合コンや婚活で気になる人と連絡先を交換した。

まったく脈ナシというわけでもなさそうだけど、なぜかデートに誘ってくれない。
自分から誘う勇気もなくて……。

最近の男性はオクテな人が多く、「○○に行ってみたいな」と言ってみても、それが「誘ってサイン」だと気づいてもらえない……なんてこともあります。

だけど、自分から誘うのは勇気がいりますよね。

そこで今回は、真面目でオクテな人をデートに誘いたいときの必殺テクをお伝えします!

・理由があればOKしてもらいやすい!? 「カチッサー効果」を使って誘おう

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出典:無料画像素材 写真AC

心理学者のランガーは、こんな実験をしました。

コピー機の順番を待っている行列の先頭に行き、「先にコピーをとらせてもらえませんか?」とお願いをするというものです。

このときに、3つの頼み方をして、OKしてもらえた結果がこちらです。

列の先頭の人に対して、こんなお願いをしました。

A「先にコピーをとらせてもらえませんか?」 OK率 60%
B「急いでいるので、先にコピーをとらせてもらえませんか?」 OK率 94%
C「コピーをとらなければならないので、先にコピーをとらせてもらえませんか?」 OK率 93%

用件だけを伝えたAの場合は、OK率はやや低めです。

それに対して、Bは相手を納得させる理由+用件を伝えているため、OK率は最も高い94%となりました。

一方、Cが伝えているのは、「コピーをとらなければならないからコピーをとる」という、よく考えれば当たり前の理由です。それにもかかわらず、Bとほとんど変わらない結果となりました。

この結果から、「○○なので△△させてください」や「○○なので△△してもらえませんか?」という頼み方は、相手にすんなりOKを出させる効果があるとわかりました。

これを、「カチッサー効果」といいます。



・カチッサー効果をデートのお誘いに応用してみよう

このカチッサー効果をデートの誘いに応用すると……。

A「食事に行きませんか?」
B「おすすめのお店があるので、食事に行きませんか?」
C「食事に行きたいので、食事に行きませんか?」

と、なります。

気になる人を誘う本当の理由は、「会いたい」ですよね?
ですから、本来なら、「会いたいから、会いませんか?」でもいいですが、それではダイレクトすぎて、相手がびっくりしてしまうかもしれません。

Aのようにストレートに誘うのも悪くないですが、OK率を上げるためにはBがおすすめです。

よく考えると、その人を誘う理由にはなっていないものの、「おすすめのお店があるなら行こうかな」という気分になりますよね。

Cでもいいですが、Bのほうが無難なので、もっともらしい理由をつけるのがおすすめです。

・夏のデートに誘う「理由例」は、こんなにある!

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出典:無料画像素材 写真AC

夏のデート、こんな風に誘ってみるのはいかがでしょうか?

「夏はビールが飲みたいから、ビアガーデンに行きませんか?」
「お化け屋敷にひとりで入るのは怖いから、一緒に行ってもらえませんか?」
「○○の花火大会に行ったことがないから、一緒に行きませんか?」
「今の時期じゃないとホタルは見られないから、一緒に行きませんか?」

うーん、思わずOKをしちゃいそうですよね。

なかなか誘ってくれない人には、「今度、食事に行きましょう」と言うよりも、カチッサー効果を応用した誘い方を試してみてくださいね。



WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...