夏までには恋人が欲しい!

そのためには、今すぐに出会いたい。

今、「いいな」と思っている人と距離を縮めたい。

そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか?

だけど、焦っちゃダメ!

ジメジメした日が多い梅雨は、恋愛が始まりにくい時期だからです。

今回は、梅雨が恋愛に向かない心理的な理由と、この時期に合ったデートの場所選びについてお伝えします。

・「恋愛」と「湿度」の意外な関係とは?

e1e070ab28759816d63e68667f0cdd0b_s
出典:無料画像素材写真AC

夏はカラッと晴れた日が多く、夕立ちの後はひんやりとした空気が心地良いですよね。

そんな気温や湿度が、人間の感情に関係しているんです。

心理学者のグリフィットが行った、こんな実験があります。

室温38度、湿度60%の蒸し暑い部屋と、室温23度、湿度30%の快適に過ごせる部屋で実験は行われました。

それぞれの部屋には複数の人がいて、その部屋に1人の人が入っていきます。

あとでその人の印象をたずねたとき、蒸し暑い部屋にいた人たちはその人を低く評価し、快適な部屋にいた人たちはその人を高く評価しました。

この実験からわかるのは、相手に対する印象は「環境」によって変わるということです。

グリフィットはこれを、「フィーリンググッド効果」と名づけました。



・梅雨に恋を始めるなら、湿度が高いところは避ける

梅雨の時期に雨が降ったり、湿度が高くて蒸し暑いのは仕方がないことです。

だけど、気になる人には好印象を与えたいですよね?

この時期のデートは、映画や買い物、ドライブなどの空調が快適な場所を選ぶのがポイントです。

あじさいを見に行ったり、雨の中を散歩するのも風情があっていいですが・・・・・・
湿度の高さが不快に感じてしまい、ちょっとしたことでイライラしてしまうかもしれません。

食事に行くときも、できるだけ駅から近い場所や、ショッピングビルの中のお店を選ぶのがおすすめです。

・フィーリンググッド効果を使ってモテよう

708e33ad085d404f1d2cc0f443fe83d8_s
出典:無料画像素材写真AC

湿度や室温以外にも、香りや色、音楽、照明などもフィーリンググッド効果に関係しています。

快適だと感じる環境をつくることが、ふたりの関係に大きく影響するといってもいいでしょう。

心理学者のバロンによる実験では、良い香りのする部屋で仕事を依頼したときと、香りがしない部屋で依頼した場合では、良い香りがする部屋で依頼した方が引き受けてくれるという結果になりました。

ですから、次のデートの約束をしたいときは、良い香りがする空間を選んだり、相手が好みそうな香水をつけるのもいいでしょう。

また、メールや電話でデートに誘うときは、相手がどのような環境にいるのかわかりませんよね?
そんなときは、いきなりデートに誘うよりも、「今、何してるの?」というように環境を確認してから切り出した方がよさそうです。

ジメジメした湿度が高い日は、理由がなくても不快に感じてしまうもの。デートのお誘いは、蒸し暑い日を避けた方がいいかもしれませんね。



WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...