みパセリを載せたら出来上がり!

あたたかいスープと一緒に、金星が守護する全粒粉やライ麦パンと召し上がるのもいいですね。

セロリに豆類、それからパセリやオレガノも水星の守護する力や安らぎを意味する食材。

それを金星のトマトで包んで愛のスープの出来上がり。

人間関係に疲れていたり、トゲトゲしている心もポカポカに温まりますよ。

作るときには少しずつそんな思いを溶かしだしていってくださいね。

お料理は心を落ち着ける大切な作業でもあるのですから。



WRITTEN BY 月村 きの

月村 きの
占星料理研究家 &竈の魔女 月村 きの 占星術・タロットは幼い頃より身近な存在で、独学で...