合コンのときだけサラダを取り分ける”あざとい女”。
「気がきく、いい子だねー」なんて、男性は本当の姿に気づかないものなの?
あざとい女にはなりたくないけど、モテるためには演じることも必要なのかな?
合コンの後は、こんな葛藤を感じている人も多いのではないでしょうか?
今回は、あざとい女性の秘密を心理学で徹底解剖します!
・あざとい女性が男性にウケる理由とは……?
photo出典:ぱくたそ
合コンでサラダを取り分けたり、お酒が弱いフリをしたり、普段は毒舌なのに男性の前ではぶりっ子したり。
同性から見ると、「あざとい」と思う言動やファッションも、男性は「かわいい」と感じることがあります。
その理由は、「女性らしい」からです。
あざとい人は、「女性とはこうあるべき」という姿を演じているんです。
「男性は頼れる存在で、女性はか弱いものである」というような一般的なイメージのことを、「性役割ステレオタイプ」といいます。
性役割ステレオタイプを演じることで、男性はその人を「女らしい」と認識したり、自分を男らしくいさせてくれる存在だと感じることもあります。
・あざとい女は変幻自在! 魅力的な男性の好きなタイプに合わせられる
photo出典:ぱくたそ
性役割ステレオタイプを調査した、こんな実験があります。
ある女性に、「知的能力テストを受けた後に男性に会ってください」と伝えました。
女性がテストを受ける前に、男性のプロフィールと好きな女性のタイプを見せておき、テストの結果を男性に発表することも知らせておきました。
テスト後に会う男性は4タイプで、魅力が高いグループと低いグループにわかれます。さらに、好きな女性のタイプを「家庭的な人」と「野心的な人」と答える人を準備しました。
すると、魅力が低い2人、魅力が高くて「野心的な人がタイプ」と答えた人と会うときはテストの結果は高得点でした。
それに対して、魅力が高くて「家庭的な人がタイプ」と答えた人に会うときは、得点が低かったのです。
これは、「頭がいい=知的、男性的」となり、「家庭的ではないと思われるのではないか」と感じた女性が、わざと良い成績をとらなかったということです。
つまり、好きな人が持つ性役割ステレオタイプに合わせて、自分を変えるのがあざとい女性のモテテクニックなんです。
・「本当の自分」を見せるには、タイミングが大事!
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ですから、真のあざとい女性は、いつもサラダを取り分けるわけではありません。
気になる人が、「気遣いができる人が好き」と言えば取り分けますが、「サバサバしている人が好き」と言えば、ぶりっ子はしないでハキハキと話すというように、相手の好みに合わせて自分を変えるでしょう。
だけど、それは本当の自分ではないから、疲れてしまいますよね。
本当の自分を見せたいときは、出会ってしばらくして、相手が自分に好感を持っていると確信が持てたときにカミングアウトしましょう。
「実は、○○くんに好かれたくて、気遣いができる女性になろうとしていたんだよね。
本当はおおざっぱな性格だから、気づいたことがあったら言ってね。
だけど、世話好きなところもあるから、女子会でもサラダを取り分けたりするよ!」
というように、演じていたことを告白しながら、相手の好きなタイプとの共通点をアピールします。
出会ってすぐに演じていたことがバレると不信感を持たれてしまいますが、ある程度まで関係が深まってからであれば、「そんなに、思ってくれていたなんて!」と感激してもらえそうです。
そんなところもあざといですが……すべては好きな人をゲットするため。
あざとい女性を攻撃するのではなく、モテテクニックをマネしちゃいましょう。