好きな人に嫌われたくなくて、言いたいことが言えない……。
そんな経験は、ありませんか?
たしかに、余計なことを言わなければ嫌われずに済みますし、付き合いやすい人だと感じてもらえそうですよね。
だけど、ちょっと待って!
相手に非があるのに許してしまうと、だんだん恋愛がつらくなってしまいますよ・・・・・・。
今回は、恋愛で我慢ばかりしている人や、「いい子」になってしまう人が、もっと良い関係を築くための恋愛心理学をお伝えします。
photo出典:AC無料画像
・彼の都合で会えないとき、あなたならどうする?
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デートの約束をしていたけれど、相手の都合で会えなくなってしまった。
そんなとき、あなたならどうしますか?
「わかった」と言って受け入れる人、「会いたかったのに」と不満を言う人、「埋め合わせをしてくれるならいいよ」と答える人など、さまざまな反応があると思います。
このうち、どの行動をとれば「正解」というわけではありません。
むしろ、「正解」を探してしまう人こそ、危険なのです!
寛容な態度が引き起こす「悲劇」
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相手の都合でデートがキャンセルになる場合、相手に非がありますよね?
それを責めずに受け入れるのは、寛容な態度だといえます。
ある出来事が起こったときに、その原因や責任が相手にあると考えないことを、心理学では「寛大な帰属」と呼んでいます。
この場合では、恋人がデートをキャンセルしたのは仕方がないことで、恋人が悪いわけではないと考えます。
仕事でトラブルが起こってしまったなど、まったく恋人が悪いわけではない場合もあるでしょう。
だけど、あなたにも非はありませんよね?
ここで重要なのは、「相手に非がなく、むしろ、自分が悪いと考えていないか?」ということです。
・不満があるときは、ハッキリと伝える
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相手の仕事が忙しくて会えなくなった場合、責任は相手にあるはずです。
ところが、「忙しい時期に会おうとした自分が悪い」とあなた自身が考えると、責任はあなたにあるということになってしまいます。
すると、相手は自分に非があると考えなくなり、同じようなことが起こっても申し訳ないと思わなくなったり、埋め合わせをしなくなる可能性があります。
他にも、恋人に仕事のイライラをぶつけられても、「この人が悪いわけじゃない」とか「イライラさせた自分が悪い」と思ってしまうなど、さまざまな場面で「寛大な帰属」が働くことがあります。
こういったことが続くと、恋人の態度が大きくなり、あなたは我慢ばかりしなければならない関係になってしまいます。
そうならないためにも、「会えないのは仕方ないけど、寂しいな・・・・・・」とか、「会えない分の埋め合わせをしてね」というように、自分の気持ちをハッキリと伝えることが大事です。
相手を必要以上に責めるとケンカになるので、サラッと伝えるのがポイントです。
「自分が悪い」と思って波風を立たせないようにするのではなく、ふたりの問題として取り組むことが肝心です。
ついつい我慢してしまう・・・・・・という人にとっては、勇気がいることかもしれません。
ですが、自分自身が幸せで満足できる関係を築くために、気持ちを伝えてみてくださいね。
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