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西洋占星術〜12星座研究 その12
「魚座徹底研究」
魚座のスタートは「雨水」です。そこから「啓蟄」を経て牡羊座のスタート「春分」までの期間が魚座のシーズンです。魚座徹底研究、始まります。
ホロスコープは個人によって様々、人によっては魚座に惑星が複数入っている場合や、全く入ってないという場合もあり得ます。星座や惑星の影響は無意識の「元型」として存在し、様々な現れ方をするものです。あなたの内にある魚座に興味の目を向けてみましょう。
※以下、星座名がひらがなになっているものは実際の空の星座(コンステレーション)、漢字になっているものは占星術上の星座(サイン)です。
出典: Pixabay
うお座(空の星座)の神話・伝説
二匹の魚がリボンで結ばれているシンボルです。この魚はアフロディーテ(ヴィーナス)とエロース(キューピッド)で、二人は親子です。
このエピソードはやぎ座の神話で紹介した逸話とつながりがあります。
オリンポスの神々がナイル川のほとりで宴会を開いていると、怪物テュポーンが乱入してきました。怪物から逃げようと神々はとっさに姿を変えて天上へ帰ります。
アフロディーテとエロースは魚に変身し、お互い離れ離れにならないようリボンで結んでナイル川へ逃げたとのことです。
別な説話では人魚とツバメという説、魚を結ぶリボンはチグリス川とユーフラテス川であるという説、イシスとオシリスであるという説、フォーマルハウトを一等星に持つ「みなみのうお座」の子供であるという説もあります。
α星のアル・リシャを含めほとんどが4等星以下という目立たない星座ですが、古代からこの星座は重要視されていました。愛と美を象徴するアフロディーテとエロースは、すべての人に大切な存在だったのですね。
現在の春分点の位置
西洋占星術では牡羊座の起点と決められている「春分点」ですが、歳差運動という地軸の運動により通常の12星座の順番とは逆方向にゆっくりゆっくり移動していく事が知られています。そのため「空の星座〜コンステレーション」と「占星術の星座〜サイン」にはズレが生じています。インド占星術と西洋占星術のズレも同じ理由です。
空の星座上では春分点は2000年ほど前からうお座のエリアに位置しており、キリスト教のシンボルの魚とも繋がっていると言われています。また春分点は現在うお座とみずがめ座の境目に近づいているため、今後「みずがめ座の時代に入る」とも騒がれてきました。といっても正確にいつからその時代が始まるかという区切りは諸説あり。既にみずがめ座に入っているとも、あと100年以上かかるという説もありますが、現在が移行期間である事は確かなようです。
二区分ー女性星座
三区分ー柔軟宮
四区分ー水の星座
守護星ー海王星(古典では木星)
身体部位ー足先、足の裏、オーラ
魚座は牡羊座から数えて12番目、つまり最後の場所にある星座。自我を持って生まれた後、様々な経験をして最後にたどり着くのがこのサインです。
すべての星座の総まとめとして、現世や肉体を超えようとする、すべてを包み込む、溶ける、混ざる、広がる…といった性質があります。女性星座、水の星座、柔軟のクオリティーという区分からして、情感豊か、共感力が高く、優しい、やわらかい……といった雰囲気が伝わってきますね。
しかし、ただ女性的でただ優しいというイメージでは語れないのが魚座。それ以外の11星座の要素をすべて混ぜ込んでいるとすれば、出てくる言葉は「ゆるし、慈悲、慈愛」以外にも「海千山千」「なんでもあり」ともいえるため、辛さや厳しさ、残酷さをも受け入れたり一体化していく多面性や奥深さを持っているのです。
牡羊座からスタートした「自我」を成長させるとともに手放していくプロセスとしての最終段階の魚座は、一般大衆や周囲の感情に敏感な性質を持つため、時代や社会の状況に飲まれたり巻き込まれやすい面を持ちます。信じたものに身を委ねていくため、報道や政治家や会社の意向に飲まれてしまう場合もありますが、無形のものに身も心も委ねることができれば、神仏や無私の愛・奉仕といった神聖な方向に突き進むでしょう。
現代の守護星は19世紀に発見された海王星。霧やもやのような無形のものを象徴し、無意識、イメージ、夢、アルコール、溶媒、心霊などを表します。
古典での守護星は木星。こちらも社会的な要素とともに宗教性や高度な学問を世に広めようとする性質を示します。
並外れた奉仕精神がありますが、この奉仕は人間のためというよりは神仏や高次の存在を意識しています。神への奉仕のために地上的な活動が必要なら何でもするでしょう。逆に高次の存在とのつながりを感じられないと、生きている意味に疑問を感じたり、何もしたくない心境になるかもしれません。芸術や音楽、癒しやヒーリングによって法悦を感じるか、アルコール等によって酩酊しているか、または両方が必要な方だといえるでしょう。
物理的・物質的・現実的なものには拒否反応が出るかもしれませんが、そこに深い霊的な意味を見出せばどんな事でも滅私奉公できるようです。
福祉や医療、保育、宗教や精神性に関係する仕事や役割、芸術、夢を売る仕事、心や癒し、サービスなど無形のもの、お酒や香水、酵素や酵母といった醸造品を扱うものなどに適性があります。
出典: Pixabay
個人天体が魚座にある場合の特徴
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太陽が魚座の人の性格
深い共感力、思いやりを持ち、魂や霊性が発揮できる場を求めています。純粋さを求めると同時に、清濁あわせ呑む事もできるふところの深い人。無形のものへの信心が欠かせません。
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月が魚座の人の性格
強い感受性と浸透力を持ち、どんな相手や状況にも染まりやすく、心情的に一体化しやすいようです。聖母のような優しさを持ちますが、傷つく体験から一転して冷酷になる場合もあります。
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水星が魚座の人の性格
思考や知性が感性と連動しているため、ふわふわした言葉、イメージ先行の表現が多くなります。論理的な言葉より気分や感覚や美意識を表現する事が得意です。
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金星が魚座の人の性格
愛と美のために生きるといって過言ではない人。無私の愛と美意識に身も心も溶けていく事が至上の喜びでしょう。音楽や絵画などの芸術で心が満たされ癒されます。
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火星が魚座の人の性格
自分の信じるもののために行動する人。愛を獲得するため、または守るために一心不乱になりますが、期待通りにいかないと攻撃性が出る場合もあります。無形の美を身体表現するダンス、舞踊、ヨガ、武術などが向いている人も。
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魚座に惑星が入っていない人
目に見えないものや無形のものを認められなかったり信じられなかったりします。他者との間に壁があり、相手を受け入れるとしても条件があったり好き嫌いがあるのが普通です。しかし時間の経過や経験の深化に伴い、様々な立場の人への同情や共感を必要とする場面に出会うでしょう。そこで目に見えないものを受け入れていく事が、魂の深みに触れて次の次元に移行するためのステップとなるのです。
魚座のひとりごと
私はつねに気づいていた、私のなかに海がある事を。その海は広く、深く、多くの生き物を宿すところ。そこは美しく、優しく、すべてを包み込む。すべてを与えると同時に、溶かし、奪うこともある。痛みや辛いことも含めて、それが生きるということ、それが在るということ。すべての命はそこから生まれてきて、いつか必ずそこに還る。すべての人がその海を持っている、忘れている人、気づいていない人もいるけれど、みんなみんな海の子供達で、みんなみんなが内側に海を持つ母でもある。私はあなた、あなたは私。わたしはすべて、すべてはわたし。ああ、時がみえる……。
西洋占星術師:ホシハルカ
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